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◆ 広報おきなわ(bR63)9月号

豊中市、沖縄市
兄弟都市提携30周年

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第8回
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おかしかなし月下乃道化
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すてきな仲間達(5)
沖縄にも四季がある
自然にふれて気づきました

・沖縄市山野草の会・

目新しい種を求めてどんどん奥地へ
「道ばたなどに自生していて、普段見慣れている草花ですが、その中には食べられるものも多くあるんですよ」と早速草花について語り始めたのは今回紹介する「沖縄市山野草の会」の新屋直子会長。話しはさらに続き「沖縄には一般的にあまり知られていない草木も多く存在しているんですよ」と会活動の記録ビデオを再生した。草木の話題となると嬉しくてしょうがないようだ。

同会は平成元年に発足してからこれまで十六年もの間続いている人気のサークルだ。主な活動は二ヵ月毎に山原の森(東村や国頭村など)に出かけ、木々や草花、動物等の観察と普段から気になっている草木の種類を調査することなど。また、年に一度は採取した野草を天ぷらや和え物、ジューシーの具材にした料理の会食を楽しんでいる。  

緑に囲まれた空間、癒されそうだ
現在の会員数は発足時から変わらず、二十六名。活動する際の移動手段となるバスの定員数に合わせている。十六年前、中央公民館で開かれた山野草講座。同会発足のきっかけである。同講座修了後「このまま解散したのでは、知識を活かす場が狭くなり、もったいない」との思いから活動が始まった。当時を振り返り、新屋会長は「講座を受けて、”雑草”と呼ばれている草花がとても素晴らしく思えるようになりました。学んだ草花以外について、もっと知りたいと思った人たちで結成しました」と話した。

森に足を踏み入れ、草木を自分の目で観て、触れ、口に含むなど五感で活動を行っている同会。同会への思いについて新屋会長は「活動を通して、多くの方々と出会えたことがやはり一番嬉しいことです。また一方で、沖縄の四季を知ることができたことも喜びの一つです。いままで数えきれないほどの草花や木々などを観察してきましたが、これからも可能な限り新しい発見を通して感動していきたい」と嬉しそうな表情で語った。
むかしばなし

扇の寿命(センスの寿命)

桑江朝盛(明治四五年五月一七日生)上地
世の中にある、すべての物には寿命があるというお話をお届けします。

昔、扇子をもっている男が易者に、「あなたの持っている扇子は、いついつまでの寿命ですよ」と告げられました。その男は、「そんな扇子の寿命まで占うことができるとは信じられない。これはウソだ」と易者の言うことを納得しません。

ところが、その扇子の寿命を告げられたその日、男は信じてないまでも、言われたことが気になって仕方ありませんでした。男は早めに仕事から帰ってきて、他の人の手に触れないように扇子を天井から吊りさげ、寝そべって、寿命の尽きるその時をジーッと待ちました。

そこへ妻がやってきて、「今日はどうしたの。仕事もせずにその扇子ばかり眺めて。私たちにひもじい思いをさせるつもりですか」と怒って、すぐさまその扇子を取り、破り捨ててしまいました。まさに、その瞬間が易者が告げた時であったわけです。
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