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2015年度(H27)今週の一品

最終更新日:2016年03月14日

スプリング式捕虫網

スプリング式捕虫網

 昆虫をつかまえる捕虫網ですが、じつはいろいろと種類があります。これは、スプリング式とよばれるタイプ。枠の金具がばねのように柔軟性があって、3つの輪を作るようにして折りたたむことができます。上手に折りたためるようになるには、ちょっと練習が必要です。軽くて持ち運びがしやすく、すぐに網を広げられる利点がありますが、少しもろくて壊れやすいのが欠点です。
 一見同じように見える虫採り網でも、網の目の細かさや、枠の丈夫さ、柄の長さや軽さなどいろいろなタイプがパーツごとに売っています。博物館のお兄さんたちは、調査する虫に合わせて部品を選んで、自分好みの網を使っています。

(2016年3月14日 更新)

ホルトノキナガヒゲガ(標本)

ホルトノキナガヒゲガ(標本)

ホルトノキナガヒゲガ(標本)

葉の表にとまるホルトノキナガヒゲガ

葉の表にとまるホルトノキナガヒゲガ

 翅を開いて1cmちょっとの小さな蛾ですが、その名のとおりヒゲ(触角)が長く特徴的な姿をしています。葉の表にとまることが多く、とまったときの鳥のフンのような見た目は、翅を開いた姿とくらべて、印象が大きく異なります。
 春から秋にかけて多く見かけますが、沖縄では冬でも夜の明かりに飛んでくることがあります。また、幼虫はホルトノキの葉を食べることが知られていて、葉を何枚か束ねて巣をつくります。

(2016年3月1日 更新)

スダジイ(イタジイ)(標本)

スダジイ(イタジイ)(標本)

 スダジイは、やんばるの森で最も多い、小さなどんぐりのなる木です。沖縄市では北側の森に多く生えています。かつては、炭焼きに使われていたようで、そういった森に入ると枝を切った跡が残っているスダジイの大木によく出会います。沖縄では、スダジイより「イタジイ」と呼ばれることのほうが多いですね。
 3月になると、新芽を出して花を咲かせます。イタジイはたくさん生えているので、芽吹きの時期は森全体が黄緑色に見えて、とても綺麗です。秋にイタジイのつけるどんぐりは、イノシシやネズミなど多くの生き物の大切な食べ物です。

(2016年2月15日 更新)

モンシロモドキ(標本)

モンシロモドキ(標本)

 モンシロチョウに似ているのでモンシロ「モドキ」です。モンシロチョウに似ている別の種類のチョウかと言えばそれも違って、実はヒトリガ科に含まれるガの仲間です。
 成虫は春から秋にかけて見ることができ、昼間飛んでいて、花にとまって蜜を吸う姿もモンシロチョウに似ています。昼間行動しますが、夜、明かりにもよく飛んできます。また、成虫は似ていますが、幼虫は毛虫で、モンシロチョウの幼虫であるアオムシとはずいぶん違う姿をしています。

(2016年2月9日 更新)

トビケラのなかま(標本)

オキナワヒゲナガカワトビケラ

オキナワヒゲナガカワトビケラ
沖縄にすむトビケラのなかではかなり大きな種類。

 現在開催中の「小蛾類の世界」展のなかで、ガにそっくりな虫として、”トビケラ”が登場していました。今回はそのトビケラを紹介します。
 トビケラのなかまはいま生きている虫のなかで鱗翅目(ガ・チョウのなかま)にもっとも近く、はねをたたんで止まる姿はガそっくりです。トビケラのなかまのことを“毛翅目(もうしもく)”といい、はねの表面に細かい毛が生えていることからそうよばれます。
 幼虫はイモムシの姿で、ほとんどが水の中にすんでいます。幼虫は糸を出すものが多く、ミノムシのような巣や、石の間に網を張った巣を作ることが知られています。渓流にすむものが多く、カゲロウ、カワゲラとあわせて渓流の水生昆虫として有名ですが、大きな渓流の少ない沖縄では見る機会の少ない昆虫かもしれません。トビケラも小蛾類同様、研究の遅れているグループの一つです。

(2016年2月1日 更新)

聖人上(ショウニンアガルー)

聖人上(ショウニンアガルー)

 沖縄こどもの国で1月31日に予定されているンマハラシー。博物館の出店は、この「沖縄版人生ゲーム」です。名前は「聖人上(ショウニンアガルー)」といい、サイコロには数字ではなく「忠孝仁徳悪盗」の6字が入ります。
 今から200年以上前に作られたようで、今ではルールもよくわかりません。生まれて2回悪い目が出ると「死罪」でゲームオーバーなところなど、けっこうきついゲームです。
 ではみなさん、ンマハラシーでお会いしましょう!(聖人上は、沖縄県立図書館デジタル文庫からダウンロードしました)

(2016年1月22日 更新)

炭(木炭)

炭(木炭)

 お正月、今年もよろしくお願いします!
 ということで、今年はじめての一品は炭です。炭は沖縄では魔よけになるんですよ。知ってました?お正月のお飾りやしめ縄に使われているのを見たことがあるのではないでしょうか。
  沖縄では赤ちゃんが外に出る時、おばあちゃんが鍋底の炭を子どものおでこに付けて魔よけにしたりもしていました。
 古い家では、屋根裏に炭がぽつんと置かれていることがあります。家を建てる時、昆布などと一緒にお供えしたものが、長い間経って、炭だけが虫にも食べられず残るのです。

(2016年1月6日 更新)

アリモドキゾウムシ(標本)

アリモドキゾウムシ(標本)

 とても小さく細い体は一見アリのようにみえますが、甲虫の仲間です。南西諸島と小笠原諸島に分布しており、よく見るとつやのある深い藍色と赤色のコントラストがとても綺麗な虫ですが、実はサツマイモを食べる大害虫として知られています。このような害虫の被害を受けたイモは黒く変色し、強い苦味を持つ物質をつくるため、食べられなくなってしまいます。
 アリモドキゾウムシなどの害虫が植物にまぎれて運ばれ、分布が広がるのを防ぐため、サツマイモを含むヒルガオ科の植物は沖縄から持ち出すことができません。

(2015年12月22日 更新)

ヤブニッケイ(標本)

ヤブニッケイ(標本)

 沖縄市の自然調査で集めた標本から、今週はヤブニッケイを紹介します。ヤブニッケイはクスノキ科の樹木で、沖縄市北部の森ではわりとよく見る木です。梅雨時期に、黄色の小さな花を咲かせます。
 沖縄にはそっくりなニッケイ(ニホンニッケイ)の木も生えています。ニッケイのなかまは木全体に香りの成分をもっており、ニッケイからは漢方薬として使われる桂皮が採れます。スパイスのシナモンの木も近い仲間です。ヤブニッケイはニッケイと比べると香りは劣るそうですが、種子からは香油をとることができるそうです。この木を見つけたとき、葉をもんでかぐと、やっぱりいい匂いがします。

(2015年12月15日 更新)

お手軽鍛冶屋セット

お手軽鍛冶屋セット

 博物館では、実際に昔の暮らしを体験してもらうため、2年に1回、沖縄市の生涯学習フェスティバルでペーパーナイフ作りをしています。そこで活躍するのが、この鍛冶屋セットです。
 七輪にドライヤーで空気を送ると、鉄のクギを真っ赤に焼くことができます。熱いクギをペンチで取り出し、鉄の台に置いてハンマーで叩き、ナイフを作ります。その後、焼き入れをしてヤスリで研いだら、ペーパーナイフのできあがり。
 ナイフ作りは鉄を叩く音が大きく、耳がキーンとなります。実際、鍛冶屋さんには耳が聞こえにくい人が多かったそうです。大きな音がしなければ、博物館でも毎年ナイフ作りの体験ができるんですが・・・・・・

(2015年12月9日 更新)

ヨナグニアカアシカタゾウムシ(標本)

ヨナグニアカアシカタゾウムシ(標本)

 体がとてもかたいカタゾウムシの仲間です。かたい翅は互いにひっついて開くことができず、飛べないようです。色はこげ茶色とやや地味ですが、脚が赤いのが特徴です。センダングサの仲間をはじめ、いろいろな植物を食べますが、詳しい生態はわかっていません。
  もともとは与那国島だけに分布する種だったのですが、近年沖縄島に侵入し、島内でも分布を広げています。しかし、どうやって侵入し、分布を広げているのかはよくわかっていません。

(2015年12月4日 更新)

ビンガタヒメシャク(標本)

ビンガタヒメシャク(オス)

ビンガタヒメシャク(オス)

ビンガタヒメシャク(メス)

ビンガタヒメシャク(メス)

 翅を開いても2㎝に満たない小さな蛾で、日本では沖縄だけに分布しています。名前の「ビンガタ」は沖縄の染め物「紅型」からきています。オスとメスでは見た目が異なりますが、どちらも紅色と黄色の模様を翅に持ち、特にオスでは「紅型」を思わせる複雑なまだら模様を持っています。また、名前の最後に「シャク」と入っているとおりシャクガの仲間なので、幼虫はしゃくとり虫なのですが、何を食べているかなど、幼虫についての詳しいことはまだ分かっていません。
(2015年11月2日 更新)

ホラシノブ

ホラシノブ

 植物標本の中から、今週はホラシノブを紹介します。ホラシノブはホングウシダ科のシダ植物で、明るい緑色の細かく分かれた葉をもつ、美しいシダです。標本では色が残らないのが残念ですね。沖縄市ではよく見るシダで、街中の公園や墓地などにも普通に生えています。名前の「ホラ」は洞穴の「洞」ですが、どちらかというと日当りのいい場所を好むシダです。
 「シノブ」はシダの古い呼び名「忍ぶ草」に由来し、百人一首や伊勢物語にも忍ぶ草の名前を見ることができます。
 
標本ラベルではイノモトソウ科になっていますが、現在はホングウシダ科に分類されています。

(2015年10月26日 更新)

サビを防ぐ道具たち

サビを防ぐ道具たち

 博物館で展示している鉄の敵、それはサビです。特に古い鉄はサビやすく、お手入れは大変です。
 防サビの一番楽な方法は、鉄に特殊なニスをしみこませる方法です。これは博物館でできず、頼むのに結構なお金がかかるので、特別なものしかできません。
 普通の鉄製品の防サビには、グリースや刃物用の油を使っています。グリースは安くて長い間鉄を守りますが、塗るとべたべたして、展示に向きません。油は鉄になじみますが、1年経たずに乾くのが欠点です。
 最近、近所の博物館からミュージアムワックスという外国のワックスをすすめられました。はたしてここの博物館でもうまく使えるか、いまテストしています。
楽で安くて簡単で鉄を傷めない防サビ、知ってる人は教えてください!

(2015年10月19日 更新)

ヤクシマギンツバメ(標本)

ヤクシマギンツバメ(標本)

 名前に「ヤクシマ」とついていますが、屋久島に限らず西日本に広く分布しています。翅を広げた長さは4cmぐらいと小さめですが、白い翅にさざ波のようなすじ模様を持つ美しい種です。
 ところでこのヤクシマギンツバメ、蝶でしょうか、それとも蛾でしょうか? 蝶と蛾は昔から習慣的に使われている分け方ですが、実は はっきり分けられるものではありません。ひとつのグループ(鱗翅目)の中のごく一部が蝶と呼ばれ、その他はすべて蛾です。ちなみに答え合わせですが、ヤクシマギンツバメはツバメガ科に含まれる蛾の仲間です。
(2015年9月28日 更新)

ミスミトケイソウ(標本)

ミスミトケイソウ

ミスミトケイソウ

ミスミトケイソウの花

ミスミトケイソウの花

 昨年作った植物標本のなかから、今回はミスミトケイソウを紹介します。ミスミトケイソウは、沖縄でよく栽培されるパッションフルーツのなかまです。といっても、花も実も小さく、食用にはなりません。ためしに食べてみたら、苦酸っぱくて、草の匂いがしました。パッションフルーツのなかまは、つる性で、雌しべの先が3つに分かれた特徴的な花を咲かせます。この雌しべが時計の長針、短針、秒針のように見えるので、日本語で『トケイソウ(時計草)』という名前です。
 トケイソウのなかまはどれも熱帯アメリカ原産ですが、花を観賞用にするもの、実を食用にするものなど、東南アジアでもよく栽培されています。泡瀬の海岸で見つけたこのミスミトケイソウは、どうやって沖縄にやってきたのでしょうか?
(2015年9月14日 更新)

工具箱

工具箱

 工具箱にしては使いにくそうだなと思ったアナタ、大正解です!そもそもこれ、工具箱として作られたものではないからです。
 これはベトナム戦争のころ(1965年製造)に使われていた、機関銃の弾を入れる箱なんです。銃の弾は、ぶつかったりして暴発すると困るので、このような頑丈な箱に納められています。それに目を付けた人が工具箱として使っていたようです。
 米軍の使っている服や道具には、頑丈で使いやすいものもあります。沖縄の人が払い下げ品を使うことも、かつてはよく見られた光景です。

(2015年9月8日 更新)

サシグサの実

サシグサの実

サシグサの実

サシグサの実の棘の返し

棘の返し

 草刈りをした後や、草むらのそばを通った後、こげ茶色の小さな細長いものが服にいっぱいついていたという経験はないでしょうか?これは沖縄の方言でサシグサと呼ばれる植物(センダングサの仲間)の実です。よく見るとこげ茶色の細長い実の先には2本の棘がついています。この棘には釣針の反しのような小さな棘がたくさんあり、これによって動物の皮膚や毛、人の服にひっつき、種が運ばれるというわけです。
 この植物は沖縄の道端や畑ならどこでも見かけますが、実はもとから沖縄に分布していたわけではなく、熱帯アメリカ原産の外来種です。
(2015年8月31日 更新)

アシナガバチの巣

アシナガバチの巣

 市内の小学生が、庭で見つけたと持ってきてくれました。立派なアシナガバチの巣です。穴の大きさからいって、セグロアシナガバチかキアシナガバチの巣でしょうか?
 アシナガバチはスズメバチ科のハチで、木の枝や人家の軒下、ブロック塀など雨をしのげる場所に巣を作ります。ハチの多くの種類は、手でつかんだりよほどハチをいじめない限り刺してきませんが、アシナガバチやスズメバチのように集団で巣をつくるハチは、巣を守るために人を刺すことがあります。ハチの巣を見つけたら、いたずらせずにそっとしておきましょう。よく観察すると、幼虫の世話をする様子や、雨水を巣から吸い出すしぐさ、食べ物を仲間同士で分け与える瞬間も見られるかもしれませんよ。
 

(2015年8月26日 更新)

マンホール(旧美里村)

マンホール(旧美里村)

 沖縄市は1974年にコザ市と美里村が合併してできました。博物館には、旧美里村のマークのものがなかったので大喜びです。マンホールの真ん中に「M」とカタカナの「サト」がデザインされています。
このマンホールは1971(昭和46)年に、おそらく沖縄県外で作られました。下水道工事で取り替えるものをいただきました。
 マンホールも、よく見ると面白い模様やいろんなマークがついています。夏休みの宿題にマンホールの写真集もいいかもしれませんね。

(2015年8月20日 更新)

タイワンキドクガ(標本)

タイワンキドクガの幼虫

タイワンキドクガの幼虫

タイワンキドクガ

タイワンキドクガ

 幼虫が毒をもつ毛虫として有名ですが、成虫も毒がある毛(毒針毛)をもっているので注意が必要です。しかし、実は毒針毛をつくることができるのは幼虫だけです。幼虫が蛹になるとき毒針毛が繭につき、その後 羽化した成虫に繭の毒針毛がつくというように受継がれるのです。また、毒針毛は0.1mmぐらいでとても短く、目に見える長い毛とは別のものです。これが皮膚に刺さると炎症ができ、とてもかゆくなります。この場合には、まずセロハンテープなどで毛を取り除くことが重要です。
(2015年8月4日 更新)

イルカンダの花の標本(失敗)

イルカンダの花

イルカンダの花

乾燥させたイルカンダの花

乾燥させたイルカンダの花

 イルカンダは春に咲く大きなマメ科のお花。ブドウみたいにふさになって咲きます。
 そのイルカンダの花の咲いている姿をそのまま標本にしたくて、シリカゲルに埋めて冷凍庫に1か月、そのあと冷蔵庫で1か月乾燥させてみました。しかし、シリカゲルから出してガッカリ。花は柄からポロポロ落ちてしまうし、色も真っ黒になってしまいました。
 標本はどんなものでも上手にきれいにできるわけではありません。いまだに試行錯誤しながら、いろいろな標本の作り方が編み出されています。今回は失敗だったけど、そのうち、また花の姿の標本に挑戦したいな。
(2015年7月28日 更新)

パッタイクー(メジロ罠)

パッタイクー(メジロ罠)

 メジロなどの小鳥をとるための罠で、ふたが「パッタンコ」と閉まることから、方言で「パッタイクー」と呼ばれます。
 下のかごにメジロを入れておくと、鳴き声に引き寄せられて、上のパッタンコの部分に野生のメジロが入る仕組みです。メジロが足置きに乗ると、ふたが閉まって捕まえられます。
 メジロは法律で捕まえることが禁止されていますが、今でも密猟が後を絶ちません。博物館でも、密猟を見つけたら、すぐ警察に通報することになっています。軽い気持ちで捕まえてはいけませんよ。

(2015年7月15日 更新)

ヒナカマキリ(標本)

ヒナカマキリ(標本)

 2cmにも満たない日本で一番小さなカマキリです。翅が退化しているので、幼虫と見間違えられそうですが、これでも立派な成虫です。 林の中の背の低い草や落ち葉のまわりなどにいて、すばしっこく動き回り、ハエなどの小さな昆虫を食べます。小さくて素早い上に、体が枯葉に似た茶色なので、探すとなると大変ですが、街中のちょっとした林で見かけることもあります。数が少ない種類と言われていますが、沖縄ではそれほど少なくないのかも知れません。
 

(2015年7月7日 更新)

デイゴ(幹の標本)

デイゴ(幹の標本)

 インド原産で、世界の熱帯地域で見られます。赤い花は美しく、「沖縄県の花」になっています。 木は沖縄一 柔らかく軽いので、削りやすく、獅子舞の頭は、デイゴがよく使われます。
 ここ数年、デイゴにデイゴヒメコバチというハチが付くようになりました。とても小さいハチで、デイゴの新芽を食べます。こうなるとデイゴが弱り、花をつけなくなってしまいます。
 このデイゴは沖縄市の山内自治会にあったものです。デイゴヒメコバチにやられ、枯れたので台風前に切ることになりました。切った幹を見ると、中心が腐っているのがわかります。獅子の頭と一緒に展示したかったのに・・・
 

(2015年7月1日 更新)

キンモウアナバチ(標本)

キンモウアナバチ(標本)

 「大っきなハチが地面に巣を作っていて怖い!」という連絡をうけて、市内の保育園に出動しました。かけつけた先でビニール袋に入っていたのがこのハチ、名前をキンモウアナバチといいます。
 アナバチのなかまは、その名の通り穴を掘るハチです。メスは単独で柔らかい地面に小さな穴をほり、中に幼虫のエサとなる虫を毒針で麻酔して入れ、卵を産み付けて穴をふさぎます。孵化した幼虫は、麻酔されまだ生きている虫を食べて大きくなり、蛹から成虫へと変態して穴から出ていきます。集団で巣を作るスズメバチやアシナガバチなどのように、巣を守るために人をさす種類ではないので、ハチにしつこく ちょっかいをかけない限り刺してくることはありません。
 キンモウアナバチは体も大きく黄色と黒で恐ろしげですが、安心して観察してみてください。エサのクダマキモドキを一生懸命 巣穴に運ぶ様子が見られるかもしれませんよ。
 

(2015年6月24日 更新)

リュウキュウクロヒゲナガ(標本)

リュウキュウクロヒゲナガのオス

リュウキュウクロヒゲナガのオス

リュウキュウクロヒゲナガのメス

リュウキュウクロヒゲナガのメス


 原始的な蛾の仲間で、とても小さくて翅を開いても14mm前後しかありません。しかしよく見ると翅に白い帯があり、翅の端の方がきらきらしている奇麗な種類です。また、触角が特徴的で、オスでは名前にある通りとても長く、メスでは半分まで鱗状の毛でおおわれています。
 蛾は夜活動するというイメージがあるかもしれませんが、この蛾は昼間活動する種類で、実はこのような昼行性の蛾は他にも多く知られています。
 
(2015年6月9日 更新)

ボタンウキクサ(標本)

ボタンウキクサ(標本)

 植物の標本は、一般的には押し花のように押して乾かして作ります。去年、外来植物などの植物標本を作ったのですが、中でも苦労したのがこのボタンウキクサです。葉が肉厚で、水を多く含んでいるので、1カ月くらい毎日吸水紙を取り換えて、やっとできたのがこの標本です。
 この肉厚な葉には秘密があって、中に空気をためる層があり、この葉の空気で水面に浮かんで育つのです。沖縄市では公園の池などでたくさんみられ、夏には水面を覆ってしまうほど増えます。面白い草ですが、生態系や人の生活に大きな害を与える可能性のある『特定外来生物』に指定されており、移動したり、育てたりするのが法律で禁止されているので、注意してくださいね。

■関連ページ ボタンウキクサ(1) ボタンウキクサ(2)

(2015年6月1日 更新)

コムギの穂

コムギの穂

 沖縄では、むかしムギが植えられていたってお話、聞いたことありますか? グスク時代の沖縄市からは、ムギの実が見つかっています。お家で使われている小麦粉はほとんどが県外、国外のものです。でも、沖縄でコムギを育てる農家が、少しずつ増えているそうです。
 これから先、コムギ農家が増えたら、ムンジュルガサみたいなワラで作る道具が復活できるかもしれません。
 ちなみに、農家さんに聞いたところ、ハトが畑のコムギを食べて困っているそうです。いいハトよけを知ってる人いませんか?
 

(2015年5月26日 更新)

クスサンの幼虫のフン

クスサンの幼虫のフン

クスサンの幼虫のフン

クスサンの幼虫

クスサンの幼虫


 この木の実のようなものはクスサンという蛾の幼虫のフンです。よく見ると複雑で不思議な形をしています。一見すると落ち葉などに埋もれてしまいそうな見た目ですが、幼虫がいる木の下にはいっぱい落ちていることが多いので、意外と簡単に見つかります。逆に言えば、地面に落ちているフンは幼虫を探す目印として使える場合があるということです。
 また、蛾に限らず昆虫のフンはその種類によってそれぞれ形が違います。昆虫を飼育するときには、そのフンまで観察してみると面白いかもしれませんね。
 
(2015年5月19日 更新)

ムクドリの仮剥製

ムクドリの仮剥製

 これは鳥の剥製ですが、博物館で展示されている剥製とはちょっと様子が違いますね。骨格をつくって、木にとまっているところや、飛んでいるところなど生きている姿を再現したものを『本剥製(ほんはくせい)』というのに対し、ポーズをとらせないで作る皮の標本を『仮剥製(かりはくせい)』といいます。
 この仮剥製は、昨年東村立山と水の生活博物館の講座で、作り方を教わりながら作りました。本剥製は難しい技術が必要ですが、仮剥製はだいぶお手軽です。仮剥製にしておけば、そのあとで本剥製に作りなおすこともできるそうなので、博物館の冷凍庫に眠っている鳥たちも、そのうち仮剥製にしなくちゃなぁ。
 

(2015年5月12日 更新)

煙草盆(タバコブン)

煙草盆(タバコブン)

 「アニメのロボットの顔みたい! なんですかこれ?」と聞かれたのでご紹介・・・
これはタバコを吸う道具を置くもので、煙草盆といいます。今の紙巻きタバコと違って、キセルを使うタバコは何度も火を点けたり、タバコの葉を詰め替えるため、煙草盆が必要だったわけです。
 この煙草盆は贈り物だったようです。今ではほとんど見られませんが、かつてはお店のオープンを記念して灰皿をプレゼントしたり、ライターをプレゼントしたりすることもよくありました。
 でも未成年のみなさんは、タバコを吸っちゃダメですよ。
 

(2015年4月27日 更新)

ハイイロテントウ(標本)

ハイイロテントウ(標本)

 その名の通り灰色で、一見地味なテントウムシですが、よく見ると背中にハートマークがあるかわいい種類です。
しかし、このテントウムシはもともと日本にいたわけではなく、人間の活動によって日本に侵入した外来種です。
 外来種はもとからその場所にいた生き物に悪影響をもたらすことが多いので問題となっています。外来種については第2展示室に解説があるのでぜひ見てみてくださいね。
 

(2015年4月20日 更新)

リュウキュウツヤハナムグリ

リュウキュウツヤハナムグリ

 テカテカ光沢のあるこの虫、みんななんて呼びますか?カナブン?この虫の正しい名前は、リュウキュウツヤハナムグリといいます。たしかにカナブンに近い仲間ですが、実は沖縄に「カナブン」と名前のつく虫はすんでいません。
 リュウキュウツヤハナムグリは九州の南の端から奄美大島やトカラ列島など、南の島に分布しています。島ごとに色やツヤ具合がちょっとずつ違うんだって。集めて並べてみたいですね。
 この虫は5月から8月くらいまで、市内でもたくさん見ることができます。樹液や花に集まるので、そんなところを探してみてね。
 

とね こういち (2015年4月13日 更新)

お団子(ダーグ、デーグ)

お団子(ダーグ、デーグ)

 久しぶりに第1展示室「沖縄市の歴史と民俗」が開きました! またよろしくね。
 ところで、この展示室で消えてしまったものがあって、ちょっとびっくりしています。それが、お盆の展示で出しているお団子のレプリカです。本当は7つお供えする決まりなんですが、なぜかひとつ消えて6つになってしまいました。何度さがしても、どうしても見つからないんです。 おもちゃなので食べられるわけないし、ガラスのケースに入っていたので、誰も取れるわけないし・・・もしかして小人のイタズラ?
 というわけで、しばらくはお団子は6つで飾らせてくださいね。
 

かわぞえ ゆういちろう (2015年4月2日 更新)

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