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▲手工芸品同好会のコーナーではかりゆしウェアやハンドバッグの展示即売も行われた。

 楽しい集いを通して、シルバー事業の普及啓発を図りながら地域間、世代間の交流を促進していこうと、第一回「ゆんたくフェア」(主催・シルバー人材センターゆんたくフェア実行委員会/嘉陽榮憲委員長)が十月二十三日、農民研修センターで開催された。
 ふれあい広場ではコザ小児童らのエイサーや、美里中吹奏楽部の演奏が披露されたほか、屋外テントでは工芸品や野菜の販売コーナー、飲食コーナー、花植付体験コーナーなどが設けられた。屋内では手工芸品同好会がかりゆしウェアやハンドバッグを展示販売したほか、お手玉作りや折り紙体験などの「こどもあしびコーナーも人気だった。ステージでは琉舞や三線、ダンスなどの同好会が楽しい舞台を繰り広げるなど、盛沢山の催しで終日賑わった。

▲「こどもあしびコーナー」では折り紙や押し花の作り方を会員らがこどもたちに丁寧に教えていた

▲指定管理・都市公園管理の会員らによる「花植付コーナー」。専門家から的確なアドバイスが受けられると人気だった。

▲演奏の実力に定評のある美里中吹奏楽部。人気のAKB48のナンバーのでは楽しいパフォーマンスも。

▲コザ小学校児童78人による勇壮なエイサー演舞。会場を沸かせた。

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2010全国エイサー大会

▲創造性の高い演舞で創作エイサーコンテストグランプリに輝いた「琉球舞団・昇龍祭太鼓」

 県内外からエイサー団体が集う「2010全国エイサー大会」(主催・同実行委員会、沖縄県)が十月十六日、十七日の二日間、コザ運動公園サブグラウンドで開かれた。同大会はエイサーの魅力を国内や世界に向けて発信しようと初めて開催された。
 十七日には県内外の団体が競う「創作エイサーコンテスト」が開かれ、県内をはじめ東京、大阪などから二十一団体が出場。エイサーをモチーフにした独創性のある演舞を披露し、観客を魅了した。コンテストは参加団体による演舞を行い、審査で予選を通過した、上位六団体が本戦に出場。審査の結果、初代グランプリには獅子舞や棒術の型を織り込んだ創造性の高い演舞を披露した「琉球舞団・昇龍祭太鼓」(東京都)が選ばれた。準グランプリには「大阪からだとこころの出会いの会」(大阪府)、審査員特別賞に「創価大学イチャリバチョーデーズ」(東京都)が選ばれた。また特別演舞として市久保田青年会、山里青年会など伝統を受け継ぐ青年会エイサーの演舞が披露され、大会に花を添えた。

▲パーランクーや四つ竹、扇子を使ってエイサーを創作。準グランプリを受賞した「大阪からだとこころの出会いの会」

▲審査員特別賞を受賞した「創価大学イチャリバチョーデーズ」が笑顔と気合に満ちた演舞を披露した

▲伝統の重みを醸し出す舞を見せた山里青年会の特別演舞

▲会場には大勢の観客が詰めかけ創作エイサーを楽しんだ

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エイサー今昔物語

▲ステージに登場した園田エイサー。孫役を演じた桑江良美さんも演舞に加わった。

 エイサーの本場・沖縄市でエイサーの歴史・変遷・真髄をみよう―。
 これまでの観覧型のイベントではなく、資料展や体験コーナー、エイサーの可能性や課題を探るフォーラムなどを通してエイサーについてより深く知ってもらい、芝居とエイサー演舞が合体したステージでエイサーの歴史や形態の違いを見せていくという新しい試み「エイサー今昔物語」(主催・エイサー今昔物語実行委員会)が十月十六日と十七日、(ステージは十六日のみ)市野外ステージで上演された。
 ステージはうちなー噺家(はなしか)の藤木勇人さんが演出。藤木さん演じるご先祖様の霊がタクシー乗務員に扮し、お盆で帰省した孫家族を「時空を超えるタクシー」に乗せ、エイサーの歴史や形態、精神を教えていくというストーリー。物語の展開に応じて古典から創作まで様々な団体が舞台に登場しエイサーを披露した。観客は演舞を楽しみながらエイサーについての知識や理解を深めていた。

▲時空を超えるタクシーで、いざエイサーの歴史と変遷をたどる旅に出発!

▲エイサーの可能性や展望、守るべき伝統などについて、熱い議論が交わされたフォーラム

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