更新日:2022年3月1日
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「将来の身体をつくる、大切な時期です。無理なダイエットや偏った食生活をしていませんか?」
月経のリズムなど、自分自身の身体を知ることがとても大切です。今カラダを大切にすることが将来の健康につながります。ムリなダイエットは避けましょう。
「バランス良い食事できていますか?自分の健康にも気を配り、定期的に健康診断を受けましょう」
未来の健康のために早いうちから女性のカラダやホルモンに関する知識を持つことは、大切です。結婚・妊娠の選択にかかわらず、自身のために健康を育てておきましょう。
「ホルモンの低下により精神的不安定や骨量減少もみられます。ゆったりとした気持ちで過ごしましょう」
女性の40~50代は、急速にホルモンが減少する時期です。これが更年期で、疲れやすくなり、がんばりが効かなくなります。怠けているわけじゃなく、カラダの変化によるものだと理解してください。
「元気に過ごす為にバランス良い食事、運動、社会参加!頑張ってきた身体を労わりながら過ごしましょう」
年齢が高くなるにつれ体力の低下や、病気などマイナスなことを想像してしまいますが、頑張ってきた自分の身体を労りながら、新しい趣味を見つけたり、自分の時間を楽しむなど第二の人生を楽しみながら過ごしましょう。
昔と現代では、女性の健康に関して、ある大きな変化がおこなっています。それは、「生涯の月経回数」です。
昔は、初経が遅く、出産回数も多かったため、生涯の月経回数は約50~100回ぐらいでした。
しかし、現代の女性は、初経が早く、初産までの期間が長くなり、月経回数が生涯で約450回に増えました。そのため、子宮内膜症、乳がん、卵巣がん、子宮体がんのリスクが高くなっています。
現代の女性は昔の女性とは違った健康管理が必要です!
女性特有のがんとして、子宮頸がん、子宮体がん、乳がんなどがあります。
女性の患者数が多いがんは、国がすすめるがん検診に含まれています。しかし、日本では検診の補助を受けることができたり、検診のお知らせをしても検診受診率がとても低い現状です。若い世代にはあまり関係のない病気と思われがちですが、女性特有のがんは若年化が進んでいます。症状がなくても、病気が進行している可能性はあります。2年に1度は検診をうけ身体の状態を確認しましょう。(沖縄市 令和3年度 沖縄市の健(検)診について)
り患数および死亡数 | 1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 |
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り患数(2017年) | 乳房 | 大腸 | 肺 | 胃 | 子宮 |
死亡数(2018年) | 大腸 | 肺 | 膵臓 | 胃 | 乳房 |
国立がん研究センターがん対策情報センター「がん情報サービス」ホームページより
日本人女性の約10人に1人が生涯で乳がんにかかる危険があり、
早期発見のために30歳を越えたら1~2年ごとに定期的に「乳がん検診」を受けましょう。
乳がんのうち5~10%程は遺伝のために発症すると考えられていますが、遺伝でなく発症する方がずっと多い状況です。すべての女性が乳がんに注意をする必要があります。
大腸がんは、早期発見が大事です。
初期段階では自覚症状がなく、症状が出てからでは遅いのです。
まずは、手軽にできる「便潜血検査」を受けましょう!
近年、大腸がんは急増しています。特に「大腸がん」は女性が命を落とすがんの1位です。
更年期障害とは、体を支えるエストロゲンが閉経を迎える前に急激に減ってしまうことで起こる症状のことをさします。エストロゲンは、子宮に作用して妊娠の準備をするほか、骨や乳房、皮膚、脳・中枢神経など様々な器官に働きかけ、女性の体を支えているため急激に減ってしまうことで様々な症状を引き起こします。
更年期障害の代表的な症状は・・・
ほてり、のぼせ、発汗、冷え、めまい、耳鳴り、頭痛、動悸、息切れ、イライラ、不安感、不眠、抑うつ、無気力、肩こり、腰痛、関節痛、疲労感、皮膚症状(乾燥、かゆみ、湿疹など)、膣の乾き、性交痛、頻尿、尿失禁、膀胱炎など
※更年期の症状がある場合は、我慢せず婦人科の医師へ相談しましょう。
からだの中の骨は生きていて、骨形成(新しく作ること)と骨吸収(溶かして壊されること)を繰り返しています。
骨粗しょう症は、このバランスが崩れることで骨がスカスカになってしまい骨折しやすくなる病気です。閉経後の女性に多くみられる病気で、女性ホルモンの(エストロゲン)の減少と関わりが深いと考えられています。
予防として:
極端なダイエットは摂食症などの摂食障害や不妊の原因にもなりかねません。また、20代の栄養状態が高齢期の健康(骨粗しょう症)にも影響を及ぼします。(BMI値が18.5未満だと「やせすぎ」とされています。)
対策:適切な情報を選択すること、バランスのとれた食生活と適度な運動。
肥満とは、体脂肪の割合が多すぎる状態をいい、日本肥満学会の基準ではBMI25以上を肥満といいます。肥満は生活習慣病のもとになりやすく、太り過ぎの人は糖尿病や高血圧、心臓病の発病リスクが高くなります。
対策:バランスのよい食事と適度な運動。
貧血は、血液中の赤血球や赤血球中の血色素(ヘモグロビン)が不足している状態をいいます。
ヘモグロビンが不足すると、体内に酸素を十分に行き渡せられることができず、めまいや疲れが出たり、血色が悪くなります。女性に多い「鉄欠乏性貧血」は、偏った食生活やダイエット、出血による鉄分不足が原因と言われています。
対策:バランスの良い食事をとる、鉄分を多く含む食品をとる。
冷えは女性の多くが抱える悩みです。血行が悪いと栄養や熱が全身に行き渡らず、肩こりや腰痛、むくみ、めまい、頭痛、便秘などの症状を引き起こし、美容にも悪影響を及ぼします。
対策:ビタミンEを多く含む食品や体を温める食材を摂取するようにする。適度な運動で筋肉をつける。
喫煙すると肌に良いビタミンCが破壊されたり、血管が収縮して血行が悪くなることでシワが深くなり、唇が乾いたり、歯が変色したりしてしまいます。また、月経異常や不妊のリスクを高め、特に妊娠中の喫煙は、胎児の発育不良や流産、早産につながります。
※症状がある場合は、専門医に相談しましょう。
次のような症状があるときは、積極的に産婦人科を受診しましょう
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