更新日:2024年2月2日

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2021年度の一品紹介

 博物館の入館チケット

博物館の入館チケットの写真
長かった緊急事態宣言の期間が終わりました!
博物館をまた開けて、お客様をお迎えできるのが本当にうれしいです。
さて、本日ご紹介する一品は、1985年から1993年まで当館で使われていたチケットです。
そう、この博物館は8年間だけ有料の時期があったのです。
当館もあと数年で開館40周年を迎えます。
琉米親善センター時代から、あるいは図書館が併設されていた時代から足を運んでくださった皆様、そして当館を初めてご覧いただく皆様、あらためてよろしくお願いします!
(2021年9月27日更新)

 土器のレプリカ

土器のレプリカの写真
長引くコロナの影響で、博物館では体験型の講座がほとんどできない状況です。
土器づくりのようにコツが大事なモノづくりでは、忘れてしまわないよう、実際に毎年作ることが欠かせません。
コロナの自粛が明けた時のため、本当に小規模ですが、今年も博物館のスタッフは実際に土器を作りました。また皆様と、土器づくりしたいと思いながら。
(2021年9月17日更新)

 コシダのかご

コシダのかごの写真(JPG:165KB)
沖縄では、梅雨の終わりから夏の初めまでのごく短い期間、コシダのつるの繊維が取れます。この繊維を使ってかごを作ります。
まるで針金のような丈夫な繊維ですが、乾燥すると繊維がポキポキ折れてしまい、かごを作ることができませんでした。
まだまだ修行が必要です・・・・・・
(2021年9月13日更新)

 クロツグ(マーニ)のそり

クロツグ(マーニ)のそりの写真(JPG:165KB)
先週ご紹介したクロツグを、少しだけ切って、ソリづくりの練習をしました。
小さな子供を乗せて遊ばせたり、スリルを求める子は斜面で滑るような遊びで使ったようです。今回は2人乗りで作ってみました。
このソリ、編み方にコツがあって、編むのに慣れていないと、編み目がほどけてバラバラになってしまいます。
そんなことを記録して説明するのも、実は博物館の大事な仕事なんですよ。
(2021年8月2日更新)

 クロツグ(マーニ)

クロツグ(マーニ)の写真
台風が去って、暑さが戻ってきました。
そこで今日は、日なたではなく、日陰が好きな植物をご紹介します。
このクロツグは、日陰でよく見られる、ヤシの仲間の植物です。
沖縄市では、ウタキやお墓の周りなど、昔から自然がよく残されている場所に生えていますが、最近では、見かけるのがとても少なくなっています。
(2021年7月26日更新)

 カマ(アチイラナ)

カマ(アチイラナ)の写真
先週、七夕の竹採りで使ったカマを、砥石(といし)で研いで手入れしています。このカマは沖縄の鍛冶屋(かじや)の手打ちで、竹やぶでも竹を切りやすいよう、刃を厚く短めに作ってもらいました。このような竹採りに使いやすいカマを、方言でアチイラナと呼びます。
博物館では、とくに刃物の手入れをしっかりやります。ケガをする原因のひとつに、切れない刃物で力を入れてしまい、手が滑って自分や周りの人が傷つくことがあるからです。
これから草刈りや夏休みの工作で、刃物を使うことが増えるかもしれません。安全に気を付けながら、大事に使ってあげてくださいね。(2021年7月12日更新)

 ホテイチク

ホテイチクの写真
開館している図書館からお願いされて、七夕用の竹を採ってきました。ホテイチクという竹で、根っこに近い節がポコポコ盛り上がっている様子を、七福神の布袋(ほてい)様にちなんで名付けられています。方言ではチンブクと呼び、釣り竿に特にいい竹とされています。
ちなみに、沖縄で七夕にササや竹を飾り、願い事をするようになったのは、沖縄戦後の割と新しい時期です。旧暦7月7日といえばお盆の1週間前。お墓の掃除に汗水たらしたり、そうめんをゆでて食べる日とされていました
(2021年7月5日更新)

 黒電話

黒電話の写真
おじいちゃん、おばあちゃんの小さかった頃の暮らしについて学ぶため、博物館では、昭和の家電も集めるようになりました。
この黒電話も「懐かしい」と感じる人が多いのではないでしょうか?
ただ、おかしなことにこの2つの黒電話は、1本のコードでつながっていて、このままでは通話ができません。「糸電話じゃないの」という意見も出ていますが、みなさんはどう思いますか?
(2021年6月28日更新)

 キオビエダシャク

キオビエダシャクの写真(JPG:365KB)
梅雨明けぐらいの時期に、よくお客様から「このチョウなんね?」とお問い合わせがあります。
これはキオビエダシャクというガの仲間です。幼虫はイヌマキ(チャーギ)の葉を食べ、6~7月に成虫が多く見られます。「キオビ」の名前通り、黒い翅と黄色の帯がよく目立ちます。
ちなみに、みなさんよく気にされるチョウとガの区別ですが、沖縄の人はチョウもガもまとめて「はべる」と呼んでいました。これは、分類的にとても正しい呼び方です。もし、チョウかガか迷ったら「はべる」と答えるとまず間違いはありません。(2021年6月21日更新)

 コンジンテナガエビ

コンジンテナガエビの写真(JPG:365KB)

6月9日の雨の日に捕まえてきました。川や池にいるエビとしては日本最大で、はさみを合わせると、30cmを超える大きさになります。かき揚げやみそ汁に入れて食べていた人もいたそうです。
このエビはこれまで博物館で捕まえた中でも最大サイズで、捕まえた時に大声を出してしまいました。
テナガエビのオスのハサミはメスより大きく立派で、このハサミをうまく使って生きた魚や小エビを捕まえます。
一般的にエビはカニよりもハサミで挟む力が弱く、コンジンテナガエビに挟まれても、ちょっと血がにじむぐらいで、それほど痛くはありませんでした。

 みの(蓑)

みの(蓑)の写真

梅雨の季節なので、「みの」をご紹介しますね。この「みの」はシュロの繊維を編んで作られたレインコートで、方言ではスルンヌと呼ばれます。1960年代に、「みの」を着けたおじいさんの写真が残っていて、
この時代まで使っていた人がいることがわかります。
実際に付けてみると着心地がごわごわして重く、雨の日にらんらん気分になれそうにありません。
今の時代のレインコートがどれだけ優れているか実感できますね。
(2021年6月4日更新)

お問い合わせ

教育部 市立郷土博物館 

〒904-0031 沖縄県沖縄市上地2丁目19番6号

電話番号:098-932-6882

ファクス番号:098-933-6218