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2017年度(H29)今週の一品

最終更新日:2018年04月24日

骨格模型

骨格模型の一部

 これは何の骨か分かりますか? そう、人の骨です。でも本物そっくりですが模型です。自分の中にある骨のこと、みなさんどこまで知っていますか? 最も身近にありながら、普段は見えないので、細かなところは分からないのではないでしょうか?
 博物館では昔の人の骨を調査することがあります。沖縄は岩石の特徴などから昔の骨が残りやすい場所で、遺跡の発掘調査でも人の骨や動物の骨が見つかることがあります。
 人の骨が見つかったとき、どのような状態で見つかったのか、人のどこの骨が見つかったのかがとても大事なことになります。それを確認するためにこの骨格模型を使います。
 また、骨自体にもたくさんの情報がつまっています。骨を調査することによって、昔の人々がどのような生活をしていたのかを知る手掛かりを得ることができます。

(2018年3月5日 更新)

ナナバケシダ(標本)

刀子の復元品

 ナナバケシダは成長とともに何度も葉の形の変わるシダで、小さなころの切れこみがない細長い葉から、だんだんと切れこみのある姿に変わり、胞子をつける葉は標本のような姿になります。その変化の様子が、“七化け”の名前の由来です。
 この仲間は熱帯に多いシダで、ナナバケシダは沖永良部島以南に分布しています。沖縄島ではやんばるから沖縄市や北谷町などの中部まで記録がありますが、市街部ではほとんど見られません。このシダの残っていることは、その場所が地面の造成をまぬがれ、湿度が保たれてきたという証拠なのです。

(2018年2月19日 更新)

植木鉢の破片

刀子の復元品

 1月27日、博物館講座「土と植物のひみつ」で沖縄市松本の緑地に行った時のことです。捨てられた植木鉢の中に、おかしな土器を見つけました。博物館で見たところ、どうもよくできたレプリカで、植木鉢に使われていたようです。
 土器作りの講座では、作った土器はポイ捨てしないで! とお願いしています。焼き物は半永久的に残るものです。また、地面に埋まって汚れてしまうと、くわしく見ないと本物の土器と間違えてしまうことも考えられます。ポイ捨てせずに、ちゃんと燃えないごみに捨ててくださいね。

(2018年2月5日 更新)

土器クッキー

クッキー?土器?

 郷土博物館では、2月4日にバレンタインデーの企画で、土器クッキー作りの講座があります。土器というと「お堅い」感じがしますが、クッキー作りで考古学も学べるのが、企画のウリになっています。
 土器の破片と比べてみても、なかなか見分けがつかない出来になっていますよね? クッキーで完全な土器の形は難しいそうですが、破片なら、かなり本物に近づけられます。博物館には「こだわる」人も多いので、「断面が本物っぽい」とか、「焼成の雰囲気が出ている」とか、自宅で焼いた作品の品評会も盛んです。
 バレンタインデーに何を贈ろうか迷っているアナタ、土器のクッキーはいかがですか?

(2018年1月15日 更新)

イジュ(標本)

刀子の復元品

 きれいな白い花を咲かせることで有名なイジュ。この標本では実がついています。
 イジュの実は、割れ目が入ったかたいカラのようなすがたをしています。このかたい部分はマツぼっくりと同じ、種子を守るためのつくりで、この割れ目に種子がはさまっています。種子はうすく、はねのような部分を持っていて、風によくまって遠くへとんでいくことができます。花は春から梅雨時期にかけてよく咲いていますが、この実はいまちょうど熟しています。ぜひ観察してみてください。

(2017年12月19日 更新)
イジュの果実と種子

越来グスク出土の刀子(復元品)

刀子の復元品

 企画展「切る!」では、現役の鍛冶屋さんにも実験をお願いしました。それは、古い鉄で越来グスクで発掘された刀子(ナイフ)と同じものを作ること。
 博物館では、現場でモノを作る人の意見を大切にしています。机の上で考えたり、実際に使うことも大事ですが、「作る人の目線」から教えてもらうと、新しい発見がたくさんあります。
 江戸時代の古い鉄の道具から作った刀子は、焼き入れがうまくいかなかったそうで、日本刀の切っ先を叩き直して刀子を作ってもらいました。これも博物館の貴重な資料になります。

(2017年12月12日 更新)

ハシカンボク(標本)

ハシカンボク

 先日やんばるの林道を散策していたら、ハシカンボクがとても見事に咲いていました。沖縄市で集めた植物標本のなかから、今回はハシカンボクを紹介します。
 ハシカンボクはノボタンのなかまで、どの種も熱帯を好んで生える植物です。ノボタンのなかまには花が美しいものが多いので、栽培されることもあります。沖縄島にはほかにノボタンやコバノミヤマノボタンが生えていますが、なかでもハシカンボクは水気の多いところでよく見ます。山地に多く、沖縄市では北側の森の一部に分布が限られています。沖縄市とやんばるのつながりを示す植物のひとつです。

(2017年12月5日 更新)
ハシカンボクの花

アカタテハ(標本)

アカタテハ

 近頃、沖縄もめっきりすずしくなりましたね。このチョウは、気温が下がってくるとよく見かける、アカタテハという種類です。
 幼虫は、沖縄ではノカラムシという街中のちょっとしたやぶにもはえている草を主に食べています。ノカラムシの葉の裏は白く、幼虫は糸で葉を巻いて巣を作るので、アカタテハのいるところはその白がよく目立ちます。
 成虫は花の蜜のほか、くさった果物や獣のフンから汁を吸うこともよくあります。赤と茶色の落ち着いた色合いは、なんだか秋の深まりを感じさせますね。

(2017年11月28日 更新)

シナグリの実 

ナタギリシダ

 富山の植物園から、立派なクリをいただきました。日本で栽培されるクリのなかでも、これは中国原産のシナグリで、渋皮がむきやすく、日本では甘栗とよばれているものです。
 クリはドングリをつけるブナ科の植物で、トゲトゲのクリのいがは、ドングリのぼうしの部分が変化したものです。クリの仲間は、沖縄より少し涼しい温帯や暖帯という地域に生えていて、残念ながら沖縄ではみることができません。
 クリといえば、やっぱり秋の味覚。沖縄の秋の味の代表はなんでしょう?

(2017年11月14日 更新)

ドライヤー 

ナタギリシダ

 なぜ博物館の一品にドライヤー? と思ったみなさん、よく見てください。すごい使われ方をしているでしょ?博物館では、ドライヤーで髪を乾かすことはありません。そのかわり、

① 七輪に取り付け、炭火を高温にし、真っ赤に
  なった鉄を叩いてナイフをつくる

② 曲がってしまったクバの葉に水を付け
  ドライヤーで加熱して凧をつくる
③ 展示用のプラスティック材料を加熱し、
  ちょうどいい角度に曲げる

 などなど、大活躍してくれます。博物館にはなくてはならない道具なのです。

(2017年10月31日 更新)

イースター島の石器 

イースター島の石器

 企画展「切る!」では、体験や準備で、たくさんのみなさまから協力してもらっています。今回はある研究者から、イースター島の石器をお借りしました。イースター島はモアイ像で有名です。島全体が火山岩でできていて、「刃物」にしやすい石がゴロゴロと落ちているそうです。
 この石器は作りかけのようです。沖縄では、このような刃物に向く石は限られているので、もっとがんばって完成させるところなんですが、イースター島はとにかく材料がたくさんあるので、このような作りかけの石器も珍しくないとか・・・
ちなみに、遺跡から許可を得ずモノを持ち出すのは、どこの国でも禁止です。気を付けてくださいね。

(2017年10月19日 更新)

ナタギリシダ(標本)

ナタギリシダ

 「切る!」展の準備で、刃物が名前に入っている生き物をいろいろと探しました。ノコギリやハサミを名前に持つ生き物は多いのですが、このシダは”鉈”の名前がついためずらしい例でした。
ナタギリシダは、葉の先が直角で、鉈で切りそろえたように見えることからその名前が付けられたようです。琉球列島に分布するシダで、湿度が高い、自然度の高い場所でしか見ることができません。沖縄市では北側の森で自生が確認されています。沖縄市の自然の豊かさを象徴する植物の一つです。

(2017年10月2日 更新)

ねじり鎌

ねじり鎌

 発掘調査ではたくさんの道具が活躍しています。今回はその中でもなくてはならない大切な道具の一つを紹介します。その名も『ねじり鎌』。もともとは庭の草刈りなどで使われているもので、別名「草削り」とも呼ばれています。この道具のすごいところはなんといっても削るチカラ!発掘の作業では穴を掘った後に地層をそれぞれの特徴ごとに分ける作業をしますが、ねじり鎌を使って土を削ると土の違いが分かりやすくなります。
それぞれの土の特徴をよく知ることで、土の中から古いモノが出てきたときに、おおよその時代や当時のようすを考えることができます。
発掘調査はマニアックな作業の連続です。今後の一品もお楽しみに。

(2017年9月25日 更新)

締太鼓(シメデーク)

シメデーク

 エイサーに欠かせないものとして、大太鼓(ウフデーク)、締太鼓(シメデーク)、パーランク―の3種類の太鼓があります。この中で、締太鼓は沖縄市内の青年会で多く使われていて、太鼓の重さで反動をつけ、体全体で表現できるのが特徴です。
この締太鼓は、1980年代に一度活動が途絶えた中之町青年会から贈られたものです。その後、2010年に伝統の型を知る地元の人々の協力で中の町青年会はエイサーを復活させました。
今週末には、沖縄全島エイサーまつりが行われます。躍動感ある締太鼓の動きにぜひ注目してみてください。

(2017年9月11日 更新)

防毒マスク

壕にのこっていた有毒マスク

 沖縄市の平和月間に合わせて、沖縄戦にかかわるモノをご紹介します。この防毒マスクは、南部の壕で掘り出され、沖縄戦の様子を伝える資料として、高校の授業で使われていたものです。
 防毒マスクは、有毒な煙を吸うのを防ぐためのものです。沖縄戦では、洞窟や地下の陣地に隠れた日本兵をいぶりだすため、米軍は火炎放射器で洞窟を焼き払ったり、ガソリンを流し込んで火をつけたりして戦いました。これらの攻撃では高温だけでなく、有毒なガスも発生するため、防毒のマスクが必要だったのです。

(2017年8月21日 更新)

リュウキュウアイ(標本)

リュウキュウアイの標本

 「藍染め」って聞いたことがありますか?
 藍の液で水色や紺色を染めることです。藍の液はこのリュウキュウアイの葉からできています。この葉からどうやって藍をつくるのか?
 ①たくさんの葉を数日間水につける
 ②葉を取りのぞいた液に石灰を入れてまぜる
 ③しばらく置いて赤いアクを何度もとりのぞく
 ④底にたまった藍を布でこして水気をきったら
 できあがり!
これを「泥藍」と呼びます。
 できあがった泥藍に水をたして苛性ソーダ、泡盛、水あめを加えて数日たつと泡がもこもこと出てきます。この状態になると藍染めができるようになります。葉から色をとりだす先人たちの知恵ですね!染物や織物にかかせない大切な植物です。

(2017年7月17日 更新)

ヒメフチトリゲンゴロウ(標本)

うぉぉぉぉ!すっげぇ!ヒメフチだぁ!

 「うおおおおお!ヒメフチ!ヒメフチがいたよ!!」
・・・このゲンゴロウは、昨年こどもの国のワニ池のそうじのときにみつかり、博物館へ持ちこまれたものです。はじめて見たときは、思わずさけんでしまうくらい、びっくりしました。
 ゲンゴロウなどの水生昆虫のなかまは、田んぼや池の減少や農薬、外来生物の影響などで、急速に姿を消しています。なかでもこの種のような大きな虫は、特に少なくなっていて、ヒメフチトリゲンゴロウは環境省のレッドリストで絶滅危惧Ⅱ類という高いランクづけがされています。沖縄市でも80年代までは生息していたようですが、ここ数十年は記録がなく、いなくなったと思っていました。この再発見は、本当におどろき!

(2017年6月5日 更新)

拓本セット

拓本セット

 10円玉などに紙を押し付けて、上から鉛筆でこすり、数字や絵を写しとって遊んだことはありませんか? 博物館でも、モノから文字などを写しとる仕事があります。
地域の歴史を記すモノはいろいろありますが、石に文字や形が刻まれた石碑も大事な資料です。しかし石碑はなかなか持ち運びできず、古いモノは長い年月で文字が見えにくくなっています。このような石碑などから文字や形を写しとる方法が拓本です(先ほどの10円玉を写しとるのも拓本の一種です)。これらの道具を使ってとった拓本は、博物館の大事な資料となります。


  拓本(湿拓)の方法
   ①紙を、霧吹きなどを使って貼り付ける。
   ②間に入った空気を押し出して、紙を密着させる。
   ③半乾きになるぐらいまで待つ。
   ④タンポと呼ばれる道具で、専用の墨を軽くたたくようにつける。
   ⑤新聞紙などにはさみ、重しをおいて、シワにならないように乾燥させる。

(2017年5月22日 更新)

オキナワクマバチ(標本)

オキナワクマバチ

 5月ごろ、林のまわりをヘリコプターのようにホバリングする黒い大きな虫を見たことありませんか? 正体はこのオキナワクマバチです。まっ黒でずんぐり、毛がおおくて、本当にクマみたいですね。
オキナワクマバチは単独で生活するハナバチというハチのなかまで、メスはかれ木に穴をほって、幼虫のエサとなる花のミツや花粉を集めて卵を産みます。
名前や見た目から、こわがられることがおおいですが、にぎったりしないかぎり人をさしてくるようなことはありません。何も知らないとこわく見えてしまいますが、くらしがわかるとかわいいハチですね。ひびきの似た「くまんばち」は、スズメバチやウシアブのなかまをさしていることがおおく、クマのようにこわいハチ、という意味でそうよばれるようです。

(2017年5月1日 更新)

フトン

フトンで土器を包む

 「博物館の人たち」にしか通じない言葉のひとつに「フトン」があります。
綿をうすば紙という紙でくるんだもので、土器のような壊れやすいもののクッションに使います。かなりフカフカで、このフトンでくるんでも運べないなら、もう運ぶことはできないね・・・・・・というぐらい頼りになります。
ほかの博物館からモノを借りる時、「うちのモノを大事に運んでいるのかな~?」とチェックが入ります。大事なものだからこそ貸してもらっているわけで、傷をつけないように運ばなきゃと緊張します。

(2017年4月17日 更新)

アカメガシワ(標本)

アカメガシワの柵葉標本

 アカメガシワは森を切りひらくと真っ先に生えてくる木で、そのような植物を先駆植物(パイオニア種)とよびます。沖縄島では北部の林道沿いでよく生えていて、沖縄市でも北側に行くほどよく見かけます。花や実は地味であまり目立たないですが、名前の由来でもあるピンク色を帯びた新芽が美しいです。
 沖縄市では他にオオバギという似た木もよく見ますが、アカメガシワは葉柄が葉のヘリから伸びているのに対し、オオバギは葉の中ほどについているので、なれると見間違うことはありません。
 アカメガシワは虫の集まる木としても有名です。クワガタなどの樹液を利用する虫が集まるほか、大きなアカギカメムシが子育てをしていたり、青く輝くミドリナカボソタマムシが葉をかじりに来ます。

(2017年4月10日 更新)

手作りのウチカビ

手作りのウチカビ

 あの世に送るお金を、ウチカビと呼びます。シーミーに合わせて、沖縄こどもの国での4月9日のワークショップの練習で作りました。ウチカビを紙から作る経験をした人はいなかったので、こどもの国の人たちは、ほとんど手探りで調べていました。
 ウチカビはワラをアルカリと煮て作るので、黄色をしています。お店で売られているウチカビも、この黄色を再現しています。
 ちなみに、ウチカビはこの世ではお金として使うことはできません。どれだけたくさんのウチカビを持っていても、この世ではお金持ちになれないのがつらいところですね。

(2017年4月3日 更新)

 

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このページは教育部 市立郷土博物館が担当しています。

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