島袋小6年生が体験学習
黒糖作りに挑戦、甘くておいしい
卒業式に児童ら配る
 ▲キビ刈りは全員が初めての体験 なれない手つきだがみんな頑張りました 黒糖作りに挑戦。サトウキビの収穫から体験し、自分たちの手で黒糖を作ろうと、市立島袋小学校(仲宗根恵子校長)の六年生が三月六日、同校内で黒糖作りを実践した。 六年生は六日、同小学校校内の一角にあるキビ畑でキビ刈りだし作業などサトウキビの収穫を体験した。 二・余りに伸びたキビは同小学校卒業生の島袋哲行さん(66)が提供し、昨年四月に六年生が植え付けたもの。定期的に肥料を加えたり、草むしりをしたり六年生が丹念に育ててきた。 この日は児童らがかまや小型のおのを手に幹を切り、根元をおので刈り、葉を切り落とす作業などを行った。 ほとんどの児童が初めての体験で島袋さんが手本をみせながら細かく指導した。 収穫から六日後の十二日、校内の畑から刈りだしたサトウキビを校舎の下手の方へ運び早速、黒糖作りに挑戦した。 それぞれがキビを圧搾機で搾り、ガスの火を加減しながら、その汁を大鍋で煮詰めること約三時間。児童らがしゃくしで汁をかき混ぜアクを取る。周りにはキビの甘い香りが漂い、児童らからは思わず「おいしそうな香り、早く食べたい」と笑いを誘う場面も。キビ独特のとろりとした粘りのある液体状になったらあとは容器に入れて固まるのを待つだけ。 みんなが力を合わせ、出来上がった黒糖は大鍋六杯分だった。 黒砂糖は卒業式に児童らに配られ、思いで深い、ひと味ちがう卒業式となった。 |
 ▲刈ったキビを運ぶのも大変です |
 ▲キビを搾る作業もみんなで やりました |
 ▲しゃくしでかき混ぜながら トロリとアメ色に煮詰まるまで待ちます |
 ▲ちょっと、つまみ食い やっぱりおいしいネ |
 ▲容器に移し、固まった黒糖、すごいでしょう | |
新職員採用
「まちに出てみよう」の研修や授産施設での体験学習も実践
 ▲市長講話に聞き入る新採用職員 平成二十年度、四月一日付けで採用された市職員四十九人の新採用職員研修が四月一日から十一日までの間、市内外の施設や研修会場等で行われた。 研修は自治体職員としての基礎的知識、接遇応接マナー等を習得し、職場への適応力を養うと共に、人間尊重と平等の理念に根ざした職員の人権感覚を養うことを目的としている。一日に辞令交付を受けた新人職員らは、早速、研修会場へ。地方公務員制度や福利厚生などについて学び、二日目以降は授産施設での体験学習や「まちへ出てみよう」などの問題発見型政策形成研修なども行われた。
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