■広報 おきなわ
9月号 NO.531

戦後の歴史・文化の発信拠点

 沖縄市戦後文化資料展示館ヒストリート
オープン


 沖縄市戦後文化資料展示館ヒストリートのオープニングセレモニーが8月8日に行われ、市関係者や多くの地域の皆さんが来場した。
 全国でも極めて異彩な沖縄市の戦後の歴史・文化情報を発信する施設として、更なる充実を図っていく。


沖縄市戦後文化資料展示館 ヒストリート
所在地:沖縄市中央2丁目2‐1 タサトビル1・2階
開館時間:10時~18時
休館日:月曜日・慰霊の日・国民の祝日・年末年始
料 金:入場無料
TEL:098‐929‐2922


今月のヒストリート

 去る8月8日、沖縄市戦後文化資料展示館「ヒストリート」がコザゲート通り沿いに移転オープンしました。「沖縄市がいっぱい」をコンセプトに戦後の沖縄市の歴史と文化情報を紹介しています。
 前「ヒストリート」は市内中央のパルミラ通りで開室し、今年4月末日に閉室するまで、その間、県内外から延べ20万人を数える多くの方々に足を運んでいただきました。今回、これまで二つに分かれていた展示室を一つにまとめ、さらに多くの新資料も加え、よりパワーアップした展示を展開しています。
 館内では1階が常設展示、2階には企画展示ブース等を設けて、わが街の魅力を、豊富な資料を基に存分に発信していく計画です。
 現在2階では、3つの展示を開催中です。まず、移転最初の企画展「コザゲート通り展」では通りの成り立ちや変わりゆく姿を、特別展の「嘉手納基地 家族住宅」においては1950年代の嘉手納基地内(旧越来村森根周辺)での家族住宅建設の様子を写真や図版等で紹介しています。そして報道写真家・石川文洋氏とエッセイストの村瀬春樹、ゆみこ・ながい・むらせ夫妻のブースでは「写真と道具が語る世界」と題し、ベトナム戦争の写真と戦中戦後の生活道具を展示しています。
 今後もヒストリートでは、継続して戦後情報を収集し、発信していきます。それは単なる歴史の復習ではなく、現在・未来へ向けた予習であると信じるからです。時には、本市の歴史と向きあってみませんか。ぜひ、お越し下さい。