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◆ 広報おきなわ(bR66)
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 過去の元気を取り戻すのに今、商店街は総力を挙げて頑張るとき |
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テイリ中小企業診断士事務所所長、沖縄県商工会連合会エキスパート及び商工調停士、沖縄市TMO会長、その他多数 ドリームショップ受賞式であいさつをする大城定理さん(65) | | | ”誠心誠意”を座右の銘にしている、沖縄市タウンマネージメント協議会(TMO)の大城定理会長。その理由を大城会長は「この世に生を受け多くの良き仕事と多くの良き人間関係を最も大切にし、何事にも誠心誠意をもって尽くし、社会貢献できることが、この世で最も幸せだからですと話す。TMO会長の目に、ドリームショップ事業はどのように写るのだろうか。
沖縄市の印象について
”国際色豊かな沖縄市”これが私の感じる本土復帰前からの沖縄市の印象である。個性的な街であり、復帰後もそう思いつづけて全国に唯一のカタカナの市(旧コザ市)として親しまれ、異国情緒の街としての強い印象をもっている。その頃は街も活性化し、個性豊かな店も多く、元気があった。
市商店街の現状と課題について
現在、沖縄市の商店街には空き店舗が増え、街が衰退か停滞の状況を推移し、過去の元気を取り戻すのに、いま商店街は総力を挙げて頑張っているが、打つ鐘はなかなか思うようには鳴り響いてはくれない状況にある。沖縄市の小売業の現状を、商店数の推移とその増減において同期の沖縄県全体と比較してみると、沖縄市の小売業の商店数減少率は、県平均を上回る減少率を示している。それ故に、街では空き店舗が増加し、活性化もなかなか進展し得ない状況が続いている。商店街の経営者は意識の改革を図り、商店街と行政及び地域の消費者も巻き込み四位一体で積極的且つ組織的に取り組むことが極めて重要である。
中心市街地活性計画推進上の課題と今後の方向性
TMOに対する地元商店街の認識は低く、TMO事業は全額補助金で賄われるものと期待している向きもある。また、事業の実施にあたっては商工会議所が行うものだと誤解している商店街も多い。現状、TMOは財源はなく、人材も不足しているという課題を抱えながら、商店街の甘い認識では新しいまちづくりを行うことはできない状況にある。その為、TMOとしては商店街に対し、常にまちづくりについて地域の協力を得て、地元商店街が率先垂範し、行うべきであると認識すべきである。
中心市街地の課題と今後の取り組み
中心市街地のテーマとして”コザ文化のコミュニケーションのまちづくり”がある。また、沖縄市TMO事業の基本的な考え方は、ハード面については市が行い、ソフト事業についてはTMOが行うことになっている。
ドリームショップ事業の課題
課題を次に挙げる (1)異国情緒の地域特性を活かす (2)必要な業種構成、商店街全体の連携強化 (3)差別化された沖縄市独特の雰囲気等、顧客や観光客への訴求力の充実 (4)地元客が必要とする商店街への取り組み、その対応も成功するまで諦めないという強い元気な姿勢 (5)新たに出店する店舗、チャレンジショップへの計画的な支援体制
など、多くの課題への計画的な取り組みが極めて重要である。ヤル気と熱意ある若手企業家の支援・育成こそが、商店街にも元気を取り戻す原動力ともなり、活性化の道が開けるのである。
行政へ一言
市民ニーズが多様化し、価値観や生活のあり方も変化し、経済環境も大きく変化した。その為、民間企業も大きな変革期を迎え、どう生き残るかという厳しい時代に行政だけが旧態依然の状況だとしたならば、民間・市民とのミスマッチが生じる可能性は充分にある。行政が市民と一体となり、行政本来の目的を実現し、望ましい沖縄市を構築するためには、行政自ら運営組織の活性化を図り、真の信頼関係を築くことが強く求められる。 | |
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まちの活性化ってどこから始める 沖縄市を好きになることから始まります まちに元気をとりもどそう、市民みんなの情熱と協力が力になります |
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沖縄市の商店街は戦後、第二ゲート付近にぽつりぽつりと店が集まり、やがて胡屋十字路方面へと広がっていった。どんどん店は増え、現在の商店街という形を成してきた。それから、一番街、センター商店街、サンシティ、空港通り、諸見里などに商店が並んだ。また、コザではコザ十字路市場組合を一九五一年に結成、やがて本町通りもでき、七六年に合併。銀天街商店街と名称を変えた。それから数十年がたち、時代とともに商店街の形も変わっていった。
目立つシャッター。増えていく空き店舗。郊外型大型店舗の進出で厳しい状況が続いている商店街。「活性化」「相乗効果」「再生」とさまざまな言葉が飛びかう中、沖縄市のまちづくりは今、正念場をむかえているといっても過言ではないだろう。
近隣市町村への大型店舗の進出や長引く不況で衰退を余儀なくされている商店街。
「胡屋地区の商業はいま重大な転換期を迎えている」口にはださないが誰もが感じていることかも知れない。
関係者は云う「年々、客が減っているのが実態。なんとかしなければの思いはどの商店街も一緒だと思いますよ」実感だろう。
中央パークアベニューも生き残りに懸命だ。「空き店舗対策の強化」を合言葉に再生をはかる。若者の活力を引き込もうと「活性化大作戦」を銘打ち多彩なイベントを繰り広げてきたが、どれも単発に終わってしまった。それから企画されたのが、アベニュー空き店舗で店を構えるU・Iターン志願者を全国から応募する「ドリームショップ事業」だ。「沖縄で暮らして商売をしませんか」と全国に呼びかけるユニークな事業は全国放送のテレビでも取り上げられた。
そして、平成十二年度にドリームショップ1号店がオープン。続いて翌年2号店が、今年九月に9号店がオープンした。
夢を未来を信じ仕掛人達が動き出した。まちに元気を取り戻すためにいろいろな策をたてる商店街。もちろん数人で出来るわけがない。人の輪が大切である。仕掛人達は口々に云う「みんなの協力が大切。みんなで支え合うことなんです」そこに住む人々、それを応援する人々の情熱がなければまちは変わらない。まちをこわしてはいけない。一番大切なことは「住んでいる沖縄市を自分が好きになること」そこからしかすべては始まらない。 | |
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