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◆ 広報おきなわ8月号(No.374)

青少年の深夜はいか
い防止県民一斉行動・
沖縄市民大会 [ 1 ] [ 2 ]
市議会抗議決議
今月の人・
時代の交差点60th
すてきな仲間達・
暮らしのワンポイント
市内中学校二年生
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空手を通しての国際交流
ピースフル・ラブ・
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第32回
市陸上競技大会
インド洋大津波の教訓
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第50回
沖縄全島エイサーまつり
表  紙
青少年の深夜はいかい防止県民一斉行動・沖縄市民大会 [ No.1 ]
●特集
育て!ジンブナー21

地域からはぐくもう未来ある青少年
地域からはぐくもう未来ある青少年!をサブタイトルに「青少年の深夜はいかい防止県民一斉行動・沖縄市民大会」(主催・沖縄市・市教育委員会・沖縄警察署・市青少年育成市民会議)が七月九日、市民会館で開かれた。夜型社会といわれている沖縄県は、青少年の夜遊びや深夜はいかいの現状が深刻で、事件、事故に巻き込まれたり、非行を引き起こす一つの要因となっている。同大会は夏休みを目前に控え、増加する青少年の夜遊びや深夜はいかいを防ごうとの目的で行われている。又、アトラクションとして「青少年ミュージックフェスティバル決勝大会」も開催された。
多くの市民が参加して盛り上がった「青少年の深夜はいかい防止県民一斉行動」沖縄市民大会
大会には児童生徒や中学生、子ども会、地域自治会関係者ら市民約千三百人が参加した。

同大会は次世代を担う青少年は活力ある社会の形成者として健全に育成されなければならないとし、青少年健全育成の基本は、青少年自身が目的意識を持って規律正しい生活態度を身につけることにあり、それを大人が総力をあげて支援することである。しかし、本県の青少年の夜遊びや深夜はいかいの現状は他府県にあまり見られないもので、問題行動や事故の大半が深夜に発生している。それには本県の「夜型社会」の風潮が大きな影響を及ぼしていることを、全県民が深く認識しなければならない。「一斉行動」は全県民が生活リズムの確立を図るなかで「青少年の深夜はいかい防止」の決意を示し、夜型社会の是正を大人自らが実践しつつ「少年を守る日」を中心に、関係機関・団体と連携した活動を行う運動として定着してきたが、今年は安全で安心して暮らせる社会の実現を図る「ちゅらさん運動」と共同開催することで、啓発効果の高い、より力強い県民運動として展開することを趣旨としている。

▲青少年ミュージックフェスティバルの様子
地域が一体となって具体的な活動を実践する

大会で仲宗根市長は「県内で昨年一年間に補導された青少年が約三万七千人で、復帰後最高となっており、その中でも特に深夜の補導件数が約七割を占め、少年人口比では、九州、全国平均を大きく上回るなど、沖縄の夜型社会が如実に反映されている。本大会を契機とし、非行の入り口ともいえる深夜はいかいという問題を共に考え、安全で安心して暮らせる社会の実現を図るため市民が一丸となって活動しよう」と訴えた。
 この後、仲宗根孝沖縄警察署長があいさつ。諸見里宏美市PTA連合会会長が大会宣言文を読み上げ、全員で承認した。
 大会宣言は「私たちは、この大会において、家庭、学校、行政、そして地域社会が一体となって、具体的な活動を実践して、青少年の犯罪や非行を誘発しにくい環境づくりと、青少年が将来に対して夢や希望が持てる環境づくりに市民総ぐるみで取り組むために、次のことを宣言するとしている」
家庭の乱れは、子の乱れ
非行防止は、家庭から
よその子も自分の子もみな一緒 青少年に愛の一声を掛けましょう
次代を担う青少年のために
シンデレラタイムを守ろう 子ども 午後六時三十分
大人午前0時
子どもは未来の宝、地域の宝みんなで守り育てましょう
毎月第三金曜日は「少年を守る日」

社会共同体としての連帯意識を喚起し、県民総ぐるみで青少年をとりまく有害環境や非行等から守るための活動を強力に推進することを目的として毎月第三金曜日を「少年を守る日」と指定している。
よい仲間、つくる喜び、もつ誇り
励まし、励まされ、伸びる君とぼく
正しい芽、育てる親の目、社会の目

▲6バンドが出場した決勝大会
大人は青少年の夢の翼を広げるサポーターとして

夏は長い休みをはさんで青少年の自主活動や体験活動及び創造的な活動ができる絶好の機会である反面、解放感から生活のリズムが不規則となり、非行や予期せぬ事件、事故に遭遇しやすい時期でもある。

悪化の一途をたどっている子どもたちを取り巻く環境に歯止めを掛けるためにも、大人が勇気をもって青少年の健全育成を真剣に考え、行動しなくてはいけない。又、同大会は青少年の夢の翼を広げる、きっかけづくりの場でもあり、大人は青少年が大きく羽ばたける夢の翼を広げるためのサポーターとして、応援していかなくてはならない。

夏の青少年育成市民運動の推進事項としては(1)健全な身体とたくましい精神力を持った青少年の育成(2)地域活動に積極的に参加し、友愛と連帯の輪を広げる(3)青少年の深夜はいかいや不必要・不健全なアルバイトの防止(4)青少年の飲酒、喫煙、シンナー等薬物乱用の問題行動の防止(5)水難事故から守る(6)交通事故や暴走行為の防止(7)犯罪や暴力団から守る活動の推進(8)有害図書、刃物などの有害器具、有害映画等青少年に有害な環境の浄化(9)社会で許されない行為は子どもでも許されないとの観点に立って「いじめ」や暴力行為」「虐待」の防止(10)出会い系サイト等から青少年の性的被害などの防止(11)「大人が変われば子どもも変わる運動」の推進(12)ちゅらさん運動を効果的に推進する。─などの十二項目を重点目標として掲げ、家庭や学校、行政、地域、市民が一体となって取り組んでいく─としている。
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