■広報 おきなわ
12月号 NO.522

いざという時に備えて!

平成29年度 沖縄市防災訓練

 

 地震や津波などの災害発生を想定したシナリオを展開し、避難訓練および防災体制の確認や再認識のため、112日、市内全域で防災訓練を実施した。
 午前10時に緊急地震速報が流れたあと、市役所内に災害本部を設置。市長をはじめ両副市長や各部局長、職員が参加し、災害発生直後から発災24時間後を想定した被害状況の確認や電話通報への対応などの模擬訓練を行った。
 また、市内の保育所や幼稚園、小中学校、自治会や福祉施設、企業などの関係者も近隣の避難場所への経路を確認しながら避難訓練に参加した。

 

刃物の歴史を知る企画展「切る!」

郷土博物館企画展スタート

 沖縄市立郷土博物館の第42回企画展「切る!」のオープニングセレモニーを1027日に開催した。テープカットでは企画展にちなみ、黒曜石のナイフやヤマガタナ、サメ歯のナイフ等を使い、かぼちゃ等をカット。
 刃物の歴史や刃物を使って昔の知恵を再現する実験など、刃物を取り巻く文化を学べる企画展。12月24日まで開催する。

 

創業者への支援を充実

行政書士による専門相談窓口設置

 

 創業や起業をワンストップで総合的に支援するスタートアップカフェコザに、沖縄県行政書士会中部支部による専門相談窓口を設置した。法人設立や許認可手続き等に関する専門的な相談・支援など、行政書士の専門的な知見とネットワークを活用し、より充実した支援に取り組んでいく。 
 10月27日に説明会を開催し創業希望者への利用を呼びかけた。

今月のヒストリート

 ヒストリートは、2005年の開室以来、本市の戦後史・文化情報を発信してきました。
 現在、今年度最後の企画展「コザ暴動と毒ガス移送」を1228日までの予定で開催中です。1970年前後の激動の時代にあってコザと美里(現沖縄市)で起こった二つの事件・事故に焦点をあて、さまざまな史資料を展示しています。
 その概要を紹介しますと、1969年7月、市内の米軍知花弾薬庫内で致死性の高い毒ガス漏れ事故が発生しました。毒ガス貯蔵の事実に沖縄中が震え上がりましたが、事故をきっかけに県民は、何度も即時撤去を求め、701219日には美里中学校で毒ガス撤去要求県民大会が行われました。忘年会シーズンの折り、参加者の多くはコザ市の繁華街に流れましたが、そこで遭遇した米兵の起こした沖縄男性への交通事故が、やがて「コザ暴動」(1220日)へと展開されていきます。新聞紙面には暴動・騒動・騒乱・反米焼打・事件等の文字が躍りました。あれから40年余、現在の沖縄について改めて考えたいものです。
 ヒストリートⅡは今年12月28日を持って閉室を予定しており、新しい年には、新ヒストリートとして開館します。

 

現在の企画展の様子
(ヒストリートⅡ)
平成29年11月1日撮影
 

■ 市史編集担当 
 TEL.098-929-4128
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  ヒストリートⅡ 
 TEL.098-929-2922