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◆ 広報おきなわ11月号(No.377)
慶祝訪問
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「ゆいワーク」
表 紙
すてきな仲間達(19)
〜風をあつめて〜
・絵画サークル「パプリカ美術工房」・
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展示会終了での一コマ。満足の笑みをこぼすパプリカ美術工房のみなさん
スポーツの秋、食欲の秋などといった様々な秋を楽しむことができるこの季節で先日、市役所ロビーで芸術の秋を堪能することができた。十月四日から七日までの四日間、水彩画や油彩画、パステル画の絵画展示会を催して、役所に訪れた人々に癒しの空間を提供したのは「パプリカ美術工房」。旅先で出会った情緒あふれる風景や、ひと昔前の沖縄を思い出させる自然や街並み、また、身近にある花々や人物像などの作品の数々が所狭しと彩り、市役所を訪れた人々の目を引き付けていた。「私たちは個性を大切にすることを心がけています。そのため展示されているすべての作品が異なる(個性的)作品に仕上がっているのが特徴です」と話すのは講師の朝内信二郎さん。同じ絵でもその人の個性を生かすことで視野が広がり、一つとして同じ作品のない感性豊かな作品創りを目指している。そのため、新しく入ってきたメンバーにはまず絵を習う前に楽しく創作活動ができる雰囲気作り、友達になることから始めるよう心がけている。
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市役所での展示会では多くの市民が作品の数々に足を止めた
絵画について朝内さんは、「絵は様々な要素の葛藤の積み重ね、それに伴って客観的に仕上げていく感性、何度も再考しながら時間をかけて創作し、一つの作品が仕上がった時の達成感が何ともいえない喜びです」と話す。また、それと同時に「作品を創り上げたときはとても満足しますが、時間が経ち、再度自分の作品を見直すと、仕上げた時とイメージが変わっていて反省します。絵には終わりがなく永遠ですね」と創作の難しさ、奥深も感じている。
同美術工房は子育てを終えた主婦を中心とした十二名で活動している。年に一度の展示会を行うことでそれが目標となり、互いに切磋琢磨しキャンパスに向かい筆を走らせている。絵画の魅力について「絵を書くことは八十歳、九十歳と年齢を重ねても続けられることが魅力。また、それを目標としている」とみなさん口を揃えて言う。しかしそれと同時に知らぬ間に周囲の人たちの心を癒していることもまた魅力の一つではないだろうか。
暮らしのワンポイント
普段は洋服でも、お正月や成人式など、「ここぞ」という時に着物を着る人は多いのではないでしょうか。TPOに合わせ、楽しく着物を着こなしましょう。
フォーマルな洋装とは違い、着物は昼夜の使い分けがなく、季節や場所、目的に合わせます。
未婚女性の晴れ着である振り袖は、パーティーやお呼ばれなど、華やかな席に着用し、色や柄は華やかなものが選べます。
留め袖は、女性の第一礼装です。一般的に、黒留め袖は結婚した女性の着物。色留め袖は未婚の女性でも着れるとされています。家紋を入れた黒留め袖は式服として、色留め袖は着る人の個性を生かして、パーティなどに用います。いずれも式服であることには変わりはありませんので、着付けやコーディネートはきちんと決まりに従いましょう。
訪問着は、留め袖に次いでフォーマルな着物です。お茶会やパーティーなど、様々な場所で用いられ、デザインも豊富ですが、それだけに、行き先や目的に合わせた選び方をすることが大切です。ホテルやレストランなど、洋風の場所ではモダンなものでもOKですが、茶室や日本庭園などには和風で落ち着いた感じのものを。もちろん、季節に合った柄を選ぶことを忘れずに。
紬や小紋は、観劇や買い物など、街着として最も着る機会の多い着物です。紬は長く着られることを念頭におき、飽きのこないシンプルなものを選びましょう。小紋はワンピース感覚で、好みにあったおしゃれなものを。
男性の着物は、紬やお召しが一般的で、日常着でも外出時や来客時には羽織をつけるのが決まりです。羽織のひもは色物ですが、礼装の場合はすべて白でそろえます。
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