乳幼児・高齢者・食べる機能が弱くなった方・食物アレルギーのある方のための食料備蓄
配慮が必要な方の備蓄は、その人に合ったものを準備しておく必要があります。災害時に安心して過ごせるよう、必要なものをあらかじめ確認しておきましょう。
食品備蓄のポイント
乳幼児
- 粉ミルク/液体ミルク(※調乳なしでそのまま飲ませることができます)
- 哺乳ビン
- 紙コップ、使い捨てスプーン
- 多めの飲料水
- 瓶詰めやレトルトの離乳食
- 好物の食品や飲み物
★★哺乳ビンがないときや洗浄消毒が十分でない場合には、紙コップや使い捨てスプーンによる授乳の方法があります★★
高齢者
- レトルトやアルファ米のおかゆ
- 缶詰・レトルト食品・フリーズドライ食品
- インスタントみそ汁、即席スープなど
- 食べなれた乾物(切り干し大根、わかめなど)
- 栄養補助食品(ゼリーや液体タイプが安全です)
- 好物の食品や飲み物
- 入れ歯、入れ歯洗浄剤など
食べる機能が弱くなった方
- やわらかいレトルトご飯
- レトルトなどのおかゆ
- スマイルケア食などのレトルトの介護食品
- 缶詰・レトルト食品・フリーズドライ食品
- とろみ調整食品
- 好物の食品、飲み物
スマイルケア食とは 噛む力や、飲み込む力が弱くなった方や栄養状態がよくない方などを対象とした介護食品の愛称です。おいしさや食べやすさ、低栄養の改善、食べる楽しみ、見た目の美しさなどに配慮しています。
とろみ調整食品 加齢により飲み物などを飲み込む際にむせることが多くなった方には、とろみ調整食品が役に立ちます。
飲み込みにくい時、むせる時は、工夫して飲み込みやすく
- 食事前に少量の水で口を湿らせる
- 食べ物と水分を交互にとる
- 袋に入っている状態の時に、つぶしたり、ちぎったりして、食べやすい大きさにする
- ゼリー飲料やポタージュスープなど、とろみのある食品をとる
- 横になったままでなく、座るか、少し身体を起こして食事をとる
災害時に避難所で肺炎が流行するのは、誤嚥性肺炎によるものが多いことが分かってきました。誤嚥性肺炎の予防のためにも、とろみ調整食品を備えておきましょう。
食物アレルギーの方(原因食物(アレルゲン)が含まれていない食品)
- レトルトなどのおかゆやごはん
- 缶詰・レトルト食品・フリーズドライ食品
- 好物の食品や飲み物
(乳幼児)
- アレルギー対応のミルク
- アレルギー対応のレトルトなどの離乳食
~注意~
○各食品の内容は購入時に原材料表示や食品メーカーのホームページで必ず確認を行い、不明な点は各社に問い合わせましょう。
○利用される方の原因食物(アレルゲン)が含まれていない食品を選びましょう。
災害時の食物アレルギーのこどもへの対応
1.アレルギー表示を確認しましょう
2.炊き出しでは、原因食物が使用されていないか確認しましょう
※大量調理のため、少量の混入は避けられない場合があることに留意しましょう。
3.食べ物をもらっても、家族などに相談してから食べるように教えましょう
4.食物アレルギーがあることを周囲に知らせましょう
備蓄の目安は3日~1週間分ですが、特殊食品は、災害時に手に入りにくくなることが想定されるため、普段から少なくとも2週間分を備蓄することが推奨されています。
政府広報オンライン「災害への備えを、日本の標準装備に。」を加工して作成(外部サイトへリンク)
普段食べている食品や飲み物を、多めに買い置きして、賞味期限の古いものから消費し、消費した分を買い足す「ローリングストック法」で備えておくのもおすすめです。ローリングストックについては下記のリンク先をご参照ください。
ローリングストック
農林水産省「要配慮者のための災害時に備えた食品ストックガイド」を参考に作成。
災害時に備えた食品ストックガイド(農林水産省)(外部サイトへリンク)