<< [1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[14]
[15]
[16]
[17]
[18]
[19]
[20]
>> |
◆ 広報おきなわ9月号(No.399)
|
|
今月の人 185
行動力で組織強化 まちの活性化へ 仲村 富吉さん (68)
地域やまちの活性化になくてはならない組織、市観光協会。まつりや交流事業、スポーツ、環境美化など様々なイベントに関連、各関係団体と協力をしながら事業を進めていく。 このほど、市観光協会の総会が開かれ、第八代目市観光協会の会長に仲村富吉さんが選出された。 行動力が売り物の仲村さんへ、新会長としての抱負や同協会の課題などを聞いてみた。
アポイントをとるのに三日もかかった。 現在、株式会社フジレンタカー代表取締役社長。社団法人県レンタカー協会会長、沖縄観光コンベンションビューロー評議員などを歴任している。多忙な方である。 「どうしても紹介するの、必要なの」冗談まじりの返答に、気さくで話しやすい方と思ったが目が据わっている。修羅場をくぐってきた空気を感じる。第一印象である。 早速、同協会の課題や今後の取り組みについて聞いてみた。「残念ながら現在、満足のいく会員数ではなく、百十五人の会員で組織している。組織を十二分に機能させるには、会員の拡大を図り、フットワークを軽く活動していく必要がある。これからも、さらに市民、会員、役員の協力を得ながら、精力的に組織強化に取り組んでいきたい」と力強く話す。 また「新役員も若返ったので、市のために私も一緒に走りますよ」と笑顔でこたえた。 多忙な毎日だが、体を動かしていると調子がいいんだと言う仲村さん。趣味はジョギング、ウォーキング、ゴルフとやはりスポーツ系。「時間があれば体を動かし、汗を流しています」と走る態勢はいつでもOKだ。 新会長として「コザミュージックタウンがオープンし、明るい兆しが見えてきた。ますます、コザのまちが癒しのまちとなり、歩きたくなる、訪れてみたくなるまち、安心安全なまちとなるように夢と希望に溢れる、明るい住みよいまちづくりに頑張りたい」と意気込みを話す。 今年は、市陸上競技場のスタンドの完成でスポーツコンベンションシティ等の充実やコザミュージックタウンのオープン。エイサーの街誓言など、観光資源に即、結びつく事業等も出てきそうだ。これからの観光協会の役割はますます重要となってくる。 各目玉事業を成功させ、観光資源の起爆剤として観光誘客につなげていくことが期待される。 「動にこだわる。何事も行動を起こさないと始まらないし、進むことも出来ない。百の言や理屈よりも動き前進することで、あらゆる問題の解決に繋がるのではないかと思う。そして、何事もあきらめずに懸命に続けること。その中で道が開け、必ず良い結果が生まれてくる。継続は力なりです」と持論を説く仲村さん。今日も持ちまえの行動力で走り続ける。
▼戦後文化シアター 今月のヒストリート しーぶんかんでは、「白亜紀」と「ジュラ紀」の道具が展示されています。兵器を製造するために金属類の軍への供出が本格化し、金属の代りに陶器が用いられた戦中を地質時代の名を借りて「白亜紀」(白亜は白土の意味)、一方、物不足のため飛行機の材料のジュラルミンなど兵器の残骸や身の回りにあるものを生活道具に転用された戦後をジュラルミンの頭文字をとって「ジュラ紀」と呼んでいます。ジュラ紀の生活用具は戦時中、人々の命を脅かす存在であった兵器を戦後は人々を生かすために平和利用されたものです。 ベトナムでも沖縄と同様に、「ジュラ紀」が訪れました。写真は北ベトナム大統領のホー・チ・ミンの名を冠した「ホー・チ・ミン・サンダル」という履物です。米軍用車両のタイヤを靴底とし、チューブを利用してストラップとしたもので、南ベトナム解放民族戦線の兵士たちが愛用していました。道具たちが語る「戦争と平和」の関係をしーぶんかんで学んでみませんか。

ホー・チ・ミン・サンダル 沖縄市総務課 市史編集担当/TEL939-1212(内線2273) ヒストリート・しーぶんかん/TEL929-2922 | |
|
<< [1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[14]
[15]
[16]
[17]
[18]
[19]
[20]
>> |