<< [1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19]  >> 
◆ 広報おきなわ10月号(No.388)

▲被爆体験者から当時の惨劇を聞き、目に涙をためながら話を聞いた ▲平和記念式典に参列し献花した平和大使のみなさん
▲一人ひとりが霊前に花を添えた ▲「二度と戦争を繰り返しません」と誓う
▲平和記念式典には世界中からも多くの参列者が訪れた ▲世界の平和を歌で訴えた
ユキヒロさんの平和ステージ
▲「平和だから走れる」とタスキをつなぎ、
平和な世界を引き継いでいくピースラン
 
平和を願う心、命の尊さを痛感した
 八月四日、広島市入りした平和大使らは、早速、広島市戦跡めぐりを行い、二日目、幟町中学校生徒との平和集会、交流会へ参加、その足で広島原爆ホーム「神田山やすらぎ園」を表敬訪問、被爆者の方々の体験談を聞いた。翌日は、広島原爆犠牲者慰霊平和記念式典へ参列。改めて平和の大切さ、命の尊さを痛感した。七日に平和大使らそれぞれが平和を願う気持ちをよりいっそう強く持ち帰任の途についた。

 七月後半から八月一日にかけては、平和大使らが世界の恒久平和を願って折った千羽鶴が市役所ロビーに展示された。

 また、諸見民芸館では一日から「沖縄の民具展」として終戦直後の廃墟の中で造り出した生活用具類などを展示、流れゆく沖縄の暮らしぶりを再確認した。

 三日から十八日にかけては、あげだ児童館で「平和のつどい」と題し、風化されつつある戦争の体験を聞くことや見ることで平和への意識を培っていこうと佐喜真美術館見学、読み聞かせ、戦争体験者の語りなどを実施した。

 七日から九月一日までは、障がいの有無や老若男女を問わず、各作品を通して身近なことがらや人間模様の中から平和を考えるとして「心のバリアフリー作品展」が市福祉文化プラザと市民ロビーで開かれた。同じく市民ホールでは被爆写真や沖縄戦の写真の展示、さらに被爆体験者講話を盛り込んだ「第六回沖縄市原爆展」を実施した。十六日から九月七日までは市立図書館で沖縄戦パネル写真展と世界平和について考える資料展、さらに、戦争と平和・命の尊さを考えるお話会を開き、多くの市民が詰めかけた。

 また、十六日、市私立保育園連盟では「平和学習会」を企画、市周辺や基地内の戦跡めぐりを行った。二十一日からは市民ホールで─平和の響き、一人ひとりの足音─をキャッチコピーに市職員労働組合による「5・15平和行進写真展」を開いた。九月三日は「平和だから走れる」を合い言葉に第十四回市ピースランが行われた。

 平和月間最終日の九月七日は2006年平和のステージIN OKINAWA「今日から明日へ」と銘打ちユキヒロさんのコンサートを開催、歌を通して平和を訴える情熱に賛同、詰めかけた市民から大きな拍手が鳴り響いた。
 
愛と勇気を持って草の根平和運動を展開する
 平和月間の中で行われてきた一連の企画、アクションは平和を願う心、命の尊さを思う気持ちを常に心に持ち続けていないといけないということ。戦後六〇余年が過ぎ、戦争の記憶がますます風化していく中、平和の尊さと生命の大切さを次世代へ継承していくことは私達の使命である。沖縄市市民は愛と勇気を持って草の根平和運動を展開する。
 
前頁
<< [1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19]  >>