更新日:2025年6月19日
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認知症とは、さまざまな原因により脳に変化がおこり、それまでできていたことができなくなり、生活に支障をきたした状態をいいます。脳の神経細胞への影響が原因となる「アルツハイマー型認知症」「レビー小体型認知症」「前頭側頭型認知症」、脳の血管の損傷等が原因となる「血管性認知症」など、原因疾患によりさまざまな種類の認知症があります。
認知症の原因となる病気により、どのような症状が出てくるのかが異なります。脳におこっている病気そのものによって直接おこる、もの忘れ、理解・判断力の低下などの症状を「認知機能障害」といいます。
認知症の人にあらわれる症状のうち、行動と心理に関するものを行動・心理症状(BPSD)といいます。
行動・心理症状(BPSD)は、不安、不眠、いらいらなど多岐にわたり、その多くが、本人をとりまく環境の影響を受けておこります。これらがあらわれるのは、本人か困っている状況である場合が多く、認知症の人のSOSサインともいわれています。なぜそのような症状があらわれているのか、原因を探りながら対応を考える必要があります。
自分自身や家族、友人など周りの人について「もしかして認知症では」と思われる症状に気づいたとき、介護について悩んだときに相談できます。
認知症が軽い段階のうちに認知症であることに気づき、適切な対応ができれば認知症になっても住み慣れた地域で自分らしく暮らし続けていくことができます。
一人で悩まず、「認知症地域支援推進員」にご相談ください。
(担当の地域包括支援センター(PDF:374KB)に配置されています。)
認知症について正しく学んでみませんか?
地域や職域団体等で講座を開催します。
沖縄県中部地区にお住まいの認知症の人の介護に関わる方が集う場所です。
悩みごとや困りごとを抱え込まず、共に考え、共有し、明日からの介護に活かすために参加してみませんか?
公益社団法人 認知症の人と家族の会 沖縄県支部(外部サイトへリンク)
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介護者の負担軽減を目的としており、くつろぎながら、情報収集・情報交換、ストレス発散などができます。
現在、定期開催している認知症カフェはこちら(PDF:326KB)
令和6年1月に「共生社会の実現を推進するための認知症基本法」が施行されました。認知症の人が尊厳をもち、希望をもって暮らせる社会の実現に向けて、国の認知症へのこれからの取り組みをあきらかにした法律です。9月を認知症月間とし、9月21日を認知症の日と制定しました。誰もが認知症の正しい知識をもち理解することで、偏見や差別がなくなり、認知症になっても安心して暮らせるまちづくりを目指し、沖縄市でも取り組んでいます。
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