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◆ 広報おきなわ(No351) 2003年 9月号
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災害はある日突然私たちを襲い、多くの家屋や人命を奪ってしまいます。このような事態に備え、安全対策や避難場所の確認など、日頃から災害に対する心構えをしておくことは非常に大切なことです。いつ起こるかわからない災害、だから今一度、防災に関する認識を再確認してみましょう。九月一日は防災の日、八月三十日から九月五日までは防災週間です。今月号は防災についてみんなで考えてみようと七月三十一日に行われた市総合防災訓練の様子を写真で紹介します。 |
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▲パトカーに誘導され、市民らは安全な場所へ避難した | |
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沖縄本島南西沖でマグニチュード8.0の地震が発生、沖縄市では震度五弱が観測された。この地震により、市内各地で家屋の倒壊、複数の火災、道路の決壊や陥没、及び電気、水道等のライフラインにも甚大な被害が生じた。―の想定で市をはじめ、地域住民、消防、沖縄警察署、ボランティア連絡会、自衛隊、自治会長協議会など三十一団体、約五百人が参加、大がかりな訓練が七月三十一日、コザ運動公園内で行われました。
地震発生を感知した市では、仲宗根市長を本部長に直ちに災害対策本部を設置、情報収集、広報・避難・救助・捜索・消火活動にあたると同時に各防災関係機関へ要請を行い、関係機関と連携して応急対活動を実施しました。 |
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▲自治会やボランティアによる救助が 行われた | |
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▲災害対策本部を設置。各現場の被害状況を受ける | | |
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▲食事は大切。炊き出し班も大急ぎでおにぎりなどを作る | |
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▲車で通れない道などは、バイクをつかい情報収集を行った | |
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▲折損電柱の復旧作業を行う | | |
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防災の基本は自分の身は自分で守ること。しかし、災害から守らなければならないものは、自分の身だけではありません。家族、家、親しい友人、そして住んでいるまち…。それらを守るためには、個人の防災対策だけではなく、地域の住民が共に協力し合って取り組む自主防災の活動がもっとも重要となってきます。
地域での自主防災組織は自治会や学校区などの住民、ボランティアなどで構成される、いちばん身近な組織です。その役割は、災害が発生したときに住民が協力し合って、いち早く負傷者の救出・救護や火災の初期消火活動を行うなど、被害を最小限にくい止めて、自分たちのまちと住民を守ることです。
災害時には地域全体が被災するおそれがあるから、消防や救急が対応しきれなくなります。そういう場合でも、自主防災組織が迅速に救出・消火活動を行えば、火災が広がるのを止めたり、逃げ遅れた人や建物に埋もれた人を早く発見・救出したりすることができます。
阪神・淡路大震災でも、住民のバケツリレーによる消火活動が火災の拡大を防いだといわれています。また、救出された人のほとんどが、住民によって助け出されています。今月号を通して、今一度、自分たちにできることを再確認し、組織による行動力の大きさを改めて見直す機会にしてみてはいかがでしょうか。 |
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▲初期消火活動を行う婦人 防災クラブと市民ら
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▲負傷者を搬送する消防隊員 | |
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▲家屋の倒壊があり、除去しながら負傷者を救助する 建設業者会 |
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▲負傷者が出た、すぐに救助 隊員がかけつける | |
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▲自治会長協議会は協力しながら2階住宅に残された人を 救出する | | |
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▲特殊科学隊出動 |
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▲劇薬物災害を想定、ただちに処理する特殊科学隊 | |
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▲消化活動を行う消防団 |
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▲被災者を救出する隊員たち | |
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▲応急担架で、次々に負傷者が救護所に搬送される | | |
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