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◆ 広報おきなわ11月号(No.389)
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今月の人 |
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平成二年に結成された組織、沖縄市技能講師連盟。今年で十六年目を迎える。同組織は会員の交流や親睦を通し資質の向上を図り郷土文化の発展と社会福祉増進のため幅広く活動していくことを目的としている。今月は今年、同連盟の会長に就任した仲宗根さんに登場してもらい組織の活動状況や会長としての思い、意気込みなどを聞いてみた。
市内の師匠クラスの方々が集う同連盟は現在十八人の会員で運営している。
仲宗根さんは現在、華道家元池坊・沖縄ゆうな会支所教授で、市文化協会華道部部長、市女性団体連絡協議会副会長、島マス記念塾後援会副会長を務めるなど、多忙な方である。「会長職が私に務まるか不安ですが、今はとにかく会員の方々の意見を聞きながら、精一杯頑張るだけです。余裕なんて全然ないです」と目を細めたが、笑顔を絶やさないその表情には、奥に秘めた闘志もうかがわれる。
仲宗根さんが生け花にたずさわったのは、今から三十五年程前で城間学園の城間栄子先生に師事した。それから現在は十人の教授で「ゆうな会」を立ち上げ活動している。これまで、講師連盟の副会長を務めていた仲宗根さんだが、今年からは会長職と同時に市文化協会華道部の部長職もこなす。展示会、研修会、文化交流と事業も目白押しにやって来る。先月は基地内での文化交流を終えたばかり、だが、すでに連盟の総合展示発表会が目の前。仲宗根さんは「各分野の先生方がしっかりしており、私はついていく格好です」と笑顔で話し「先輩方の教えを習い着実に仕事を成し遂げたい」と続けた。華道部部長としての思いも聞いてみた「花は人との和をつくり、喜びを与えてくれます。そんなふうに同部会も、協力し合い和を大切にやっていきたいです。また、部会の発展のために若い世代につなげる努力もしないといけないですね」と結んだ。
花にふれて三十五年の月日が過ぎたと言う仲宗根さん自身のモットーを「いつでも心に美しい草木を描き、常に楽しく心豊かにすること。いかなる技術も継続が大切です」と日々を振り返った。
ボランティアとして民生委員を十八年やってきた仲宗根さん「一言では言えない多くの勉強をしてきました」と話し、はにかんだが、その人柄、その人望はあつい。新会長は常に人と人の和を大切に、地道にしっかり、着実に邁進していく。 |
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戦後文化シアター 今月のヒストリート |
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提供された 沖縄戦降伏文書 | | 今月はヒストリートの出入口に位置する沖縄戦降伏調印式のコーナーを紹介します。
一九四五年夏、日本は降伏等を定めたポツダム宣言を受諾し、九月二日に東京湾に浮かぶ米戦艦ミズーリ号上で降伏文書に調印しました。これを受け、海外に駐屯する日本軍は次々と降伏調印に臨み、沖縄(南西諸島)方面では同月七日に旧越来村森根(現嘉手納基地内)で降伏調印式が行われました。戦車や武装兵が待機し、大勢の米兵が見守る中、琉球列島の沖縄守備軍の各司令官と沖縄を統治する米第10軍司令官が降伏文書に署名。名実ともに沖縄戦は終結し、住民は戦闘の脅威から解放され、戦後の地方行政がスタートします。
ところで、沖縄戦降伏調印文書は六通作成され、一通は米国立公文書館に保管されていますが、残りの所在は不明でした。しかし、原本の可能性のある文書が去る九月、南太平洋の仏領ニューカレドニアで発見されました。発見したジャーナリストのご厚意により、提供いただいた降伏文書(コピー)はその経緯を示した記事と共にヒストリート内に展示しています。 |
市史編集担当/TEL939-1212(内線2273) ヒストリート/TEL929-2922 | | |
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