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◆ 広報おきなわ(No355) 1月号


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・沖   縄    市    長
 ・沖縄市議会議長

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第27回沖縄市産業まつり

表 紙
子どもたちの為に何かしたい
知花はそんな人たちの宝庫です

・知花子ども会・

出発地点は辺戸岬、道のりは長いがやる気満々
「子ども会活動が活発に行われている地域は、地域全体に活気が満ちており、イキイキとした雰囲気を感じる。そんな地域に囲まれた知花に子ども会をつくり、その活動を通して子どもたちに感動や思い出を、知ったり、つくったりして欲しいという思いから、子ども会を結成しました」と話すのは、知花子ども会の池原秀樹会長。子ども会活動がよっぽど好きなのだろう。言葉の節々からそのような印象を強く受ける。

活動を開始してからまだ日が浅い同子ども会には、独特で斬新な活動が多く取り入れられている。子ども会として活動を開始したのは平成十三年だが、実質的にはそれ以前の平成十二年からPTA活動として始められている為、その時点からの活動例を挙げてみる。平成十二年度は知花方言講座等の行事への参加、平成十三年度は知花花織工房見学、辺戸岬から知花公民館までの新春駅伝等の行事への参加、平成十四年度は親子料理教室「フランス料理ソースづくり編」、那覇空港格納庫及び整備場見学等の行事への参加、そして平成十五年度には沖縄タイムス社の見学等を行い、そして今後は豆腐づくり等の行事を予定している。

前段で挙げた行事やその他の行事のすべてが、会役員や地域住民の積極的な協力の下に行われている。それにより魅力的な行事を多く取り入れることが可能となってお
▲知花に伝わる方言、みんなで楽しく学んだ
り、そのため各行事への参加希望者は後を絶たない。現在の知花子ども会には、多大なニーズがある。短期間で活動内容を充実させた池原会長は「発足してから約5年。会活動に関わってきて、とても素晴らしい地域の方々や仲間と出会うことができたことが、いちばん嬉しいことです。活動に協力してくれる方々のおかげで、楽しい時間を過ごしてきました。これからは、活動への参加者の声をより多く取り入れ、活動をより充実させていきたいです」と抱負を語った。
十二支由来
仲宗根盛雄(明治四三年九月十五日生)登川
国の始まり、神様が、「動物の年号(十二支)の一番最初は何から始めたらよいか決めるので、動物みんなに集まるように」というおふれを出しました。その連絡係を、「あなたは勢力も強いから、みんなに伝えるように」と寅にお願いすると、「いいですよ」と快く引き受けました。

神様と寅のやりとりを側で聞いていたネズミは、話しがおわるやいなや寅のところへ行き、番付の相談をすると、寅は、「牛は大きいので、なんとか一番にしてあげたい」というので、ネズミは今度は急いで牛のところへ行きました。そうして、「あなたはまだわからないかもしれないが、明日動物の番付があり、神様の前に最初に行くものが一番になるのでいこう」というと、牛は、「ああそうか、それならば…」といってネズミと一緒に出掛けました。ネズミは小さいので牛と一緒に歩くことができないので、牛の角につかまって行ったそうです。

牛は先頭で神様の前に最初に着いたので自分が一番と思っていたら、ネズミが牛の角から前に飛び降りたので神様が、「誰が一番にきたか」と聞くと、ネズミが、「私が一番先で、牛は二番です」と答えたそうです。

牛はやむをえないから二番になり、寅はゆっくり来たので三番目になりました。最後のイノシシは、(自分は駆けるのも早いのでゆっくり行っても一番になれるだろう)と思って、一眠りしたため、寝過ごしてしまい最後になったということです。そのことから『ウヮーヌ ニンジュンネー(豚のように寝る)』という言葉が生まれたそうです。

猫は(ネズミのやつ、いつも同じ家に住んでいるのに、私には知らせないで牛と一緒に行ったな。きさまのようなやつは食い殺してやる)と、その時から猫はネズミに恨みをもち、食い殺すようになったんだと…さ。

注 1十二支…年月日や方角、時刻をあらわすのに使った動物の名前。中国ではじまったもの。
注 2ウヮーヌ ニンジュンネー…ぐうたら寝ている人のことをたとえて言う時に使う。

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