すてきな仲間達 74

演じることは楽しむこと

・演劇サークル「び〜んず・Ｄ」・

　演技することは難しいと思いますか？演劇論はプロの舞台俳優に任せて、私たちは楽しむことを一番に考えています。と話すのは今回紹介する仲間達、演劇サークル『び〜んず・Ｄ』（島袋薫代表）のメンバー。毎週土曜日の午後六時から午後八時までの間、市立中央公民館で日々練習に取り組んでいる。
　同サークルは、昨年の五月、テレビキャスターや女優、演出家としてあらゆる分野で活躍する照屋京子さんが主宰する演劇スクール「大地アトリエ」の第六期終了公演後、六年間演劇スクールで活動してきた生徒たちが集まり、去年の六月にサークルを立ち上げた。同サークルの島袋代表は「Ｄはドリームの頭文字。夢や笑い、希望がたくさん詰まっている。自分たちの夢を叶え演劇の夢を次代に伝えていきたい」とサークル名の由来を話した。現在、女性十人で活動している。
　始めは柔軟体操や発声練習でみっちり一時間を費やし身体をほぐした後、一人ひとりが前に立ち「何をしてるの」と言うと次の人は「テレビ見てるの」と思いつく言葉を言い、また次の人へとバトンタッチして「何してるの」と同じ質問をすると次の人は「ゴキブリを潰そうとしてるの」といった練習や、細いつり橋の上で知らない二人が交差する表現をどうリアルに表現するかという稽古をしていた「台本はなくその都度、練習のテーマをメンバーに与えています」と島袋代表は話す。めくるめく言葉遊びと随所にちりばめられた笑いなど、いくつものモチーフが複雑に入り混じりながら真剣な表情で練習をする姿につい見とれてしまうほどだ。「以前は人前で話すことが苦手でしたが、演劇を初めたら今では人前に出ることが楽しくなりました」「行動が積極的になった。将来は女優の仕事もやってみたい」と話すメンバー。サークル以外でもメンバーは仲が良く、カラオケやお茶を飲みに行ったりするという。将来は公演も開きたいと話した
　見た人に何かを伝えられる、人に影響を与え、心にゆとりの空間を持つことが演劇の魅力です。言葉は偉大なエネルギー、みなさんも一緒に演劇の世界へ飛び込んでみてはいかがでしょうか？

職人のWAZA　Vol.49

【スポーツするならスポミネ！】
　今回ご紹介する方は、沖縄市比屋根の工場で沖縄発無添加ミネラルサプリメントを製造・販売する眞玉橋麻紀さんです。平成十五年、当時沖縄キャンプに来ていた中日ドラゴンズからの注文をきっかけに、本格的に事業をスタートしました。それまでは、ご主人が監督する高校の野球部員の熱中症防止に、塩と黒糖が効果的とのことで、ミネラル豊富な沖縄の塩と沖縄市で作られた黒糖をブレンドして試行錯誤のすえ開発されたのがスポーツミネラル（通称「スポミネ」）です。スポミネは、熱中症、肩こり、足のつりなどに即効性があるようで、県内の学校をはじめプロ野球六球団や一般の方へ愛用され続け、現在では県外出荷も五割を占めているそうです。あくまで無添加にこだわり、小さな子供からお年寄りまで安心して摂取できる製品づくりをモットーに「スポーツするならスポミネ！を合言葉にしたい」と話す眞玉橋さんの笑顔から元気をいただきました。