更新日:2025年8月8日
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令和5年の住宅火災による死者数は1,000人を超え、このうち7割以上が65歳以上の高齢者となっています。今後、さらなる高齢化の進展に伴い、住宅火災における高齢者の死者数の増加が懸念されます。
このため、住宅火災から高齢者を守るため、「老人の日・敬老の日に、火の用心の贈り物」をキャッチフレーズに、火災予防を注意喚起するとともに、住宅用火災警報器、感震ブレーカー、住宅用消火器、防炎品などの住宅用防災機器等を大切な家族に贈り、火災予防を呼びかけるキャンペーンを実施します。
大切なおじいちゃんやおばあちゃんが火災の被害に遭わないよう、老人の日や敬老の日は身近な防火対策を考える日にしてはいかがですか?
令和7年9月1日(月曜日)から令和7年9月21日(日曜日)まで
住宅火災で死者が発生する要因では、火災の発見が遅れ、気づいた時には火が大きくなり、既に逃げ道がなかったと思われる事例が多く報告されています。
火災の発生を早く知り、被害を軽減するために、「住宅用火災警報器」の設置が義務付けられています。
正常に作動しているかを確認するために、年2回程度の定期的な点検を行い、10年を目安に本体を交換しましょう。
火災が発生したときに「消火器」で初期消火を行うことは、被害を最小限に食い止めるためにも非常に重要です。
消火器には、小さくて軽い「住宅用消火器」や、スプレー式で高齢者でも扱いやすい「エアゾール式簡易消火具」なども販売されており、高齢者がいるご家庭には、このような器具を備えておくことをお薦めします。
死者が発生した住宅火災で、最も多い出火原因は、たばこによるものです。なかでも、寝たばこにより発生した火災で、多くの死者が発生しています。
また、調理中に、コンロの火が衣服に燃え移ることにより亡くなる高齢者もいます。
このような火災による死者を減らすため、枕や布団などの寝具、パジャマやエプロン等が燃えにくく作られた「防炎品」を使用することをお薦めしています。
大規模地震発生後、電気が復旧した際に、転倒・破損した家電製品に電気が流れることで、通電火災が発生する可能性があります。震度5以上の地震を検知し、自動的にブレーカーを落とす「感震ブレーカー」を設置することは、電気が原因となる火災事故を防ぐために有効です!
【総務省消防庁】住宅防火・防災キャンペーン「老人の日・敬老の日の火の用心の贈り物」(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)