■広報 おきなわ
5月号 NO.527

東自治会

新自治会館で地域を元気に

▲3月に完成した区民待望の自治会館

 東自治会(城間洋子会長)は3月に区民念願の自治会館を建設した。以前の自治会館は老朽化で使えなくなり、ここ数年は事務所を借りて自治会を運営していた。10数年前から、東自治会では自治会館の建設を計画しており、区民に建設資金の募金を呼びかけつつ、県内各地の自治会から情報を集めていた。その中で自治会館の建設や備品の購入にもあてられる宝くじ助成金の存在を知る。それから10数年経ち、自治会負担分の建設資金集めも目途が立ったので、建設地を探し始めたが難航。しかし、区民や市長の協力もあり、無事建設地が決定した。宝くじ助成金も、応募者多数のため抽選になったが見事当選し、長年待ち望んだ自治会館の建設となった。城間会長は「東は区民が協力的で、自治会館建設でも支えてもらった。今後は区民を元気にし、地域を活性化させるために自治会館を活用していきたい」と話している。


℡ 098-938-4853

自治会加入促進協議会

自治会に加入しよう

 沖縄市では、自治会長協議会、県中部宅地建物取引業者会、市社会福祉協議会、市PTA連合会、沖縄市の5団体で構成する自治会加入促進協議会(喜友名秀樹会長)が平成28年11月に結成された。最初の取り組みとして啓発活動に力を入れており、子育て中である同会事務員のアイデアを取り入れ、学校毎のキャッチフレーズが入った横断幕の小中学校への設置や県中部宅地建物取引業者会加入事業所へののぼりの設置、自治会員へのシールタイプの会員章の配布を行っている。また、4月にはウェブサイトを立ち上げたほか、うちわの制作や児童生徒へのポスター制作依頼なども計画している。喜友名会長は「自治会の活動内容や会費の使途を周知し、理解を得ながら今後の地域づくりを皆で考え、自治会の必要性を話し合っていきたい」と話している。

▲のぼりを立て、自治会加入をPRする事業所
▲小中学校に掲示されている横断幕
 
自治会加入促進協議会ウェブサイトURL▶︎https://ojkskk.jimdo.com/

今月のヒストリート

 平成一七年の開室から一二年余りに渡り皆様にご愛顧頂きました「ヒストリート」は四月末で一旦閉室し、新たにゲート通りへの移転に向けて準備を進めています。
 移転先となるゲート通りは本市中心市街地の代表的な顔のひとつですが、この道の前身は昭和一六年の県告示で県道に認定された「県道胡屋嘉手納線」です。胡屋を起点に上地、国直(当時の北谷村)を経由して嘉手納に至り、戦前は越来村一帯と、当時の商業地であった嘉手納方面を結ぶ道路として人々が行き交ったそうです。
 その後、嘉手納飛行場の建設により県道胡屋嘉手納線は分断されてしまいますが、残った一部が米軍により「軍道二〇号線」として再整備されます。嘉手納基地第二ゲートから胡屋十字路までは通称「ゲート通り」と呼ばれ、米軍関係者向けの時計店や土産店、質屋、飲食店、ライブハウスなどが集まり、英字看板が並ぶ様子はさながら異国の雰囲気を形成させていきます。
 一方で米軍の意向に左右される街の景気、事件や事故、基地問題や本土復帰をめぐる人々の期待と不安、そして昭和四五年の「コザ暴動」の現場にもなったように、沖縄の戦後史をめぐる様々な光景が見えてくる場所でもあります。新たにゲート通りに移るヒストリートからは、どのような街の姿が見えるのでしょうか。

 
▲左折すると「県道20号・基地行き」(昭和54年、胡屋十字路)
市史編集担当/TEL:929-4128(直通)