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◆ 広報おきなわ(362)8月号

育て!ジンブナー21
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第49回
沖縄全島エイサーまつり
表  紙
すてきな仲間達(4)
育児に不安を抱えているお母さん
一人で悩まず遊びにきてね

・子育てサークル「ももたろう」・

市内3サークルが一堂に会し賑やかに
「子育てに不安や心配事はつきものです。特に一人で行う子育ては非常に難しく、日頃抱いている不安感に加え、孤独感にもさいなまれます。そんなお母さんたちに楽しんだり、相談に来てもらったりするお手伝いができればと思い、活動に参加しています」と明るい口調で話すのは、仲宗根ひとみさん。今回紹介する子育てサークル「ももたろう」の代表だ。

「ももたろう」は胡屋で毎週木曜日午前十時から正午まで活動しているサークルで、現在は二ヵ月の新生児から四歳児までの親子、二十七組が参加している。七夕やクリスマスなど季節の行事や絵本読み聞かせ、手遊びなど子ども中心の行事に加え、お母さんたちの仲間・友人づくりや育児を含める様々な悩み相談(離乳食、発達、断乳等)が主な活動内容。「ももたろう」の特徴は「子どもたちのみならず、お母さんたちも楽しめる」点で、実際に、同サークルを卒業したお母さんたちが子育てという枠を超え、別のサークルをつくり交流を継続している例もある。生涯の仲間・友人がつくれる場でもあるのだ。

同サークルに参加して三年目の長嶺直美さん(宮里在住)は「(ももたろうは)子どもだけが楽しむ場ではなく、大人も充分に楽しめる場です。また、育児に関する相談にものってくれるので、頼りになり楽しめる、本当にいいところです」と笑顔で話し、また参加して約十ヵ月目の宮川亮子さん(安慶田在住)は「(ももたろう)には自分と同じ心配事を抱えるお母さんたちがいて、すごく安心しました。相談できる多くの友人もでき、いま
お待ちしてまーす
では本当に参加して良かったと思います」と、こちらも笑顔で感想を述べた。

子どもにもお母さんにも楽しく、そして頼もしい「ももたろう」。代表の仲宗根さんは「ここに来れば不安や心配事が一転して、喜びへと変わります。一人でも多くの人たちにこの喜びを知ってもらいたいです。小さなお子さんをお持ちのお母さん、だれでも、どこからでも参加できますので、是非あそびに来て下さい」と、参加を呼びかけた。

活動日 毎週木曜日午前十時〜正午
連絡先 (098)-938-1035  「ももたろう」まで
むかしばなし

カマドの屁(おならの歌)

仲程セツ(明治三七年一二月一五日生)知花

昔のカマドは人が隠れることのできるくらい大きいものでした。

ある日、一人の泥棒が人の家に忍びこみ、カマドの中に隠れて夜になるのを待っていました。

家の主人が台所に入ったとたん、隠れていた泥棒が一発『プー』と屁をこいてしまいました。

どこにも人の姿は見えない。あたりをキョロキョロ見回した主人は首をかしげて、〈珍しいことだ。誰もいないのにオナラの音がしたんだがなぁ〉とひとりごとを言い、

村(むら)ヌタンメーターガー 屁(ひー)ヨーヒッチャル屁(ひー)
ウヌ屁(ひー)ヤ誰(たー)がヒッチャガヤー ウカマガヒッチャサ ワガヒッチャサ

と歌いだしたそうです。

なに、なに、泥棒はどうなったかって…主人の歌に思わず笑ってしまい、御用になったかもしれませんね。

注1
カマド…かまど。昔は石三つで作ったのでウミチムン(かまどの神)という名がある。のち、土をこねて作るようになった(沖縄語辞典)
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