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◆ 広報おきなわ9月号(NO.387)
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2006沖縄市民
平和記念事業
表 紙
すてきな仲間達(29)
情報満載でハートフルな「声の広報」を届けています
・音訳ボランティア「こだまの会」・
▲
音訳技術の向上に切磋琢磨しているこだまの会のみなさん
「声の広報」をご存知ですか?
視覚に障がいを持つ方たちに、必要な情報を提供していこうと活動しているボランティア団体「こだまの会」(徳元初子代表)では、市が発行している広報紙をカセットテープへ音訳(文字を音声に訳する)し、視覚障がい者の方々へ、地域の話題やお知らせを発信している。平成三年から始まった音訳ボランティアは今年で十五年目。その月々のタイムリーな情報を届けるため、自覚と責任を持って活動に励んでいる。
「音訳は朗読とは違い、正確に伝えることが大切。音訳している人の主観が伝わると、記事の内容が変わってしまうので気をつけています。アナウンサーの読み方に近いですね」と話す徳元さん。また、メンバーからは「誤読をしないように注意しています。聞いている方は心の動きを読み取っているので、いい加減な気持ちでは出来ません。真剣に伝えようとする気持ちが誤読の防止につながっていきます」と、音訳への思い入れは人一倍である。
▲
録音室では、各々で自分のパートをこなしていく
音訳では、文章を読み上げるだけではなく、視覚にうったえる図表や写真なども声で表現し、写真が伝えている雰囲気を分かりやすく、説明を加えながら描写していく。聞いている方にいかに自然に伝えることができるかと、音訳技術の向上に切磋琢磨し、こだわりの作品(音訳テープ)を作っている。
沖縄市の「声の広報」の特徴としては、通常一人で行なうことが多い音訳だが、何人もの音訳者が登場するところである。そのため聞いている方は飽きずに聞くことができる。また、記事の内容に合わせてBGMが流れているのも好評の一つである。
音訳ボランティアでは、視覚障がい者に情報を伝えるだけではなく、声を通して触れ合い、安らぎや安心感を与えておりその意義は大きい。「利用者のニーズがある限り続けていきたい」というこだまの会のみなさん。今後も情報満載でハートフルな「声の広報」を贈り続けて欲しい。
沖縄市の手しごと
Vol.5
工房名
:
(有)美里焼
職 種
:
陶芸
代表者
:
宮城 秀雄
活 動:
―この仕事に携わって何年目になりますか?三十五年目。
―どのような商品を作っているのか?売れ筋は?シーサー、酒ビン、壺など。注文にも応じている。シーサーの需要が高い。
―どこで販売しているのか?工房内ギャラリー、ギャラリー秀爺(恩納村)の他、酒屋や民芸品店など。
―一番大変な作業は?苦労している点は?大量生産に見合う沖縄産の土作り。
―原材料はどこから? また、どのような原材料を使っているか?オオシッタイや石川から。白土、赤土など。
―現在、困っていることは?原材料の確保。障がい者のための陶器作りができる作業所設置への諸問題。
―これからどのような活動をしたいか?将来に向けて人材を育成し、沖縄の文化を発展させたい。
―工芸家として「夢」は?登り窯を使った作品づくり。
賞暦等:
第20回現代沖縄陶芸展デザイン賞、
平成15年 第100回九州山口陶磁展 美術工芸品オブジェ入賞ほか
現 在:
沖縄市工芸産業振興会会員、
沖縄市物産振興会会員
住 所:
沖縄市知花6丁目36番地44号
電 話:
934−0383
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