年頭のごあいさつ

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こどもの笑顔が輝くまちに

 新年あけましておめでとうございます。

 市民の皆さまとともに、晴れやかに新春を迎えることができますことを心よりお慶び申し上げます。

 昨年は、東日本大震災が発生し、原発事故への対応など国難ともいうべき未曾有の大災害に見舞われました。被災された地域の住民が、復旧・復興に向けて懸命に取り組んでおられる姿に勇気を与えられるとともに、国民が心を一つにして未来を信じ邁進することの尊さを実感いたしております。

 新しい年は、市民一人ひとりのくらしのさらなる充実を図るため、雇用機会の拡大に向けた相談をはじめ、高齢者や障がいのある方などが地域で安心してくらせるよう支援の充実に取り組んでまいります。また、保育所や学校施設をはじめ、市営住宅や公園の整備など、くらしを支える施設の整備に努めてまいります。

 それと同時に、沖縄市の宝であるこどもたちが笑顔ですくすくと成長するまちづくりに力を入れてまいります。今年は、世界の優れた舞台芸術がくりひろげられる国際児童・青少年演劇フェスティバルおきなわ(キジムナーフェスタ)において、世界中の多くの国々から演劇関係者が集うアシテジ(国際児童青少年演劇協会)世界ミーティングの開催も予定され、これまで以上にすばらしいフェスタになることが期待されます。

 沖縄こどもの国においては、こどもたちが科学の面白さや学ぶ楽しさを体験する機会を創出するとともに、琉球弧固有種の動物展示施設の整備など、こどもの創造力と感性を育てる施設づくりをすすめてまいります。

 沖縄市の顔である中心市街地につきましては、将来への展望を持って国道330号(胡屋十字路からコザ十字路区間)の整備を促進し、沖縄市らしい沿線のまちづくりに取り組むとともに、沖縄市野球場のリニューアル整備をすすめてまいります。

 今年は、本土復帰四十周年の節目の年でもあります。沖縄県が日本の元気を取り戻す先導的な役割を果たしていけるよう、沖縄市もその一翼を担っていく決意を新たに、「ひと輝く げんきな沖縄市」の実現に向けて、市民の皆さまと共に汗を流し、力強く邁進してまいります。

 市民の皆さまには、本年も市政に対するより一層のご理解とご協力を賜わりますようお願い申し上げますとともに、新しい年が希望に満ちた幸多き年になりますよう心より祈念申し上げ、年頭のご挨拶といたします。

平成二十四年 元旦
沖縄市長 東 門 美津子

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きぼう

 新年あけましておめでとうございます。

 市民の皆様におかれましては、希望に満ちた新春を迎えられましたことと心よりお慶び申し上げます。

 日頃は、市議会に対し、温かいご理解とご指導を賜り厚くお礼申し上げます。
さて、昨年は三月十一日に三陸沖を震源とする、国内観測史上最大の巨大地震が発生し、東北地方と関東地方の太平洋沿岸部に壊滅的な被害をもたらし、さらに、津波の被害を受けた東京電力福島第一原子力発電所では電源が喪失し、原子炉が冷却不能となり、大量の放射性物質の放出を伴う重大な原子力事故が発生するなど、未曾有の大災害をもたらしました。

 また、大型台風の上陸が相次ぎ、記録的大雨による土砂崩れ等で甚大な被害が出るなど、自然の脅威にさらされた年でありました。

 沖縄県におきましては、一九九五年の米兵による少女乱暴事件や普天間飛行場移設問題に関して、防衛大臣等の不適切発言など、国との信頼関係においても厳しさを感じるものがありました。

 しかしながら、明るいニュースもあり、特に、女子サッカーワールドカップドイツ大会では「世界一」という、年齢制限のないフル代表においては男女を通じ初めての偉業が「なでしこジャパン」によって成し遂げられるなど、改めて女性の素晴らしさを痛感するとともに、日本全体に大きな夢と感動、そして勇気を与えてくれました。

 本市におきましては、いまだ景気が厳しい中、雇用につきましては市民生活を支える最も重視すべき課題とし、国の緊急経済・雇用対策等と連動しながら中心市街地活性化等様々な施策を展開しているところであり、市議会といたしましても市民の声を市政に反映し、市民の皆様が元気に明るく希望が持てるよう、市民生活向上のため、市当局とともに国際文化観光都市としての更なる発展に向け鋭意努力してまいる所存でございます。

 平成二十四年が市民の皆様にとりまして、素晴らしい年になりますよう念願するとともに、皆様のご健康とご多幸を心から祈念申し上げ、年頭のご挨拶といたします。

平成二十四年 元旦
沖縄市議会議長 仲宗根    弘

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