テニスを通して礼儀作法を学ぶ
マナーキッズテニス教室開催
― マナーとルールは「人間力」の第一歩 ―
美原小学校の体育館で十二月十三日と十四日に「マナーキッズテニス教室」が開催され、同校の五年生と六年生三百三十人がテニスを通してあいさつや礼儀作法を学んだ。
児童達は初めに小笠原流礼法の鈴木万亀子総師範から正しい姿勢のお辞儀とマナーについて指導を受けた。続いて、認定NPO法人マナーキッズプロジェクトの田中日出男理事長や指導員からテニスの基礎を学び、「よろしくお願いします」「ありがとうございました」と繰り返しあいさつし、礼儀作法を身に付けた。同教室は全国各地で開かれており、最近では授業としても取り入れられるようになっている。受講後、姿勢が良くなった事で集中力が上がり、学力がアップした事例も報告されている。マナーキッズプロジェクトはテニスを通して、あいさつや礼儀作法の基本的マナー、スポーツマンシップを体得し、「体」「徳」「知」のバランスのとれた、世界に通用する人材育成を目指している。
▲テニスの基礎とあいさつを繰り返し練習する児童達
第21回かりゆし交流学童軟式野球大会
▲白熱した試合を展開した室川新星
九州各県の小学生を対象に、十二月二十四日から二十六日の三日間、沖縄市を主会場に四十八チーム総勢九百六十人余りの学童が一堂に集い「第二十一回かりゆし交流[第八回沖縄市長旗争奪]学童軟式野球大会」が開催された。福岡県や山口県など県外からも十八チームが参加し、沖縄市やうるま市のチームと熱い戦いを繰り広げた。
Aブロック初戦では、沖縄市の室川新星と福岡県の月隈スピードボーイズが対戦した。試合は初戦から延長戦にもつれこむ白熱した展開となり、観客席から見守る父母の応援も思わず熱の入ったものとなった。試合は八対六で室川新星が制した。
決勝戦は福岡県対決となり、神輿ヤンキースが五対四で高取少年野球クラブを破り初優勝を果たした。沖縄市勢では美東ドラゴンズがベスト4に入った。
津波時における一時避難施設として
▲協定書にサインしたオアシス泡瀬シーサイドビュー管理組合理事長遠藤智史さん(左から3人目)
本市では甚大な被害をもたらした東日本大震災を教訓に、東部地域の津波防災対策に取り組んでいる中、オアシス泡瀬シーサイドビュー管理組合が津波時の一時避難ビルとしての指定を受託したことを受け、一月十二日、沖縄市役所で津波時における一時避難施設としての使用に関する協定調印式が行われた。この協定のおかげで、沿岸近くの泡瀬幼稚園と泡瀬小学校の八百人余の生徒が津波時にオアシス泡瀬シーサイドビューへ避難することができる。オアシス泡瀬シーサイドビューは民間の協力施設市内第一号である。調印式では東門市長より、協力への感謝が述べられ、管理組合側からは、今後の課題や提案など貴重な意見が出された。