更新日:2025年3月11日
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【目次】
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日本では乳がんにかかる人は多く、がんによる死亡原因の上位に位置しているがんです。また子宮頸がんも比較的多くの人がかかっており、30-50歳代の女性で近年増加傾向にあります。しかし、検診を受けることでがんによる死亡リスクが減少します。早期の子宮頸がん・乳がんは自覚症状がないことが多いので、早めの検診が重要になってきます。
沖縄市では毎年18歳以上の対象の方へ[がん検診等受診券]をお送りしています。子宮頸がん・乳がん検診は、2年に1回の受診です。がん検診等受診券の「◆あなたの受診できるけんしん項目」に記載されていれば受診することができます。前年度に受診できなかった方で、今年度受診を希望される方は、市民健康課までご連絡ください。また子宮頸がん・乳がん検診は指定病院でのみ受診できます。受診される方はご希望の指定病院に直接連絡し、ご予約をお取りください。
子宮頸がん検診
→20歳以上(令和8年3月31日時点)の女性で、前年度子宮頸がん検診を受けていない方。
乳がん検診
→40歳以上(令和8年3月31日時点)の女性で、前年度乳がん検診を受けていない方。
子宮頸がん検診…2,000円
乳がん検診 …1,500円
(沖縄市が毎年お送りしている「がん検診等受診券」を利用されると上記の金額で受診できます。)
注意:がん検診料金区分が「自己負担なし」の方は、無料で受けられます。
令和8年3月31日(火)まで
毎年12月~3月は大変混み合います。ご希望の病院で受診できない可能性もあるため、ご予約は余裕をもってお早めにお取りください。
毎年5月頃、「がん検診等受診券」とは別に下記の対象者へ無料クーポンをお届けしています。
子宮がん検診クーポンの対象者
→今年度21歳の方(平成16年4月2日~平成17年4月1日生まれ)
乳がん検診クーポンの対象者
→今年度41歳の方(昭和59年4月2日~昭和60年4月1日生まれ)
令和8年2月28日(土)まで
所在地 | 病院名 | 電話番号 | 子宮頸がん | 乳がん |
安慶田 | 中部産婦人科医院 | 937-8878 | ● | ● |
美里 | 中部協同病院 | 938-6160 | ● | ● |
知花 | ちばなクリニック健康管理センター | 939-5477 | ● | ● |
高原 | 愛聖クリニック | 939-5114 | × | ● |
登川 | ゆいクリニック | 989-3801 | ● | ● |
中頭病院(入院・通院中の患者のみ) | 939-1300 | ● | × | |
美原 | 美里女性クリニック | 929-3003 | ● | ● |
所在地 | 病院名 | 電話番号 | 子宮頸がん | 乳がん |
---|---|---|---|---|
うるま市 | 名城病院 | 974-2121 | ● | ● |
よしクリニック | 982-5353 | × | エコーのみ | |
宜野湾市 | 古堅ウィメンズクリニック | 890-1600 | ● | ● |
国立病院機構沖縄病院 | 898-2121 | × | ● | |
いなふくクリニック | 890-5300 | ● | × | |
愛知クリニック(予約不要) | 892-3511 | ● | × | |
宜野湾記念病院(予約不要) | 893-2101 | × | ● | |
金武町 | KIN放射線治療・健診クリニック | 968-4664 | ● | ● |
北谷町 | 中部地区医師会検診センター | 936-8290 |
● |
● |
やびく産婦人科・小児科 | 936-6789 | ● | ● | |
中城村 | うえむら病院 | 895-3535 | ● | ● |
ハートライフ病院 | 0570₋00₋3255 | ● | ● | |
北中城村 | 中部徳洲会病院(予約不要) | 0570₋00₋1789 | ● | ● |
西原町 | アドベンチストメディカルセンター | 946-2844 | ● | ● |
浦添市 |
乳腺・甲状腺クリニックうらそえ |
917-1101 | ● | ● |
マンマ家クリニック | 988-4141 | × | ● | |
東産婦人科クリニック | 878-5212 | ● | × | |
Naoko女性クリニック | 988-9811 | ● | × | |
バークレーレディースクリニック (予約不要) |
873-1135 | ● | × | |
宮良クリニック | 878-3311 | × | ● | |
那覇市 | 那覇西クリニックまかび | 884-7824 | × | ● |
八重瀬町 | 空の森クリニック | 998-0011 | ● | × |
注意:婦人科がん検査無料クーポンは上記以外の病院でもご利用できます。ただし無料クーポンは、よしクリニックとKIN放射線治療・健診クリニックでは、利用できません。詳しくは、クーポン券と同封されている資料をご確認ください。
検診でがんを早期に発見して治療することにより、子宮頸がんで亡くなることを防ぐことができます。また、検診で「前がん病変」を発見することにより、子宮頚がんにかかることを防ぐことができます。早期に発見できることで、妊娠の可能性を残すために子宮を温存できることもあります。
【注意】
撮影時に乳房を押しつぶして平たくすることから痛みを感じる方もいます。月経(生理)前は乳房が張ることからより強い痛みが生じます。月経(生理)前の検診を避けることで痛みを軽減することができます。圧迫時間は数十秒ほどです。また放射線被ばくによる健康被害はほとんどありません。
【注意】
下記の表はあくまで目安であるため、受診する際は必ず各病院にご相談ください。
乳がん(注意1) | 子宮頸がん | |
妊娠中(疑いを含む) |
× | × |
授乳中 | × | × |
生理中 | △(注意2) | × |
注意1:乳がん検診は、症状がある場合を除き、卒乳・断乳後6ヶ月を経過してから受けることをお勧めします。
注意2:乳房のはりにより痛みを感じたり、検査・判断が難しくなる場合があります。
子宮頸がんとは…子宮頸がんは、子宮の入り口である子宮頸部の表面の細胞にがんができる病気です。大部分の子宮頸がんは、CIN(子宮頸部上皮内腫瘍)やAIS(上皮内腺がん)という、がんになる前の状態(前がん病変)を経てがんになります。
がんになる前の状態であるCINやAISの時期には症状がなく、おりものや出血、痛みもないため、自分でがんであることに気づけません。
また、早期に発見すれば比較的治療しやすく予後の良いがんですが、進行すると治療が難しいことから、早期発見が極めて重要です。
乳がんとは…乳がんは乳腺の組織にできるがんで、多くは乳管から発生しますが、一部は小葉から発生します。また、乳腺以外の乳房の組織から発生することもあります。進行すると、がん細胞は周りの組織を壊しながら増殖し、血液やリンパ液の流れなどに乗って転移することもあります。転移しやすい場所は乳房の近くのリンパ節、骨、肝臓、肺、脳などです。
乳がんの主な症状は、乳房のしこりです。自分で乳房を触ることで気づく場合もあります。ほかには乳房にくぼみができる、乳頭や乳輪がただれる、左右の乳房の形が非対象になる、乳頭から分泌物が出る、などがあります。
がん検診にはメリットとデメリットがあります。メリットはがんで亡くなることを防ぐこと、デメリットは実際にはがんがあるのに見つけられないこと(偽陰性)、実際にはがんでないのに「要精密検査」と判定されること(偽陽性)などです。がんは一定の大きさになるまでは発見できませんし、検査では見つけにくいがんもありますので、すべてのがんががん検診で見つかるわけではありません。
ここでご案内した検診方法(受診年齢、受診間隔、検査項目)は、検診のメリットがデメリットを上回ることが科学的に認められています。
がん検診を受診し、その結果で「要精密検査」と判定された場合、必ず精密検査を受けてください。
精密検査を受けることで、がんやがん以外の病気を早い段階で見つけることができ、早期の治療が可能となります。「どこも痛くないから大丈夫」「今は仕事で忙しいから今度受けるよ」などと自己判断せず、早めに精密検査を受けてください。
「がん検診の精密検査について」はこちらから(別ウィンドウで開きます)
がん検診について、ぜひ知っていただきたいポイントをコンパクトなちらしにまとめました。
(出典:国立がん研究センターがん対策研究所)
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