すてきな仲間達 77

手軽に安全で楽しめる生涯スポーツとして

・「Q&S(クエズ)ダンススポーツ同好会」・

▲毎週土曜日、市中央公民館で活動している「クエズダンススポーツ同好会」
のみなさん

 音楽を聴くと体が自然と動き出し、ちょっと気分が沈んだ時でも、リズムやメロディに乗って体を動かすといつの間にか気分が晴れやかに。楽しく心と体の健康づくりを目指すならダンスはピッタリと。
ー毎週土曜日の午前十時から十二時までの二時間、市立中央公民館地下一階の研修室でステップを踏むのは「Q&S(クエズ)ダンススポーツ同好会」(森 悦子代表)のみなさん。メンバーは男性十五人、女性十五人の三十人で五十代から七十代のダンス愛好者が集う。
 ダンススポーツは「社交ダンスから発展したニュースポーツ。音楽に乗ってカップルが演技する美しく華やかなスポーツです」と森代表は話す。十四年前に市松本にあるペアーレの講座を受講したのがダンスを始めたきっかけ。その後、いろんな人に助けられながら、平成十一年の四月に中央公民館で健康増進と仲間づくりを目指し、サークルを立ち上げた。現在、森代表は県ダンススポーツ連盟の理事も務めながら会員の指導にあたっている。社交ダンスは知っているけど、ダンススポーツって何?と感じている方も多いと思うが、実は私もその一人。取材をとおして、コミュニケーションの手段だった社交ダンスが競技ダンスとして競われるようになり、やがては世界中に普及していったことから、ダンススポーツという競技になったことを知った。競技ダンスには、スタンダードダンス(ワルツ・タンゴ・クイックステップ・スローフォックストロット・ウィンナーワルツ)の五種目とラテンアメリカンダンス(ルンバ・チャチャチャ・サンバ・ジャイブ・パソドブレ)の五種目の計十種目があり、同好会のメンバーは個人の技術を高めながら、時には遊びを取り入れたディスコステップや沖縄の曲でサンバを踊ったりして仲間達とダンスを楽しんでいる。ダンスの魅力は「年をとっても楽しめて、踊ることでストレス発散や姿勢も良くなり、オシャレにも気をつけるようになった」と話すメンバー。音楽に乗って体を存分に使い、自分を表現するダンスの世界は楽しい世界です、さぁ、あなたも中央公民館へ足を運び、スポーツダンスの世界に飛び込んで見てはいかがでしょうか?

▲音楽に乗ってペアが演技する美しく華やかなスポーツ

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職人のWAZA Vol.52

事業所名:竹製菓
職種:飴菓子製造業
代表者:竹 元史郎

住所:沖縄市宮里3-21-35
電話:098-938-3455

【沖縄飴の老舗!】
 今回ご紹介する方は、昭和三十三年に創業、昭和四十五年より沖縄市で飴菓子製造を営む竹製菓の竹 元史郎さんです。現在では約五十種類の飴菓子を製造しており、沖縄全県の量販店とコンビニエンスストアで流通を行っております。近年においては、琉神マブヤーキャンディーや童玉(わらびだま)などのOEM商品(顧客オリジナル商品)のオーダーも受けるようになり、個人からでもオリジナルキャンディーが注文できるそうです。飴菓子は水飴を主な原材料とするもので「味付けライン【写真】」と呼ばれる製造工程で、約一五〇度の高温になる飴に味の成分を混ぜ込む作業は、熱気の中、体力的に最も厳しい現場だそうです。何より衛生管理には大変気を使うところであり、今後も製造環境衛生の管理強化は重要な課題です。県産品を使用することにこだわり、現在は観光ニーズに合った商品づくりに力を入れ、昔から愛されている伝統の味を全国展開していく夢に、乞うご期待です。

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本気でやれば道は開く「本気で生きる」と題して講演

筋ジス症抱え音楽活動続ける謝花さん

 「ピアサポートセンターつなぎ」(平田聖人所長)は、筋肉が衰えていく進行性の難病、筋ジストロフィーを患いながら音楽活動を続ける謝花伊早武さんを招き「本気で生きる」と題した講演会を六月二十九日、かりゆし園で開いた。
 謝花さんは生後すぐに「筋ジストロフィー症」と告げられ、五歳から入院、平成六年には音楽バンド「niy-s」を三人で結成した。その後、二十一歳の時に「新しい人生を送りたい」と決意して退院。地域での生活を選択した。社会人として営業活動もしたが、相手から「車いすで同情させて仕事をもらうのは反則」と言われるなど、失意の生活を続けていたことを語った。「本気でやりたいこと」を考えたときに音楽に行き着き、初めてのライブは喫茶店が満席になる反響だった。謝花さんは「本気でやれば応援してくれる人が出てくる。やりたい気持ちと感謝の心を持てば、道は開ける」と強調した。

▲「本気で生きる」ことの大事さを訴えた謝花伊早武さん

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毎年七月十五日は「マンゴーの日」
販路拡大に向けセレモニー開催

甘くておいしいマンゴーを贈答品に!

 甘みがたっぷり詰まった県産マンゴーを県内外へ広くPRしようと、県農林水産物販売促進協議会(砂川博紀会長)は「マンゴーの日」の七月十五日、JAおきなわ中部ファーマーズマーケットで販路拡大に向けたセレモニーを開いた。
 生産振興と販売促進を目的に出荷最盛期を迎える十五日をマンゴーの日として平成十二年に制定した。本年度の中部地区の出荷量は八十五トンを見込んでいる。セレモニーで砂川会長は「今年のマンゴーも大きく、糖度も順調に推移している。贈答品として県産マンゴーを利用してほしい」と呼び掛けた。その後マンゴーを使ったデザートコンテスト入賞作品の試食会が行われ、訪れた大勢の買い物客に振る舞われた。

▲甘くておいしいと県産マンゴーを試食する買い物客ら

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地域特性を活かした農業を築き
都市型農業の未来発展を目指す

市農業経営者協議会十八周年フォーラム

 沖縄市農業経営者協議会(新垣実会長)の十八周年記念フォーラム「まだまだいける沖縄の農業、魅力的な農業アイランドうちなー」が七月十一日、市農民研修センターで開かれた。沖縄市やうるま市を中心とした都市近郊で農業を営む関係者らが多数参加して、将来の農業経営のあり方について考えた。
 フォーラムは都市型農業をテーマに観葉、菊、養鶏、野菜農家の四人のパネラーが現状と課題について報告した。観葉鉢物を栽培する仲宗根正人さんは、愛知県豊橋市で二年間の研修を経た経験から、細かく経費を計算して一鉢当たりの仕入れや原価計算、利益率を出した経験を報告し、経営を数字で把握することの重要性を訴えた。養鶏農家の内間紳元さんは、新アグリビジネス計画の中で鶏舎をリニューアルし、後継者が就農しやすい環境の整備や卵がどのようにつくられるのかを学習できる農園の建設を目標に掲げた。菊農家の亀谷英雄さんは、作業計画表を掲示し、作業内容を全員が把握できるようにしている。健康維持をしっかり行い安定的な出荷、経営を行うことを目指す。野菜農家の山口榮勝さんは、ナスやゴーヤーを栽培、将来は子どもたちの体験農園を作り、作物を育てることの楽しみを知ってもらいたいと述べた。

▲都市型農業をテーマに4人のパネラーによる活発な意見が交換された

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沖縄市活性化一〇〇人委員会

『沖縄市大好き!まちづくりプラン部会』を発足

委員六十人に認定証を交付

 沖縄市活性化一〇〇人委員会の八部会目となる「沖縄市大好き!まちづくりプラン部会」の認定証交付式が七月二十六日、市役所大ホールで行われ、公募により選出された市民十九人と関係団体から推薦された四十一人の委員一人ひとりに、東門市長より認定証が交付された。
 市は、平成二十一年度に、十年後の沖縄市の将来像やまちづくりの方向性を示す都市像などを明らかにした「第4次沖縄市総合計画・基本構想」を策定した。今年度は、市民や団体の意見をふまえ、同構想を推進するための五年間の具体的な取り組み等を示す「前期基本計画」を策定する。部会から報告される意見については、同計画づくりに活かしていく。
 交付式で東門市長は「市民と行政が一体となって本市における、新たな時代に対応できるまちづくりの意見を交わす場にしてください」とあいさつした。
 交付式終了後、第一回目の部会が開催され、委員らは五つのグループ(「平和 ・文化」「こども」「福祉・安全」「産業経済」「環境・都市」)に分かれ、活発な意見交換などを行った。

▲東門市長より委員一人ひとりに認定証が交付された

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第11回 「風山祭」

〜山内中学校区青年の連携と団結〜
「風山の会」5区青年会が主催

 市立山内中学校区内の五区青年会(山里、山内、南桃原、諸見里、久保田)で組織する「風山の会」(長浜真之会長)が中心となり青少年の健全育成や地域活性化を目的に「第十一回風山祭」(主催・同会)が七月二十五日、同校グラウンドで開催され、青年会が一堂に集い勇壮なエイサーを披露した。会場では南桃原、諸見里、山里の子ども会のエイサーで始まり、招待団体を含む市内外の九青年会が力強いバチさばきや華麗な女踊りで、会場に詰め掛けた観客を魅了した。まつりのフィナーレでは出演者と観客が入り乱れたカチャーシーが行われ、会場は最高潮の盛り上がりを見せ、まつりの幕を閉じた。長浜会長は「これからも地域の発展や青少年健全育成に力を注いでいきたい」とあいさつした。

▲市内外の青年会が勇壮なエイサーを披露、観客を魅了した

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28団体が勇壮な演舞を披露

雨天もなんのその。一万人強の観客が詰めかける

こどもの国エイサー夏まつり

 「どの大会よりもエイサーを間近に堪能することができる」と、多くのエイサーファンから支持を集める「こどもの国エイサー夏まつり」が、八月七日と八日に開催された。台風接近の影響による不安定な空模様にも関わらず、二日間で一万人を超える観客が会場に詰めかけ、次々と繰り広げられる魂の演舞に見入った。
 今年のまつりにはこども会十四団体、市内の青年会十四団体の計二十八団体が出場、こどもたちは息の合ったかわいらしい演舞を披露、観客からは大きな声援が贈られた。日が落ちるとお待ちかねの青年会の演舞がスタート。詰めかけた人々は体の奥底まで響く大太鼓・小太鼓の音や勇壮な演舞に酔いしれていた。

▲勇壮な中にも厳かさを感じさせた東青年会の演舞

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