スポーツコンベンションシティー実現にむけて
市民に親しまれる利用しやすい施設へ
沖縄市体育館落成
▲人と環境にたくさんの配慮を施して完成した「沖縄市体育館」
「スポーツコンベンションシティ・沖縄市」の新たな拠点施設として活用される。
施設概要
新体育館は鉄筋コンクリート造り(一部鉄骨造り)の二階建で建築面積は5208.25m2、延べ床面積は6354.75m2。バスケットボールコートは三面、バレーボールコートは四面、バドミントンコートなら十四面設置 することができる。館内に は、事務室、医務室、倉庫、機械室、電気室、ポンプ室、多目的室、放送室などのほか、共用部分として多目的ホール、多目的トイレ(オストメイト対応)、更衣室、シャワールーム、エレベータなどを有する。客席下には広々とした倉庫や器具庫が設けられ、多くのスポーツ用具を収納することができる。またステージもあり様々なイベントへの対応も可能。観覧席は全部で2123席。(貴賓席、車椅子スペース8席を含む)そのうち北側二階のブルーの椅子175席には磁気ループが設置されており、補聴器を使う人が快適に使用できる仕 組み。南側の屋根にはソーラーパネルが設置され、館内で使用する照明などの電力を補う。雨水タンクも作られており、トイレの水や樹木への散水へ利用するなど、人にも環境にも配慮した優しい施設となっている。
▲市長、沖縄防衛局局長(代理)、議長、教育長、市体育協会会長、
市内小中学生代表らによりテープカット、供用が開始された。
多彩なイベントを予定
来る七月に開催される「美ら島沖縄総体2010」において、市体育館はバスケットボール(男子)や体操競技、新体操競技の会場となる。県内で初めて開催される高校総体のメイン会場としての船出を関係者は喜んでいる。
総体以外にもすでに様々な予定が組まれている。六月から七月にかけて開催される九州フットサルリーグ、八月には小学生の卓球全国大会九州卓球選手権大会、十一月には全国ソフトバレーボール沖縄交流大会など大規模な大会も 開催される。ほかにも地域の小中高生たちのスポーツ大会やママさんバレー大会、婦人会の運動会、そしてBJリーグバスケット公式試合の予定も。また十二月にはロボコンも開催されるという。
多機能で人にやさしい市体育館は今後様々なイベントの会場として活用される。
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■ 随所にユニバーサルデザインを導入 ■ 障がいのある方でも使えるトイレ ■ オストメイト対応トイレ ■ エレベーター ■ 空調設備 ■ ソーラーパネル ■ 補聴器がよく聞こえる電磁ループ付き観覧席 ■ 庭木の散水用に雨水タンク ■ 点字の説明板 |
事業経過
■ 平成十六年三月 沖縄市立総合運動場整備計 画策定(体育館の老朽化と建 て替えの必要性が示される) ■ 平成十八年 沖縄市体育館整備緋本計画策定 ■ 平成十九年七月 嘉手納飛行場周辺体育館設置 助成事業(SACO関係経費) として採択(設計) ■ 平成十九年八月 実施計画業務委託発注 ■ 平成二十年三月 実施設計業務委託完了 ■ 平成二十年十月 沖縄市体育館解体工事完了 ■ 平成二十年十一月 嘉手納飛行場周辺体育館設置 助成事業(SACO関係経費) として採択(工事) ■ 平成二十年十二月十七日 沖縄市体育館建設工事着工 ■ 平成二十二年三月十九日 沖縄市体育館建設工事完了 ■ 平成二十二年五月十五日 沖縄市体育館落成式典 |
落成記念エキシビションマッチとして |
▲バスケットコート3面分の面積がある広々 |
▲広々としたガラスの吹き抜けが快適な |
▲2階の観覧席には車椅子専用 ▲1階更衣室横には使いやすい |
▲どなたでも使えるトイレ。おむつ ▲屋根に取り付けられたソーラー ▲エレベーターも完備。ボタン下 |