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◆ 広報おきなわ7月号(No.397)
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今月の人市民が誇れるまち 住みよいまちを目指して 183 新屋 孝一 さん (66)
このほど市民憲章推進協議会の定期総会が行われ、新屋さんが新会長に就任した。 市民憲章推進協は現在、三十団体、約千三百人の賛助会員で構成されている。しかし、同協議会は市内すべての地域が事業現場である。 今月は、住みよいまちづくりの実践団体のけん引役として、その手腕に期待がかかる新会長の新屋さんに登場していただき、抱負などを聞いてみた。
市民憲章推進協議会の発足は昭和四十九年。発足とともに、市民の住みよいまち、誇れるまちの実践目標として「市民憲章」が制定された。 市民憲章文について新屋会長は「全文を一つ一つかみしめて、確かなものにしていきたい。みんなが時折、その文の持つ意義について考えてみるのもいいのでは」と話した。 新屋会長はこれまで中学校の教員、校長を歴任。市教育委員長など教育現場に携わってきた。また、中頭や市のPTA連合会副会長や全日本中学校男子バレーボール監督、日本バレーボール協会公認審判員などスポーツ部門でも活躍してきた。現在、市体育協会の顧問も務めている。 若い頃からスポーツで鍛えてきた体力、根性。公務で培ってきた信念や知恵等を今度は市民憲章の舞台に移す。 今後の取り組みとして「市民憲章が掲げている五つのまちづくりの目標を市民自らが実践し、どこにでも誇れるような、市民にやさしいまちづくり実現のために組織をさらに強化し、各運動に力を入れていきたい」と意気込みを話す。また、課題としては「各部会のあり方や会員増、市民の積極的な参加などについて取り組みたい」とつけ加えた。 親しみやすく気さくな口調で、明るく話す新屋会長。その人柄は誰からも好感が持てる「今、花壇作りをやっているんだが、植木やレンガなど、教え子たちが提供してくれるので助かるよ」と目を細めた。この人の人望の成すところである。 趣味はバレーボール、マラソン、絵画、三線、花卉園芸、木工工芸と幅広い。中でもバレーボールやマラソン歴は十数年以上と長い。「体を動かすことが好きなんだね、こう見えても若い頃は陸上競技もやっていたんだよ」と笑う。 モットーは「信念を貫く」。「中学生の頃から好きな言葉で、その言葉どおりに生きて来た気がするね。自分が本当にやりたいことは何なのか、常に自問自答しながら、選ぶべき道を自ら選び歩んで来た。でも、不思議に自分の信じた道は、ほとんど希望どおりに達成できたよ。不思議だね」と当時を振り返って微笑む。 屈託のない穏やかな表情で話す新会長の新屋さん。ときおり、眼光がきらりと光るが、内に秘めた闘志の現れなのだろうか。みんなが誇れるまちづくりを目指す、その信念は固い。
▼戦後文化シアター 今月のヒストリート 去る六月七日、ヒストリートの二軒隣りに新展示室「しーぶんかん」がオープン。あいにくの雨模様にも関わらず、多くの方々が来室されました。 「しーぶんかん」の名の由来は方言の「シーブン(おまけ)」と「分館」をかけ合わせた造語で、「See(観る)」の意味も含まれています。 オープンに際し、「世界の代用品・転用品〜真実を語る道具たち〜」を開催しています。これは神奈川県在住の村瀬春樹さんから寄託いただいたもので、世界各地での兵器の残骸や廃品を利用した生活用具を展示しています。創意工夫に満ちた数々の生活用具から、知恵を働かせて貧困や戦中戦後の混沌とした時代を生きぬこうとした人々のたくましさが垣間見えます。また、こうした発想が生活を支える力となったのでしょう。 これらの貴重な資料が見学できる「しーぶんかん」をヒストリートとともに、よろしくお願いします。 市史編集担当/TEL 939-1212(内線2273) ヒストリート・しーぶんかん/TEL 929-2922 | |
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