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2007年度(H19)今週の一品

唐尺(からじゃく)

唐尺(からじゃく)

 これは屋敷や墓、仏壇などを造るのに使う特別な「ものさし」です。唐尺という名前が表わすように、中国から風水思想と共にもたらされたものです。
 長さは1尺4寸4分(約43センチ)、1つの目盛が1寸8分(約5.4センチ)になっていますが、普段使うものと違い、数字がありません。その代わり文字が記されています。
 文字には吉凶があり、戝(財)・義・官・本は【吉】、病・離・刼(効)・害が【凶】を示します。門口や墓口の幅、仏壇の段の高さは、【吉】を示す長さになるよう定めます。
 造る時、どの文字に当てると良いかは、主にサンジンソウ(易者)やフンシミー(風水をみる人)に相談しますが、墓大工が行うこともありました。以前お話を伺った墓大工は、墓口の幅は「官」か「義」にあたるよう造っていたそうです。

(2008年3月24日 更新)

ミーバーラー

ミーバーラー

 養鶏用の籠です。主に、タウチー(軍鶏)を飼うために使われました。鶏が逃げ出さないように、重しをのせました。
 竹を六角に編んだものなので、「ロッカクミー」と呼ぶ地域もあります。六角に編むのは、ミーバーラーの他に、芭蕉を入れるウーバーラーの底や、餅を蒸すためのムチンブサーなどがあります。博物館がある上地では、昔、キャベツ(タマナー)を入れる籠としても使われていました。

(2008年3月10日 更新)

継ぎ手(つぎて)

ぎ手(つぎて)

 「継ぎ手」とは、柱などで長さが足りない場合に、直線に木材をつなぐ大工さんの技術の一つです。今回の一品は、「蟻継ぎ(ありつぎ)」という継ぎ手で、それが4面に見られることから「四方蟻継ぎ」と呼ばれています。どのように別々の木がつないであるかわかりますか?
 継ぎ手にはいろいろな継ぎ方があり、木造の家では、様々な継ぎ手を見ることができます。

(2008年3月6日 更新)

ナビゲー(お玉杓子)

ナビゲー(お玉杓子)

 この道具は、今でいうお玉です。おみそ汁などをすくうのに使います。現在では、金属製のモノが多いですが、昔は木製のモノをつかっていました。また使いやすいように、柄の先には出っ張りがあります。この出っ張りは、あやまってナビゲーが鍋の中に落ちてしまわないように、鍋のフチに引っ掛けるために作られています。
 現在、プラスチックや金属をつかっていろいろなモノが作られています。しかし、昔の人は、木を利用してナビゲーをはじめいろいろなモノを作っていました。

(2008年2月29日 更新)

ムンジュル笠

ムンジュル笠

 ムンジュル笠とは、竹を小さく裂き骨組みを作り、その上に麦わらを立てにならべて編んだ笠です。畑仕事などをするときに使われていました。現在は琉球舞踊の小道具にも使われています。
 これは、男性用で、とんがりを急にして作られています。女性用は円(まる)みを帯びているのが特徴です。
 瀬底島と粟国島が産地として有名です。「ムンジュル平笠節」のように農村の娘の恋歌のテーマにもなるなど親しまれてきました。「ムンジュル平笠節」の笠は、女性用です。

(2008年2月18日 更新)

石斧(せきふ)

石斧(せきふ)

 今からおよそ3500年前、室川貝塚では、石で斧がつくられました。使われた石は輝緑岩(きりょくがん)といい、沖縄島北部地域で見られる岩石です。
 展示した一品は、使っている途中で折れてしまったのか、刃の部分しか残っていません。刃は丁寧に磨き上げられ、光沢を放っています。また、成形が直線的ではなく、わずかに曲面を描くように磨き上げられています。
 

(2008年2月12日 更新)

ジュラルミン製の火鉢

ジュラルミン製の火鉢

 火鉢は灰を入れ、その上に炭火を乗せて、部屋を温める道具です。火鉢は木、焼き物、土などいろいろな材料で作られ、形も丸、四角とたくさんのバリエーションがあります。この火鉢は土などの型に、ジュラルミンを流し込み作られています。戦後になって作られたものと思われます。火鉢は簡単に動かすことができ、炭を使えば煙や炎もあまり出ないことから、囲炉裏のない部屋や街中の家では大切な暖房でした。

(2008年2月4日 更新)

ムーチー

ムーチー

 沖縄では、旧暦の12月8日に、ムーチーというお餅を作っています。場所によっては、自分の年に1を足した数のムーチーを作って軒下につるし、自分が食べたいときに食べていました。ちょっとした「お年玉」のようなものですね。
 お菓子が今のようにたくさんなかったころ、ムーチーを食べるのが楽しみで仕方なかったと、話してくれたおじいちゃんがいました。

(2008年1月28日 更新)

獅子舞(平安名常亀人形)

獅子舞(平安名常亀人形)

 これは獅子舞に登場する獅子です。沖縄の獅子舞は旧暦の6月から8月の豊年祭や旧盆に演じられます。
獅子はデイゴの木で作られ、体の毛は芭蕉や麻の糸を染めて作られます。1人が獅子の前足に足を入れ、獅子の頭をかぶり、手で獅子の口を動かします。もう1人が獅子の後ろ足に両足を入れ、腰を曲げておどります。獅子がおどることによって悪霊を払い、幸せや豊作を招くと言われています。
 これは平安名常亀さんが作成した獅子で、かわいらしい表情をしていますが、一般的な獅子は、外見は獣に近く舞い方も動物の動きをリアルに表現し、いかにも厄払いにふさわしい荒々しい舞を披露します。

(2008年1月22日 更新)

冬虫夏草(とうちゅうかそう)のなかま

冬虫夏草(とうちゅうかそう)のなかま

 博物館でクワガタムシの幼虫を育てていると、キノコがにょきっと生えてきました。セミや蛾、クモなどの生き物からキノコが生えてくることがあります。これらを「虫草、冬虫夏草」と呼んでいます。
 沖縄ではキノコが決まった時期に生えてこないため、キノコ狩りがはやらないといいます。もしかしたら、この冬虫夏草のなかまも季節に関係なく、幼虫がいたら見られるものなのかもしれません。
あれっと思う幼虫がいたら、博物館に教えてくださいね。

(2008年1月15日 更新)

ムチンブサー

ムチンブサー

 旧暦の12月8日は、年中行事「ムーチー」の日です。
これは、ムーチーを作るときに使う道具です。ムーチーを蒸すときに、シンメーナービ(大きな鍋)の中に、このムチンブサーを入れて、ムーチーを並べて蒸します。ムーチーは、魔除けの行事ですが、現在は子供の健康祈願としての強い意味を持っています。「ムーチー」の頃、沖縄の寒さが一段と厳しくなる頃で、「ムーチービーサ」と呼ばれています。

(2008年1月8日 更新)

丸型ポスト

丸型ポスト

 正式な名前は「郵便差出箱1号(丸型)」といいます。戦後に全国に設置され、1970年代まで多く見られました。その後、現在でも見られる四角い形のポストに変わっていき、今ではほとんど見ることがなくなりました。
 今回展示のポストは昭和36年に作られ、那覇市で使用されていたものです。ほとんど見られなくなった丸型ポストですが、現在でも現役でがんばっているものがパークアベニューにあるので、ぜひ探してみてください。
 また、四角いポストも、よく見るといろいろな種類があります。身近にある郵便ポストを見て回るのもおもしろいかもしれませんね。

(2007年12月25日 更新)

タイワンカブトムシ

タイワンカブトムシ

 タイワンカブトムシは、サイのような角をしていることから、別名サイカブトとも呼ばれています。不用意に触ると、爪や脚のトゲトゲが皮膚に食い込み、非常に痛い思いをします。また、食べ物(樹液ゼリーや果物)を見つけると、前脚と角で、掻くようにして食べ物の中に潜り込み、あっという間に食べ尽くしてしまいます。力が強く、樹液ゼリーのカップを突き破るほどです。
 タイワンカブトムシはサトウキビやヤシの木に潜り込んで、台湾から沖縄にやってきました。最近では、タイワンカブトムシだけではなく、県外や外国のカブトムシが逃げ、沖縄にもともといた生き物の環境を脅かしています。本来いないところで増え、在来種を脅かし、農作物に害を与えると、どんなにかっこいいカブトムシでも、「害虫」になってしまうのです。

(2007年12月18日 更新)

鰹節削り器

鰹節削り器

 沖縄は、鰹節の消費量が全国一と言われています。
今では、あらかじめ削られてパックに入れられた鰹節を買ってきて料理に使う家庭がほとんどです。しかし、パックに入れられた鰹節が登場するまでは、鰹節そのものを買ってきて、料理に使う直前に、鰹節削り器で鰹節を削りました。
 鰹節削り器で削って料理に使うほうが、味も香りも良いといって、今でも鰹節削り器を使う人はいるようです。

(2007年12月11日 更新)

黒曜石(こくようせき)

黒曜石(こくようせき)

 黒曜石の名称は、ご覧の通り「黒く曜く」ことに由来します。
火山から吹き出るマグマが冷えて固まることによってできた石です。光沢のあるガラス質をしており、割れ口がとても鋭いため、ものを切り裂く道具として古くから使われてきました。
 沖縄市の室川貝塚では、今から3千年前の地層から、黒曜石のかけらがみつかっています。
 黒曜石は沖縄県内では産出せず、どこか別の地域から持ち込まれたことがわかっています。3千年前に、黒曜石を持った人々との交流があったことでしょう。

(2007年12月4日 更新)

トゥイヌクチ

トゥイヌクチ

 漢字では「鳥の口」です。さて、これは何に使う道具でしょう?答えは、ツバキの種をつぶしてツバキ油をとる道具です。
 ツバキの種を真ん中でつぶすと、中のミゾを通って、ツバキ油が流れてくる仕組みになっています。
ツバキ油は、髪につけるのに使われたので、きっと高い値段で売れたのでしょう。でもトゥイヌクチはかなり重く、ツバキ油をとるのは大変な仕事だったのではないでしょうか?

(2007年11月27日 更新)

髪洗い粉

髪洗い粉

 髪を洗うときに使われた粉です。商品名は、「白ツバキ洗粉」と書かれています。「ツバキ」と書かれていますが、原料は、鹿児島産の火山灰の粉です。水に溶くと泥状になり、それを髪に付けて洗います。泡立ちはしませんが、髪がツヤツヤになると言われ、主に昭和期に使われていました。
 この「白ツバキ洗粉」には、「サツマ特産」と書かれていて鹿児島県の会社で生産され沖縄の那覇にある代理店が販売していました。今では、生産中止になっていますが、沖縄のどこかのマチヤグァー(商店)の棚の奥にひっそりと置かれているかもしれません。
 

(2007年11月19日 更新)

越来中等学校印

越来中等学校印

 卒業証書などに押される印鑑が、この学校印です。
1948年から1949年までのわずか1年間だけ、越来中等学校という名前の学校がありました。今のコザ中学校にあたります。
 越来中等学校は、もともとは、今の諸見小学校のところにありました。コザ中学校が現在の場所に移ったのは、1951年のことです。
この学校印は、わずか1年間しか使われなかったことになります。今回、58年ぶりに印を押してみました。
 記念誌によると、越来中等学校の卒業生は68人。今、何枚の卒業証書が残っているでしょう?

(2007年11月13日 更新)

タカウジン(高御膳)

タカウジン(高御膳)

 テーブルなどでの家族一緒にとる食事は、実は戦後になってからです。それまでは、1人前のご飯やおかずが、その人の目の前のお膳にあるのが普通だったようです。
 タカウジンは、裕福な家の主人が使ったものが多いようです。普通のお膳よりも少し高く、一家の長であることをアピールしています。お膳の数が多いときは、その家の長男から順々にお膳を使うことができました。タカウジンは、他にも仏壇にお供えをするのにも使われました。

(2007年11月8日 更新)

ユートゥイ

ユートゥイ

 このチリトリのように見える道具は、ユートゥイといい、舟の底にたまった海水をくみ出す道具です。
 舟の底にたまる水を「アカ(淦)」と呼ぶことから「アカトゥイ」ともいわれます。特にこのような形のものを「糸満ユートゥイ」といいます。
 材料は松の木の根から作られています。昔はサバニという舟を使っており、サバニの丸い舟の底から海水をすくいやすいように、ユートゥイの下側は丸くなっています。現在は、舟の作りや仕組みが変わり、ユートゥイはほとんど使われなくなりました。
 

(2007年10月29日 更新)

そろばん(算盤)

そろばん(算盤)

 「そろばん」は、約4000年前に、中東のメソポタミア地方で、原型ができたといわれています。
 中国では、約1900年前の本に「そろばん」が登場します。日本に伝わったのは約500年前で、「そろばん」の呼び名は「算盤」の中国読み「スワンパン」が変化したものといわれています。
 最初に伝わった「そろばん」は、上の段の5を示す玉が2つ、下の段の1をしめす玉が5つありました。その後、日本で使いやすいように、5をしめす玉が1つになりました。さらに、1をしめす玉が4つになり、現在見られる「そろばん」の形になりました。

(2007年10月24日 更新)

サツマゴキブリ

サツマゴキブリ

 沖縄には、20種類を超えるゴキブリがいます。サツマゴキブリは、家の中に入ってくることはほとんどありません。成虫になってもはねは生えず、動きはほかのゴキブリと比べてゆっくりしています。体の横の赤いラインは、成虫になったら出てきます。卵を産まず、メスのおなかの中でこどもをかえし、幼虫がメスのお腹から出てきます。
 育ててみた結果、肉はほとんど食べず、野菜が好きなことや、ゴキブリ独特のいやなにおいがしないことがわかりました。

(2007年10月15日 更新)

アンダガーミ

アンダガーミ

 台所で使う豚の油や塩、味噌などを入れておく壺です。ミンガーミ、耳壺(みみちぶ)とも呼ばれています。

 高さ30cmぐらいのものがほとんどで、黒色やあめ色の釉薬(ゆうやく/焼き物の上にぬる薬)がかけられています。中に、油や味噌などを入れるため、必ず中にも釉薬がかけられています。また、外側に四つの耳が取り付けられています。この耳には、シュロ縄などを通し、台所の天井からつるして使われました。

(2007年10月10日 更新)

ウスデーク(平安名常亀人形)

ウスデーク(平安名常亀人形)

 ウスデークは、沖縄県内各地に伝わっている、女性だけで踊られる踊りです。
 音取りと呼ばれる小鼓(小さな太鼓)を持った年長者の女性を先頭に、その後に地域の女性たちが続きます。村の遊び庭(あしびなー)と呼ばれる広場や公民館などで、左回りに輪を描きながら踊ります。
 沖縄市内では、胡屋、山内が旧暦8月10日、池原、知花、越来が旧暦8月15日、上地が旧暦9月18日にウスデークが踊られています。

(2007年9月27日 更新)

クバオージ(クバの扇)(1)

クバオージ(クバの扇)(1)

 クバの葉でできた扇です。クバの葉を刈ってきて、重しになる石を乗せ、日にあてます。すると、枯れて茶色になり、かたくなります。これを中心から裂いて、まわりの余分な葉先をハサミで切り、扇の形にととのえます。
 戦前は、クーラーや扇風機がなかったので、クバの葉で扇をつくり、夏の暑い日を涼しく過ごしていました。最近では見かけることも少なくなりましたが、クバオージは、軽く、もちやすい形をしているので、戦後も長い間にわたって使われました。

(2007年9月19日 更新)

枡(ます)

枡(ます)

 現在は、量をはかるリットルという単位をよく目にします。しかし、戦前は「尺貫法」という単位を使っていて、その単位は「合」や「升」が使われていました。この「合」や「升」をはかるための道具が枡です。枡の中に米などを、すり切りいっぱい入れて量をはかります。1合が約0.18リットル(牛乳ビン1本分)で、10合で1升、約1.8リットルになります。
 現在でも、ご飯を炊く炊飯器(5合炊きなど)や、お酒のビン(一升瓶など)などには、合や升の単位が使われています。
■量の単位
1合=約0.18リットル(約180ミリリットル)
1升=10合=約1.8リットル
1斗=10升=約18リットル
1石=10斗=約180リットル。

(2007年9月14日 更新)

ジュラルミン製のヤカン

ジュラルミン製のヤカン

 戦争で、家や家財道具などを失った人々は、各地に散らばっていた飛行機の残がいを溶かして、日常生活に必要な道具を作りました。これをジュラルミン製品と言います。
 沖縄市の泡瀬には、金属を溶かして型に流しこんで器を作る、鋳物(いもの)工場が5~6ヶ所あり、職人さんが働いていました。
 泡瀬の塩田地域(海岸で塩を作る場所)の一部に埋められていたジュラルミンを掘り出して鍋、釜、ヤカン、アイロンなど、貴重な金属類の生活道具をつくりました。

(2007年9月5日 更新)

銃剣(日本軍)

銃剣(日本軍)

 この銃剣は、日本軍の三八式(さんぱちしき)歩兵銃の先に取り付けるもので、銃を槍やこん棒のように使えます。
 三八式歩兵銃は、戦争中、日本軍で最もよく見られた小銃です。銃剣を使いこなすために、銃剣道という科目がありました。この銃剣は、持ち手の木の部分が失なわれています。
 日本軍は、弾薬や食糧の補給を断たれることが多く、弾薬が無くなったときの最後の武器が、銃剣でした。

(2007年8月30日 更新)

十一年式軽機関銃

十一年式軽機関銃

 機関銃は、弾丸を連射するための銃で、マシンガンとも呼ばれます。そして、比較的軽く、持ち運びできるものを軽機関銃と言います。 十一年式とは、軍に採用された年号を指し、大正十一年に採用された日本で初めての軽機関銃でした。銃の上面に「十一年式」という字が見られます。
 沖縄戦の時は、すでに新しい軽機関銃が作られており、十一年式は古いものでした。しかし、武器の不足から再び使用されるようになったそうです。
  軽機関銃は「軽」とはいえ、銃だけで10kgを超え、故障も多かったと言われています。これを持ち運んでの戦いは、苦しいものだったことでしょう。この十一年式軽機関銃を構え、戦った人たちの思いは、どのようなものだったのでしょうか?

(2007年8月20日 更新)

薬きょうを利用した灰皿

薬きょうを利用した灰皿

 戦争で、家や家財道具などを失った人々は、各地に散らばっていた兵器の残がいを利用して、日常生活に必要な道具を作りました。
 これは、薬きょう(火薬を入れる金属製の筒)を利用してつくられた灰皿です。その他、薬きょうを利用して作られたものに、花瓶、ランプ、アイロン等がありました。
  戦争の時は、人間の命を奪う存在だったものが、戦争が終わったあとは、人間を生かす道具へと変わりました。
 何もかも失ってしまった中で、戦争を乗り越え、戦後を生き抜いてきた人々のたくましさがわかる一品です。

(2007年8月13日 更新)

銃剣(アメリカ軍)

銃剣(アメリカ軍)

 この銃剣は、アメリカ軍の小銃の先に取り付けるもので、銃を槍のように使えます。
 この銃剣は、柄にあるはずのジョイントが失われています。戦記などによると、ことのほか役立つものだったようです。
 取っ手は樽型で握りやすく、普通のナイフとしても十分に使えます。

(2007年8月6日 更新)

アオミオカタニシ

アオミオカタニシ

 この生き物、カタツムリにそっくりですが、カタツムリではないんです。緑色をしています。アオミオカタニシは、生きているときに、殻が緑色に見えます。中の体が緑色をしていて、それが透けて緑色に見えているのです。
そして、よ~く観察してください。まだまだカタツムリと違うところが見つかるはずです。まず、殻にフタがついていること。そして、目が触覚の先ではなく、触覚の根元についていることです。
 雨上がりの公園や林に行ったときは、木の表面や葉っぱの上をよ~く探してください。アオミオカタニシに出会えるかもしれませんよ。

(2007年7月23日 更新)

ワラザン

ワラザン

 ワラを使った沖縄の道具のひとつに、ワラザンがあります。ワラザンは、主に数を表すのに使われます。文字を書くには、書ける人と読める人、紙と鉛筆がいるのに対して、ワラザンなら、タダで手に入ったワラだけでいいのです。
 ワラザンの読み方はルールさえわかれば簡単です。このワラザンは、計算をするためのものです。そろばんのような仕事ができます。でも、みんなが字を覚えると、ワラザンはなくなっていきました。役目を終えたワラザンは、その辺に捨てられる運命だったので、残念ながら、ほとんど残されていないのです。このワラザンも、2006年に県外のワラを使って作りました。
 

(2007年7月17日 更新)

ハーリー(平安名常亀人形)

ハーリー(平安名常亀人形)

 旧暦の5月4日は、沖縄各地で大漁と健康を祈願する「ハーリー」という船の競漕が行われます。
 これは、平安名常亀さんが作成した人形がハーリーブニ(爬竜船)を漕ぐ様子です。ハーリーの盛んな糸満では、ウグァンバーリー、アギバーリー、転覆競などに使用されます。また、この日は、「ユッカヌヒー」と言われ、こども達にとっては、年に1度、おもちゃを買ってもらえる楽しみな1日でもありました。

(2007年7月9日 更新)

ンムクジシリー

ンムクジシリー

 この痛そうな洗濯板に見える道具を見たことがありますか?これは、サツマイモをすりおろす道具です。
 ンムクジシリーを使って、サツマイモをすりおろし、デンプンをとりました。デンプンを沖縄では「ンムクジ」と言います(イモの葛(くず))。昔の人は、ンムクジを、のりの代わりに使ったり、モチを作ったりしていました。
現在でも「ンムクジ天ぷら」や「ンムクジプットゥルー」などの沖縄料理があります。

(2007年6月26日 更新)

テンシノツバサ

テンシノツバサ

 南北アメリカでとれる貝で、日本では、拾うことができません。そのため、英語の「Angel Wing」という名前が、そのまま日本での名前となっています。
 アメリカの西海岸やブラジルではよく拾える貝のようです。貝がらは白がふつうですが、この貝がらは、少し色がついています。また、片方の貝がらが少し欠けています。「翼の折れた天使」といったところでしょうか?
 

(2007年6月19日 更新)

サギゾーキー

サギゾーキー

 サギゾーキーは、食べ物を保存するために使われました。今は、冷蔵庫に食べ物や野菜を入れて何日間か保存しますが、冷蔵庫がなかった時代は、サギゾーキーを使いました。
 この形は、明治以降に入った新しいタイプです。サギゾーキーの中に、ごちそうの残り物などを入れて、台所内や、風通しのいいところで使いました。
つりさげて使うので、サギゾーキーと言われています。

(2007年6月11日 更新)

ムムディール

ムムディール

 ティールは、中に入れたものが落ちにくいため、ヤマモモや豆、魚などを入れるのによく使われました。
 毎年、4月の清明祭(シーミー)のころになると、山内・諸見里の女性たちはヤマモモの木に登り、腰につけたムムディールにヤマモモをどんどん入れていきました。それを、宜野湾市大山の人が買に来て、那覇で売って歩き、ムムウイアングヮー(桃売り姉さん)として親しまれました。
「ムムコーイミソーラニー(モモ買いませんかー)」
このような光景が戦前の春の風物詩でした。

(2007年6月5日 更新)

オオウナギ

オオウナギ

 沖縄にもともといる川の魚で、一番長いものが、オオウナギです。これはうるま市の井戸にいたもので、手づかみで捕まえるのが大変でした。大きなものになると、長さ2m、太さは直径10cmを超えます。
 おなかを上に向けて眠ることが多く、死んでいるように見えます。そのため、水槽を見ていた人から、「ウナギが死んでいるよ」と、よく言われました。

(2007年5月28日 更新)

せんたく板

せんたく板

 せんたく板は、家庭にせんたく機が普及する頃まで使われていました。たらい(平たくて丸い容器)を下に置いて、井戸からくんできた水をためて使います。せっけんをつけた布をこの板にこすりつけて、衣類のよごれを落としました。きざんだ目がこまかい板や大きい板があります。
 洗濯機やふつうに手洗いして落ちない汚れも、せんたく板を使うときれいになることがあります。
 電気を使わない昔の道具は、本当に機能的に作られていますね。

(2007年5月23日 更新)

菓子型(かしがた)

菓子型(かしがた)

 みなさんはお菓子、大好きですか?お祝いやお盆の時などに見る、甘くてきれいなお菓子に「コーグヮーシ(コー菓子)」があります。昔は、お菓子はあまりなく、コーグヮーシは大変なごちそうだったそうです。お年寄りの話では、コーグヮーシはお菓子屋さんで売っていたそうです。(地域によっては、お家で作っていたそうです)
 そのコーグヮーシを作る道具が、「クヮシガタ(菓子型)」です。蒸したもち米の粉と砂糖をこねたものを、クヮシガタにつめて花や桃などのきれいな形にしました。
クヮシガタをよーく見てください。細かく花や桃、松が彫ってあるでしょう?

(2007年5月14日 更新)

石炭

石炭

 沖縄県にも、石炭がとれる炭鉱があったことを知っていますか?この石炭は、西表島宇多良炭鉱のものです。泥をたくさん含んでいるため、あまりよい燃料ではなかったようです。
 実際に燃やした人の話では、とっても煙が多かったということです。
 ちなみに、飛行機に石炭は積めません。アルコールと同じように危険があるからのようです。

(2007年5月7日 更新)

石鏃(せきぞく)

石鏃(せきぞく)

 縄文時代に、動物を狩るために使われた石の矢じりです。先がとがっていて獲物に突き刺さりやすく、また、根っこの逆V字のところに木の枝を挟みやすくするなど、矢として使いやすくつくられています。
 沖縄で見つかる石鏃(せきぞく)は、県外と比べてとても少なく、沖縄島のまわりで、わずか100点ぐらいしか見つかっていません。またほとんどが縄文時代晩期のものです。

(2007年4月23日 更新)

ビントー貝

ビントー貝

 4月は遠足やシーミーの季節。楽しいピクニックには、お弁当がつきものです。このビントーは、外でおいしいご馳走を食べるためのものです。取ってがついて、持ち運びがしやすいようになっていますし、箱のふたには、取り皿が3枚入るようになっています。
 天気の良い日は早起きして、手作りのご馳走を持って、楽しいピクニックなんていかがですか?

(2007年4月16日 更新)

オウム貝

オウム貝

 オウムのくちばしに似ていることから、「オウムガイ」と名付けられましたが、本当はイカやタコのなかまです。オウムガイの貝殻は、空気の入った小さな部屋に区切られています。オウムガイは、小部屋の空気を出し入れして、浮いたり沈んだりして生活をしています。
 この不思議な形が、潜水艦の浮き沈みを考える参考になりました。

(2007年4月9日 更新)

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このページは教育部 市立郷土博物館が担当しています。

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