住民の生命と財産を守るため
互いに協力しあうことを約束

嘉手納空軍基地第十八航空団及び沖縄市の消防相互援助の覚書調印式

 火災から生命財産を保護し、相互の利益を確保しようと、市と嘉手納空軍基地第十八航空団の間で、七月二日、「嘉手納空軍基地第十八航空団及び沖縄市の消防相互援助の覚書」調印式が行われた。
 今回の調印は、平成二十一年九月に起きた白川黙認耕作地における廃材火災を双方で協力して消火にあたったことがきっかけ。以後、互いに意見換会、合同会議等を重ね「消防相互援助の覚書」を策定、この日の調印式に至った。
 覚書には、両者間の出動要請方法、支援受託の決定方法、指揮権、要請の解除、補償や費用負担等についての取り決めが記されている。
 市役所で行われた調印式では、市からは東門市長が、航空団からはケネス・S・ウイルズバック准将が覚書に署名、押印し、堅く握手を交わした。調印式で東門市長は「覚書が締結されることで災害時の危機管理体制の確保につながり、災害から住民の生命・財産を守ることができる」と話し、ケネス准将は「私たちは生命を守り、損害を防ぐという共通の目的を持っている。双方で支援していきたい」と話した。また高宮城寛消防長は「お互いの消防力を高め、地域の防火・防災力の向上に努めていくために、協力していきたい」と話した。

▲第十八航空団と市の間で消防相互援助覚書が交わされた

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お料理、自分で作れたよ

キッズクッキング教室

 食生活の基礎を育む幼児期に料理作りを体験することで、家庭における食育活動の充実を図ろうと、六月十九日、キッズクッキング教室(主催・沖縄市市民健康課)が福祉文化プラザで開かれた。
 これは「食育の日いっせい行動日」の一環として開かれたもので、午前と午後の部に幼稚園から小学校三年生までの三十二人が参加、慣れない手つきで初めての料理作りに挑戦した。この日のメニューは火も包丁も使わず、小さなこどもでも安全に簡単に作れる「とんとんナムル」「焼きおにぎり」「フルーツ白玉」の三品。先生から作り方を教わるとこどもたちは楽しげに料理作りに取り組んだ。料理ができあがると、別室で心配げに待っていた保護者を呼んで一緒に試食会。保護者たちはこどもたちの力作料理を嬉しそうに食べていた。

▲きゅうりはすりこぎで叩いて手でちぎるなど、安全な調理方法で楽しく
料理作りに取り組んだ。

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美ら島総体へ、沖縄市へようこそ

中の町小四年生が歓迎の横断幕を作成

 県外から美ら島総体にやってくる人々を歓迎しようと、中の町小学校(上間和子校長)四年生の児童八十四人とその保護者たちが手作りの歓迎横断幕を作成した。
 横断幕作りは四学年のPTA行事として取り組まれたもので、こどもたちがアイデアを出して話し合い、一カ月かけてまとめあげた図案を、七月三日、保護者も一緒に体育館で一気に仕上げた。出来あがった横断幕は6m×5mの大作。クラスごとに決めたテーマ、「美ら心」「美ら海」「美ら夢」をあらわした絵をつなぎ合わせる形で完成した。
 上間校長は「県外の人々を歓迎しようと親子で心をこめて作った作品。会場に展示してください」と高校総体事務局に寄贈した。作品は大会期間中市体育館に掲示される。

▲クラスみんなで話し合って決めたデザインの横断幕。保護者も一緒に鮮やかな
横断幕を作り上げた。

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国道329号県総合運動公園前に

比屋根横断歩道橋」が完成

比屋根小児童らが渡り初め

 比屋根小学校(上間順一校長・児童七〇三人)児童の登下校時の安全確保を図ろうと国道329号県総合運動公園前に歩道橋が完成し、隣接地で東門市長や大原泉南部国道事務所長、関係者らが多数参加し、開通式が行われた。
 平成二十年に開校した同校の通学路になっている国道329号は多くの交通事故が発生していることから、父母や地元自治会、市などから要請を受け、南部国道事務所が安心して国道を横断出来る通学路にと、地域の協力を得ながら事業を進めてきた。従来の歩道橋よりも幅が広く、将来的にはエレベーターの設置も出来るよう、障がい者にも配慮された構造になっている。式で東門市長は「歩道橋がこどもたちの事故のない明るい未来への架け橋となることを願っている」とあいさつした。式後、同校六年生の百十七人が出来たばかりの歩道橋を元気に渡った。

▲笑顔で新しい歩道橋を渡る比屋根小の児童ら

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応援席から大きな声援

暑さを吹き飛ばし、熱戦を展開

第五回沖縄こどもの国杯小学生ドッジボール大会

 第五回沖縄こどもの国杯ドッジボール大会が七月三日、こどもの国で開催され、市内外から小学生四百六十三人(低学年の部二十チーム、高学年の部十三チーム)が参加、各コートで熱戦が繰り広げられた。
 試合は一チーム十二人の男女混合で行われ、五分間という短い時間の中での真剣勝負、各チームとも作戦をたて、動き回る速さや計算されたパス回しなど日頃の練習の成果を発揮した。会場には家族や友人など多くの応援団が見守る中、熱い太陽の日ざしを浴びながら、コート内を走り回る子どもたちに大きな声援と拍手を送っていた。
 試合の結果は低学年の部「あおぞらキッズ」、高学年の部「ケンケン闘球クラブ」がそれぞれ優勝した。

▲好天の下、元気いっぱい白熱したプレーが展開された

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キジムナーフェスタ・高校総体を前に市民が参加

笑顔ときれいな街・住みよい街で迎えよう

〜目抜き通り一斉清掃に六百十人〜

 キジムナーフェスタと高校総体の開催に向け、みんなで通りを清掃し、きれいで住みよい清潔なまちをピーアールしようと「目抜き通り一斉清掃」(沖縄市・市民憲章推進協議会・市観光協会共催)が七月十三日、市内三十一カ所で行われた。
 県内外から多くの関係者や観光客が訪れることが予想されることから、市民自らの手で通りをきれいにし開催に向けた気運を盛り上げようと実施したもので、市内の各通り会や市婦人連合会、市老人クラブなど関係団体約六百十人が参加した。
 開始式で島袋芳敬副市長は「地域の美化に務めることで訪れる方々を笑顔ときれいな街なみで迎えましょう」とあいさつした。強い日差しが照りつける中、参加者らは空港通りや胡屋くすの木通り、泡瀬中央通り、ももやま通りなど三十一カ所の各通りを清掃、歩道や車道沿いに捨てられた空き缶やタバコの吸い殻、落ち葉などを拾った。今回収集されたゴミの総量は約一トンにもなった

▲みんなの街です。住みよいきれいな街にしましょう

▲強い日差しの中、歩道沿いのゴミを拾い集めていく参加者ら

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