メタボリックシンドロームが気になるので何か対策をしなければ…、と感じている方は多くいると思いますが、中々実行に移せませんね。きっかけにサークル活動を始めてみるのはいかがですか―。 「食と運動でヘルシーライフ」をモットーとして毎月第二水曜日に活動している食生活サークル「さくら」では、メンバーたちで食事と運動をバランスよく取り入れた年間の活動計画を立てて「脱・メタボ」に向けた取り組みを行っている。 平成十五年に市が行った「イキイキ健康講座」の修了生たちで結成した同サークルでは、講座で学んだことを活かして健康を維持し、市食生活改善推進員の協力を得ながら楽しくヘルシーライフを送ることを目的とした健康づくりに取り組んでいる。市福祉文化プラザで行っている調理実習では、市の栄養士の指導を受けながらヘルシーメニューやカルシウムアップメニューを学び、家庭で実践することで効果を上げている。「地元の野菜を取り入れて油や塩分を控えることを意識しながら調理しています。最初は味が薄いと感じるかもしれませんが、すぐに慣れますよ。色々と工夫しているので美味しいです」と話し、「料理のレパートリーが増えたので喜ばれていますね」と家庭でも好評を得ている。また、調理実習で学んだものを家族や友達に伝えていくなどヘルシーメニューの普及にも一役買っている。ウォーキングや操体法、グラウンドゴルフなどを取り入れた運動メニューでは、仲間同士で集まって楽しむことが運動をはじめる契機となって、普段から歩くことを心がけ、無意識のうちにストレッチをするようになるなど日常生活の中で運動が身に付いてきているという。メンバーたちは「仲間と一緒に楽しく継続できることが良い」と口々に話す。