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◆ 広報おきなわ(bR61)7月号

マリンシティ泡瀬

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表  紙
今月の人
男の子七人、子育て奮闘中も
  愛情があればへっちゃら
<147>仲宗根 小百合さん(34)
電話が鳴った。母子保健推進員からだった。「どうしても取材してほしい方がいるんですけど」「どういう方でしょうか」「子育てを一生懸命やっている方です」「はぁ」。子育てという題材が ″今月の人″の対象になるのだろうか。首をかしげていると、即座に次の言葉が「子供を七人育てているんです」。「はい、わかりました」アポをとり、早速、取材へ−。

「こんにちは」「はい、どうぞ」家の中から明るい声が響いてくる。その声に重なるように「誰ですか」子供の声が続く。

両腕で子供を抱き笑顔で迎えてくれたのが、 ″ただいま子育て奮闘中″の主役、仲宗根さんである。まずは家族を紹介しよう。父親、学さんと小百合さんの間に子供が七人。小学六年生を頭に小五、小四、小二、小一、四歳、一歳、全員、男の子である。

四歳の子をあやしながら、一歳の子を寝かしつけながらの取材となった。

「男の子七人ですか、大変ですね」開口一番聞いてみた。屈託のない笑顔で返ってきた「多いから男の子だけだから大変ってことはないと思うんです。一人っ子でも二人でも、大変と思えば大変、プラス思考で前向きに考えているんです。子供達が私を親として選んで生まれてきたんだ。私は親として、この子たちを育てるんだってね」うなづきながら、一日の日課をたずねてみた「朝五時半に起床、夜にタイマーをしていた洗濯物をほすんです。洗濯機は午前中フル回転ですね。はんぱじゃないんですその量は」子供達も六時には起きる、そして朝食は自分たちで作るという。「食事は大切、一人でも生きていけるようにとすぐに教えたんです」と云う。

仲宗根家のルール、教育方針などを聞いてみた。「まず、お父さんは一番。自分の意志ははっきりと。他人の良い所をほめる。自分がされていやなことは他人にしない。あいさつをする。いつも笑顔で。」と話し「相手の立場になって考え、人の痛みがわかる人間に育ってほしい」と続けた。さらに「今は靴洗いやそうじなどアルバイトをすることで十円づつあげているんです。働いたらお金がもらえる、金の貸し借りで性格もわかる。そこから何か学べばと思っているんです」と社会に通じる実践も。「子供達には自分の好きなことを早く見つけてほしい、その手助けをしていくのが親だと思うんです」と仲宗根さん。茶道を志していたことがあって「一期一会」という言葉をいつも心に−。「この子たちが生まれてきたのも私が親となったのも、すべて出会い。生命の尊さを感じます」と母親の顔に。じんとぉーわらーらん、わらびとぅるわらーりーる、という言葉もある。「初めて長男を生んだ感動は今でも忘れられない、女性に生まれて良かったと思った。子供がいて親が育つ。大変なことはやっていない、ただ普通にやっているんです」と話し、最後に充実感のあふれる笑顔で「幸せです」と語った。
戦後文化シアター
ワーナーさんの写真館
1945年末〜1946年頃(コザキャンプにて)
戦後間もない頃、米軍政府は沖縄諮詢会に沖縄芸能の復興と住民慰安を目的に芸能関係者を集めるよう命じた。戦火を逃れ九死に一生を得た住民は、焦土と化した沖縄で虚脱状態にあった。戦争ですさんだ人々を癒すためには物資の配給だけではなく、心のよりどころとなるものが必要だったのである。こうして各収容所では演芸会が行われるようになり、娯楽に飢えていた人々は先を争って露天劇場へ押し寄せたという。

故仲宗根山戸氏(元越来村長、キャンプコザ八区区長)の日誌には「一九四五年十二月十六日、室川校デ市民慰安演芸大会」との記述があり、コザでも早いうちから演芸会が催されていたことが窺える。「Dance performance at Koza(コザでの演舞)」と説明書きがついているこの写真もこれら演芸大会のワンシーンなのであろう。
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連絡先:総務課・市史編集担当
電 話:939-1212(内線2273)
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