沖縄市で今年二十七回目の春季キャンプを張る広島東洋カープのマーティ・ブラウン監督(三年目)が卒いる赤ヘル軍団の選手ら約四十人が一月三十一日、沖縄入りした。 空港では東門市長をはじめ市関係者や広島東洋カープ沖縄協力会など多くのファンが出迎えた。東門市長が英語で「お帰りなさい」と声をかけ、ブラウン監督も笑顔であいさつをし、それぞれと握手をかわした。 今年の広島東洋カープのキャッチフレーズは「ALL―IN(オールイン)激」「チーム・フロント・ファンが一体となって一つの目標を成し遂げる」。 二月一日のキャンプイン初日は午前十時から多くの報道陣が見守る中、市陸上競技場でランニングやストレッチを行った。十一人の新メンバーが加わった今年の広島カープ。「勝ちにいく野球をやる。キャンプをとおして、個人個人の力をみたい、今季は勝てる選手を使う」とミーティングでブラウン監督は優勝にかける思いを訴えた。 キャンプは小雨模様の日が続いたが、選手らは守備や打撃、シートノック、投内野手の連携プレー、サインプレー、投球練習など内容の濃いメニューを連日、きっちりこなしていった。また、少年野球教室なども行い、沖縄キャンプは二月十二日で打ち上げ、翌日、二次キャンプ地の宮崎県日南市へ移動した。