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◆ 広報おきなわ(No357) 3月号

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20歳の提言で仲宗根市長を訪れた新成人ら。仲良く記念撮影
市内の授産施設や各作業所で働いている新成人と関係者らが二十歳になった喜びや胸に秘めた思い、又、各施設のかかえている問題の提言を行おうと一月十五日、仲宗根市長を訪ねた。

スーツや振りそで姿で市役所を訪れた新成人らは一人ひとり自己紹介を行ったあと、それぞれの提言文を読み上げた。
市内の障がい施設や作業所十一カ所の十二人が今年、新成人を迎えた。大きな門出に胸を膨らませ、晴ればれとした表情で市役所を訪れた各施設の新成人は、授産施設希織・ちゅいたれーの平良江利香さん、上田章さん、宮城諒太さん、山城明奈さん、厚生施設ゆいの郷の親泊由英さん、小規模授産施設ぴゅあの喜納兼児さん、平良静菜さん、尾根幸太さん、あけぼの福祉作業所の久場百合子さん、おきなわ工房の島袋善行さん、比嘉正秀さん、あらた舎の玉城ひとみさんの十二人。

各施設の新成人らが、それぞれ提言文を読み上げた。

「大人の仲間入りをしたのでこれからは、お父さんの力に少しでもなりたいと思います」「陶芸や公園清掃をもっと頑張りたいと思います」「家族や周りの人々に感謝し、又作業所の職員や仲間と助け合いながら楽しく仕事をしたいと思います」「陶芸や小物作りに挑戦しています。ウォーキングも欠かさずやっていきたいと思います」「自分たちが自信を持って作った商品を、たくさんの人達に喜んで使ってもらいたいです。僕たちを見守っていてください」「パソコンやいろんなスポーツに挑戦したいです」など、元気よく抱負を述べた。

仲宗根市長は「それぞれがりっぱな夢や抱負を持っていることに、うれしく思った。家族や先生、友人らとも仲良くしてください。行政としても協力していきます」と新成人を祝福した。
第9回ドリームショップの選考会
沖縄移住計画として全国から出店主を募る沖縄市TMO(タウンマネジメント協議会)の空き店舗対策事業「ドリームショップ」の第九回選考会が一月二十八日、沖縄商工会議所で開かれ、グランプリに小林桂治さん(三八)」=東京都=の「スクール機能を持つ整体治療院」が選ばれた。又、準グランプリには山内利江子さん(三九)=沖縄市出身・東京都在住=の輸入生地のアウトレット専門店、本多千嘉子さん(四一)=佐賀県=のナチュラルデリ&カフェ・テンペ専門店がそれぞれ採用された。

整体治療院は整体・リフレクソロジー技術を学ぶスクールを開設し、生徒の就職もあっせんする。又、沖縄特産のウコンや塩、海洋深層水を使用した「琉球式マッサージ」の施術や指導も行う。

同事業は商店街活性化を目的に設けられ、グランプリには賞金五十万円と一年分の店舗・住居家賃を保障、準グランプリには店舗家賃の半額を半年間補助する。今回は九月から十二月までに二十件の応募があった。

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