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◆ 広報おきなわ9月号(N0.375)

すてきな仲間達(17)
〜私たちの健康は私たちの手で〜
食生活を通した健康づくりを推進しているボランティア団体

・沖縄市食生活改善推進員・

調理実習で学んだ知識と技術を地域に伝えていく
最近はテレビや雑誌、インターネットなどで様々な情報を得ることができるが、その中の一つ、「食」に関する情報には少なからずみなさんも興味があるのではないでしょうか?「おいしいものを食べたい、健康によいものを食べたい、ダイエットに効果のあるものを食べたい」など、食は私たちの生活にとても大きなウエイトを占めている。そんな食に対して様々な角度から食生活を通した健康づくりに取り組んでいるボランティア団体が「沖縄市食生活改善推進員」(愛称・ヘルスメイト)である。共に勉強・共に育とうをモットーに健康づくりを推進しているヘルスメイトは結成から十七年、現在は百八十七名のメンバーが在籍し、毎年行われている勉強会や研修会などで得た知識や技術を地域活動を通して広く普及させようと日々活動している。 「ヘルスメイトは食を通して健康づくりを実践している仲間達です」とメンバーを紹介するのは六代目会長の真喜志末子さん。「普段なにげなく使っている油ですが、勉強会を通していかにたくさん使っていたか気づかされました。油控えめの料理でも工夫しだいで美味しく作れます。ヘルシーメニューとは、油や塩分を控え、バランスの取れた、身近な食材を使った手軽に作れる料理です」と日頃の食生活を見直していくことが大切だと話す。さらに「地域にはたくさんのヘルスメイトがいます。私たちはこれまで学んできたものを多くの市民へ伝えていきたい。地域のみなさんも、ヘルスメイトにどんどん声をかけてほしい」と地域活動の輪が広がっていくことを切望している。

健康フェアでヘルシーメニューを紹介するヘルスメイトら
市民の健康状態は肥満者が多いなどかなり深刻である。行政ができない大切な部分をヘルスメイトが担い、「ヘルシーおきなわシティー」を目指し駆け回っている。健康づくりは地域活動が原点であり、足元からの健康づくりが重要である。ヘルスメイトの健康づくりに対する役割は大きい。
  暮らしのワンポイント
食品を凍らせて保存するフリージング。買い込み過ぎた食材だけでなく、最近は、はじめから冷凍することを考えて、おかずを多めに作っておく家庭が増えています。味や鮮度をできるだけ落とさないポイントを紹介しましょう。

フリージングのコツは、食品をできるだけ空気に触れさせないこと。せっかくラッピングをしても、中に空気が含まれていると凍りにくくなり、酸化して味も栄養も落ちます。

調理済みのハンバーグなどは、冷ました後に一個ずつラップで包み、さらに市販のファスナーつき冷凍パックに。中にすき間が残らないように空気を押し出し、ぎりぎりまで閉めたファスナーの端からストローを入れ、中の空気を吸い出して密封します。

カレーやシチューなど非固形物は直接冷凍パックに。一パックを一人分程度に小分けしておけば、食べるときに必要な量だけ解凍できるので便利です。
このとき、なるべく薄く平らな形にすること。収納しやすく、凍りやすく、解凍しやすいメリットがあります。ごはんをラップに包んで保存するときも、形を薄くすると効率的です。

熱を通した食品は冷ましてから冷凍するのが基本。そして、冷凍庫に入れてからは急速冷凍で。食品は凍るまでの間に細胞が破壊されるので、ゆっくり凍らせると味や栄養が損なわれます。

最近は急速冷凍機能がついた冷蔵庫もありますが、熱伝導の早いアルミのトレーに載せたりアルミ箔に包んだりすることでも冷凍が早く進みます。

冷凍パックは、中身が分かるように食品名と冷凍した日を書いておきましょう。なまものは二週間、調理品は一か月が保存の目安。計画的な献立で、効率よく使い切るようにしましょう。
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