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更新日:2023年11月13日

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一酸化炭素中毒事故(CO中毒)の防止について

 近年、食品工場及び業務用厨房施設等において、ガスの消費設備によるCO中毒事故が発生しています。昨年8月には、静岡県の企業において、社員食堂の厨房で業務用食器洗浄機の使用中に従業員11名がCO中毒になる事故が発生するなど、2022年は3件(死者0名、CO中毒16名)の事故が発生しています。

 これらの事故原因の多くは、機器の経年劣化や換気が不十分なため、消費設備が不完全燃焼を起こし、COが発生したものです。

 食品工場及び業務用厨房施設等において、ひとたびCO中毒事故が発生した場合、多くの人を巻き込み、甚大な被害を及ぼす可能性があることから、換気、点検、手入れ、業務用換気警報器設置等の重要性について、使用者及び管理者の皆様の理解が必要です。

ガスの消費設備の使用者及び管理者に対しての注意喚起

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1.ガスの消費設備の使用中は、必ず換気(給気及び排気の両方)を行うこと。

 

2.ガスの消費設備の使用開始時及び使用終了時に、当該設備の異常の有無を点検すること。また、異常があるときは、使用中止する等、危険を防止する措置を講じること。

 

3.ガスの消費設備及び換気設備は、その使用に際して取扱説明書を十分に読み、適切に使用すると共に、設備の作動状況の確認、ほこりや汚れの除去、フィルターの清掃等、換気不良やガスの不完全燃焼を防ぐための日常管理を行うこと。

 

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4.排気ガス中に含まれる油脂等を有効に除去するために、排気取入口に設置されるグリス除去装置(グリスフィルター)や、悪臭防止のために排気ダクト内に設置される脱臭フィルター等は、使用し続けると油脂等が付着して目詰まりを起こし、十分な換気ができなくなることから、定期的な清掃又は交換を実施すること。

 

5.万一の不完全燃焼に備えて業務用換気警報器の設置を検討すること。

 

 

リーフレットを参考に、事故防止の徹底を!

 ガス消費設備の使用については、消防庁ホームページに掲載しているリーフレットを参考に、改めて事故防止の徹底していただきますようお願いいたします。

 

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お問い合わせ

消防本部 予防課 

〒904-2153 沖縄県沖縄市美里5丁目29番1号

電話番号:098-929-0901

ファクス番号:098-983-4588

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