■広報 おきなわ
10月号 NO.532

言葉と歌の力で平和をつなぐ

 「沖縄市民平和の日を定める条例」
制定25周年記念行事

 沖縄戦終結の9月7日を「沖縄市民平和の日」と定めてから25周年。今年の沖縄市民平和の日9月7日に、市民会館で記念行事を開催した。
 スクリーンに映し出された紙芝居を背景に語られる沖縄市平和大使による朗読劇「うむい~ぬくもりに抱かれて~」や、手話を交えた平和大使ソング「時代の語り部」の合唱、ビデオメッセージを披露し、悲惨な戦争を二度とおこすことなく、未来に続く平和への思いを伝えた。
 津波信一さん、jimamaさんによるトークイベントでは、会場の笑いを誘いながら、日々の暮らしの中で感じる平和について話された。
 音楽ライブでは、jimamaさんの楽曲に続き、平和大使と公募市民もステージに加わり、身近な家族のことから世界に至るさまざまな平和の形や思いを、その歌声を通して会場中に響かせた。
 平和月間をしめくくる9月7日「沖縄市民平和の日」。毎年、記念行事を開催し、沖縄市から平和を発信する。

▲平和への願いを込めた朗読劇
▲歌声と手話で伝える平和大使ソング
▲津波信一さんとjimamaさん軽快なトーク

こどもたちをエイサーまつりへ

 沖縄市青年団協議会が招待券を贈呈

 沖縄市青年団協議会の奥村幸博会長と伊佐一義さんが、8月21日に児童養護施設 美さと児童園を訪れ、沖縄市青年まつりの招待券の贈呈式を行った。
 9月1日に開催する沖縄市青年まつりは、今回で40回目を数える節目の年。例年以上に熱い演舞が期待されるまつりへ、美さと児童園のこどもたちと職員60人分の招待券等を宮城光宏園長へ手渡した。青年まつりへの招待は、こどもたちに青年会活動に興味を持ってもらえるようにと7年前から続けている。

こどもたちの自立を応援

 MOMOプロジェクト・チャリティコンサート

 青少年の健全育成のためにチャリティ活動を続けているMOMOプロジェクト代表の仲眞百百代さんが、9月5日に美さと児童園を訪れ、宮城光宏園長へ寄付金を贈呈した。
 「美さと児童園自立支援会」への支援を目的に、8月12日に市民小劇場あしびなーで開催した青少年健全育成チャリティコンサートの収益を寄付したもの。
 宮城園長からは、美さと児童園を卒園したこども達の自立支援に活用させていただくと感謝の言葉が伝えられた。

人にも動物にも優しい社会へ

 思春期子育て講座


 

 「歌で遡る~中学生の頃から私が考えていた動物愛護と食事の話~」と題した思春期子育て講座を8月21日に福祉文化プラザで開催した。
 動物愛護や生命の尊さを歌を通して伝える活動を世界中で行っているシンガーソングライターのなゆた氏を講師に招き、命の大切さ、環境保全、日々何気なく取っている食事が体と環境に及ぼす影響などを歌と講話を交えて伝えた。
 子育て世代を中心とした参加者は、なゆた氏の愛情あふれる優しい歌と心打つ講話に真剣に聞き入った。

母と子の健やかな成長を支える
強い味方に

 若年妊産婦の居場所を開所

 市内の18歳以下の妊産婦とそのこどもを支援する「若年妊産婦の居場所」が9月3日に正式に開所し、母子未来センターで開所式が行われた。
 妊娠・出産・育児に関する相談や指導などを行うことで、10代の妊産婦が孤立することなく、安全で安心な居場所で産前・産後を過ごし、安定した生活ができるように自立を支援する施設。内閣府の沖縄子供の貧困緊急対策事業の一環として開設し、沖縄県助産師会が運営する。助産師や保育士、栄養士などの専門職員が、利用者それぞれの状況に合わせて対応する。
 同日、沖縄の若年妊産婦の実態や孤立させることなく支え合う地域社会づくりについて考える講演会も開催した。琉球大学教育学研究科の上間陽子教授による「若年妊産婦の実情と支援に当たっての心構え」、「僕の行く場所が子どもたちの居場所」と題し、日本こどもみらい支援機構の武藤杜夫代表が登壇した。

若年妊産婦の居場所
場所/沖縄県助産師会 母子未来センター内
開所時間/平日・10時~19時
対象/市内のおおむね18歳以下の妊産婦とその児
利用料/無料

▲若年者支援の現状等を話す上間教授と武藤代表

皆そろって全国制覇だ!

 第18回九州地区空手道場選手権大会入賞

 劉衛流喜友名龍鳳会所属のコザ小学校4年生の屋比久賢人さん、山内小学校2年生の島袋琉心さん、兼原小学校1年生の瑞慶山千寿さん、コザ聖母幼稚園の島袋かなささんが、8月21日、第18回九州地区空手道場選手権大会入賞を比嘉教育長に報告した。
 トロフィーと賞状を手に、一人ひとりが入賞した喜びと全国大会への意気込みを力強く話した。

▲熱い意気込みを語ったこどもたち

大躍進!九州大会優勝を目指して

 美原小学校女子ミニバスケットボールクラブ勝利報告

 9月7日、美原小学校女子ミニバスケットボールクラブが、「中頭地区春季ミニバスケットボール大会」と「九州ブロックスポーツ少年団ミニバスケットボール交流大会」で優勝、「第41回沖縄県ミニバスケットボール夏季大会」で準優勝、来年1月には、九州大会に出場することを比嘉教育長に報告した。
 キャプテンの比嘉美空さんは、「優勝を目指して頑張ります!」と熱い思いを語った。

▲優勝メダルとトロフィーを手に

市役所窓口でPR

 琉球ゴールデンキングスボールペン贈呈

 市役所に訪れる市民へプロバスケットボールチーム「琉球ゴールデンキングス」をもっと応援してもらえるようにと、9月6日にオリジナルボールペンの贈呈式が行われた。
 市役所の窓口などで活用していただきたいと贈呈されたオリジナルボールペンは1500本。今シーズンから琉球ゴールデンキングスへ戻り更なる活躍が期待される、ちゃんぷるー沖縄市大使でもある市出身の並里成選手から仲本副市長へ手渡された。