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◆ 広報おきなわ(362)8月号

育て!ジンブナー21
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第9回「少年の主張」
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第49回
沖縄全島エイサーまつり
表  紙
日頃の思いを堂々と主張
最優秀賞に川畑さん、上間さん
第9回「少年の主張」沖縄市大会

会場から大きな拍手、中頭大会へ出場

最優秀賞に選ばれた川畑さんと上間さん(写真左から)
中学生が学校や家庭、地域など、日常生活の中で日頃考えていることを発表し、社会の一員として自覚していくことを目的とした第九回「少年の主張」沖縄市大会が七月十五日、市産業交流センターで開催された。

大会は市内の八中学校から各代表ら八人の生徒が登壇、それぞれの思いを力強く主張した。 

審査の結果、最優秀賞に「心から素直になれて」と題して発表した川畑恵美さん(越来中三年)と「平和を願って」と題して主張した上間早綾さん(安慶田中三年)が選ばれた。

川畑さんは十歳の時に病で他界した母の代役として頑張っている父にふれ、母を失った悲しみで、素直な心さえも失くした自分を励ましてくれた父の思いをあらためて考える。NGOとしてもモンゴルやカンボジアで活動する父。父の気持ちを理解し、学級の中で私は何をすればいいかを問う。そして、父のように世界を視野に入れたボランティア活動をやりたい。素直な心で自分自身の夢に向かって努力しようと結んだ。

上間さんは、連日報道されているイラク情勢や爆弾テロなど、騒然とした時代の中で、母が見せた一枚の新聞。それに掲載されていた亡くなった祖父の記事。記事は十七歳で長崎の海軍基地で働いていた頃の思いと、現在の若者を比較して、豊かになりすぎた社会を風刺した内容だった。それをきっかけに現在の日本と自分自身を見つめなおす。二度とくり返してはいけない戦争。平和についてもっと話しあおうと訴えた。

講評で栄門忠光教育委員会指導部長は「するどい感性で、しっかりと主張していた。すばらしかった」と話した。最優秀賞の二人は市代表として中頭地区の大会へ出場する。

優秀賞は次の通り。
仲村鈴香(宮里中二年) 稲嶺樹(山内中三年)
島袋大地(美東中三年) 福地央(コザ中三年)
上原未来(沖縄東中三年) 藤井千尋(美里中三年)
(敬称略)
「おならのかみさま」で塚田さんが大賞を受賞
意外性と逆転の発想、ユーモアもあると講評
第十三回ふくふく童話大賞


表彰状を手にする奨励賞の寺下さん、大賞の塚田さん、優秀賞の玉元さん(左から)
県内児童文学の登竜門として知られる第十三回ふくふく童話大賞(主催・市社会福祉協議会)の表彰式が六月十一日、市社会福祉センターで開かれた。

六月三日、最終審査で大賞に選ばれた塚田学さん(三二)=嘉手納町=の「おならのかみさま」、優秀賞の玉元一恵さん(四三)=宜野湾市=の「キャロットジュース」、奨励賞の寺下計之さん(四三)=沖縄市=の「サンラー」にそれぞれ賞状、賞金、賞牌(はい)が贈られた。審査は作家嶋津与志さん、作家又吉栄喜さん、詩人岸本マチ子さんが行った。

三人を代表して嶋委員長は「今年の作品は世相を反映したテーマが多く、暗くきびしい現実を描いた作品群と逆に子どもたちを励まし勇気づける明るい作品群とに二分された。大賞の塚田さんの作品は、ふだん評判の悪いオナラを神様にまで祭り上げた意外性と逆転の発想が第一の功績。文章がこなれていて、ユーモアもある。楽しく読ませる標準的な童話として評価できる」と講評した。

大賞を受賞した病院職員の塚田さんは「病院の療養者の発想に影響を受けたりしている。又、自分自身の感性を磨く場にもなっており、これからも笑いにこだわりつつ感動を与える作品を書いていきたい。

今回の受賞は今後の励みになります」と喜びを語った。今回は十三歳から七十三歳まで五十編の応募があった。
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