■広報 おきなわ
5月号 NO.527

パーチェ山里完成

  山里市街地再開発 竣工奉告祭

  ▲完成した「パーチェ山里」

 市山里で建設が進められていた山里第一地区第一種市街地再開発事業が竣工し、大勢の関係者が参列する中、4月6日に竣工奉告祭が厳やかに執り行われた。
 山里第一地区では、老朽化した住宅が密集し、防災上の問題や公共下水道の接続困難などの課題があったが、本事業により「地域に密着した生活利便性の高い商業施設の整備」「災害に強く暮らしやすい住環境空間の整備」「地域に貢献する施設の整備」「道路、広場、歩行空間の整備」を行うことで当地区に相応しい機能性、快適性、安全性を重視したまちづくりをすすめてきた。
 本市中心部と北中城村を結ぶ国道330号と北谷町を結ぶ県道24号線が交わる「山里三叉路」に面する場所に「パーチェ山里」として完成を迎え、商業施設や医療、子育て支援施設などが入居する商業棟と約70戸の住宅棟からなる安全で快適な都市空間として、地域の賑わいと活性化が期待される。

▲神事式に参列する関係者

「あそび」と「であい」の場完成

 沖縄市宮里児童センター落成式典

 市東二丁目の宮里中学校区に沖縄市宮里児童センターが完成し、4月13日に落成式典が行われた。センターには、ミニバスケットボール・卓球などができる遊戯室、読書や勉強ができる図書室・学習室などが設けられ、放課後児童クラブ「がじゅまる学童クラブ」も併設されている。

  ▲こども達が安心できる安全な居場所

宮里第一公園開園

 多世代の交流と憩いの場に

 宮里第一公園が市内123番目の公園として完成し、4月12日に供用開始式が行われた。同公園は特定防衛施設周辺整備調整交付金を活用しており、約480坪の敷地に公園内の高低差を利用した大型児童用遊具や、乳幼児・幼児用遊具、多目的広場などを整備している。また、公園前のバス停に隣接して東屋も整備しており、バス利用者の日よけや雨宿りにも使用できる。

  ▲宮里地域はこどもが多く活発な利用が期待される

ハワイのウチナーンチュへ恩返し

 ハワイ沖縄プラザ建設に寄附

 ハワイの県系人への恩返しと交流発展のため、3月29日、市はハワイ沖縄プラザの建設を進めているハワイ沖縄連合会に寄附金を贈った。ハワイ沖縄プラザは4月完成予定の商業施設で、テナント収入をハワイ沖縄センターの管理維持費にあてる。同センターはハワイ沖縄連合会が、県系人の活動拠点として1990年に建設したものだが、老朽化が進み、維持管理が大きな負担になっている。寄附金贈呈式で桑江市長は「戦後、ハワイへ移住した方々のおかげで、今の沖縄がある。少しでも恩返しができれば」と話した。

  ▲ハワイ沖縄プラザ建設募金推進本部の真喜屋明本部長へ寄附金が贈られた