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◆ 広報おきなわ2月号(N0.380)

全国初
CMを流しませんか。市役所に大型広告画面設置
自主財源確保にも一役
市内中小企業の活性化や雇用拡大が目的 ── CMを流そう
大型スクリーン、二基が市役所市民ロビーの壁面に設置された。又、これまで設置していたハローワークの求人情報が検索できるパソコンに加わり、新たに二台のタッチパネル方式の液晶大画面も登場した。同事業は市内中小企業の活性化と雇用状況の改善を図るのが目的。
大型スクリーン2基を設置、1月19日に開始セレモニーが行われた
市役所一階市民ロビー、市民課窓口の上部壁面に十二月二十六日、130インチの大型スクリーン、二基が設置された。また、一階の案内カウンター横には、これまで沖縄公共職業安定所の求人情報をみることができるパソコン端末を設置しているが、新たにタッチパネル方式の液晶大画面(45インチ)の二台を増設した。

大型スクリーンの設置にともない一月十九日、市役所市民ロビーで開始セレモニーが行われた。セレモニーで仲宗根市長は「公共施設有料広告掲載事業については、中小企業の活性化とハローワーク雇用情報のサービス強化を図るという全国で初の取り組みである。同事業は広告の有料化により、新たな財源確保が可能など様々な特徴と優位性を持っている。厳しい雇用環境の改善のため、本事業の成功に向けて取り組んでいきたい」とあいさつ。

スクリーンでは一月から県内外の民間企業から募集したCMや雇用情報、行政情報の発信、放映を行う予定。

市役所庁内で動画による有料広告を放映するのは全国でも初の試み。また、タッチパネル形式のインフォメーションボードのバナー広告も併せて募集する。

同システムは市側とアドシード株式会社(市内・町田正社長)が設置場所の賃貸で契約、同社が広告募集などを行う。

広告については政治活動や宗教、個人宣伝、公共性の品位を損なうおそれのないものなど数点の項目を設け、市有料広告選定委員会が審査する。CM料は一本十五秒の枠で、月額十万円。一日あたり十八回放映される。

市役所への来庁者は年間約百万人といわれ、窓口の利用者だけでも約六十万人が訪れる。

担当課では「現在、設置しているパソコン端末は一年三カ月で、四千三百件のアクセスがあった。液晶大画面の増設と大型スクリーンの設置により、厳しい雇用状況の改善を図り、失業者の雇用拡大につなげていきたい。また、いち早く情報が得られることから、市民サービスの一環としても利便性が高まり、行政としても、さらに企業の誘致を図り、活性化につなげていきたい」と市内中小企業等への活性化に期待がかかる。
市内の幼・小中図書館や福祉施設へ二百冊を送る
楽しい三編の作品を一冊に収録
第十四回ふくふく童話集贈呈

児童の育成に役立てて下さい。登川重男会長(右)から渡嘉敷直勝教育長(左)へ童話集が寄贈された
県内児童文学の登竜門として知られる第十四回「ふくふく童話大賞」(主催・市社会福祉協議会)の今年度の大賞、優秀賞、奨励賞の三作が収められた、童話集「淳と淳平」が発刊され、十二月二十一日、同社協の登川重男会長から渡嘉敷直勝市教育長へ童話集二百冊が贈られた。

登川会長は「ふくふく童話は、すぐれた作品の応募があり、県内でも高い評価を博している児童育成の一助にして下さい」と話し、渡嘉敷教育長は「活字も大きく、ふりがなもあり読みやすい。市内の小・中校は読書も盛んであり、今後の国語力のアップや感性豊かな児童の育成に役立てていきたい」とお礼を述べた。童話集は市内幼・小・中学校図書館や福祉施設などへ配布される。
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