■広報 おきなわ
2月号 NO.537
 


 私にはたくさん夢があります!
 幼い頃、動物とはなすことが出来たように、将来、もう一度動物の声を聴き、動物たちの心に寄り添い、深い信頼関係を築ける獣医など動物に関係する仕事や、パソコンを使ってオリジナルのゲームをつくること、白バイ警察官になって交通安全を守りたいし、床がすべてトランポリンになっている楽しい建物をつくったり、空を飛べるほうきや透明マントを作ったりと、夢がたくさんあります。
 しかし、大体の人は「叶えることは出来るはずがない」と言います。でも、夢は無限に持つことができます。夢がある人とない人では見える世界が違います。夢を持った人たちが、昔の「出来るはずがない」ことを現在の「出来る」ことに変えてきたのだと思います。挫折しても、たくさんの夢を持っていれば立ち上がるエネルギーになります。どんなきっかけでもいい。夢を持つと人生は楽しくなります。
 そして、周りの人たちは、目一杯応援してあげてほしい。友達は、バカにせず、ちゃんと話を聞いてあげること。そして、応援してあげること。「できっこない」ではなく、「できるかもしれない」と信じてほしいと思います。
 たくさんの夢を見て、たくさん挑戦してください。必ず、何かが変わるはずです。

   

 皆さんは将来の夢がありますか? 私には2つあります。
 1つ目は絶対に叶えたい夢の「沖縄市市議会議員」になることです。
 家ではジャージに草履でラフな格好、親父ギャグを言って家族を笑わそうとする父が、仕事でスーツに着替えると別人!?と思うほどかっこよくなります。私は沖縄市を良くしようと頑張っているかっこいい父を超える位かっこいい市議会議員になりたいと思います。
 2つ目は「メイクアップアーティスト」です。海外の同世代の男の子が綺麗なメイクをする動画を見つけて、堂々と自分の好きなことをやる姿がかっこよく、好きなことに、女の子も男の子も関係ないのだと考えることが出来ました。
 憧れの存在がいれば、今の自分と重ねて、どこを直したらいいかが分かり、夢にぐっと近づくことが出来ます。憧れの人を追い越してやるという強い気持ちが私のやる気になっています。
 今、将来のことを考えてない人も、自分の好きなことを広げていけば、なりたい人がきっと見つかるはずです。それがきっと夢への原動力になります。
 大人の皆さんには、こどもの頃を忘れず夢を追いかけて欲しいです。その姿が、こどもたちの憧れの姿になります。夢に大人もこどもも関係ありません。自分の好きなことを、自信を持ってやってほしいと思います。こどもの夢も否定しないで聴いてあげてほしいです。私も憧れの存在を目指して、負けないくらいカッコイイ人になりたいと思います。

   

 私の夢は「女優」と「歌手」です。
 ミュージカルや映画が好きで、大阪でミュージカル出演した時の達成感が強く印象に残ったことがきっかけです。
 「お前には無理だ」「あの子の方が才能あるよ」何回同じことを言われた事か。でも他人の意見に左右されたくないから、夢に反対する人がいることを理解したうえで自分の考えをしっかり持って、さらに人の意見を取り入れて自分を高めていきたいです。似たようなことで悩んでいる人や夢をあきらめてしまった人を手助けしたいです。
 人の意見を聞くことは大事ですが、「好きな事を自由にやりたい!できるような人生にしたい」。私のやりたいことを皆さんに聞いてほしいと思います。
①何事にも満足したくない
②自分の凄さを自分で理解したい
③どんなことにも意見を持って、常に考え続けたい
④世界に通用する人になりたい
⑤今の自分を忘れないでいたい
⑥笑顔で死にたい
⑦死んでも自分が語り継がれるような人になりたい
 「こども未来スピーチ」を通して、夢とは職業に限ったことではなく、私は女優や歌手を人生の一部として考える「理想の私」になりたいのだと気づきました。「理想の私」とは、消えることのない一生の夢を追い続ける私の事。「理想の私」に近づくために小さなやりたいことを積み重ねて実現させるために行動することで、人生を変えたり、可能性を広げたりすることができると信じています。そしてそれは誰にでも出来ること。皆さんも自分を信じて欲しい。

 
 




 皆さんは沖縄市がこどものまち宣言をしていたことを知っていましたか?
 こどものまち宣言は「こどもたちが夢にむかって元気にたくましく育つ環境をつくることを目的としたもの」なのです。
 皆さんに2つの質問をします。周りのお友達や家族と一緒に考えてみてください。
 1つ目の質問です。皆さんには、10年後100年後の沖縄市がこうなったらいいなという希望はありますか。
 私は、この沖縄市が大人もこどもも過ごしやすく、「沖縄県といったら沖縄市でしょ!」とか、「沖縄市」と言うだけで周りの市町村の人々が羨むくらいのまちになってほしいです。そのために出来ることとして、私たち実行委員会が考えた案を4つ紹介します。
 1つ目は、沖縄市の景観や環境についてです。
 沖縄市全体を見て楽しめるようなまち、沖縄市=テーマパークじゃん!と思われるくらいのまち、こどもが景色を見に外に出たり、たくさんの人が沖縄市に来るだけで楽しめるまちを作りたいです!
 2つ目は、こどもが屋外で安全に楽しめる場をつくることです。
 外は自然がいっぱいで地域の人と関われる場が多くあります。外遊びは、自然の中での色々な発見や体を動かすことで健康につながります。また、地域の人たちが見回りパトロールに参加してこどもたちの安全を守ってほしいです。
 次は3つ目の案です。大人はこどもに寄り添ってほしい。
 学校と周りの大人がもっと関わっていくと、先生も周りの大人も余裕ができて、こども達の話を聞くことができ、こどもの心に寄り添うことができるようになると思います。
 最後に、4つ目です。
 皆さんの周りには、いじめや差別などによる偏見はありませんか?相手のことを考えて行動し、互いを認め合うことが差別解消の第一歩にもつながります。差別や偏見も一人一人の意識でなくすことが出来るのです。
 今、私たちが言った4つの希望も、皆さんが考えてくれた10年後100年後の沖縄市への希望も実現することは可能です。なぜならわたしたちが行動すれば沖縄市を変えることができるからです。
 2つ目の質問です。
 10年後100年後の沖縄市を創る人は誰だかわかりますか。実は私たち「こども」が、これからの沖縄市を創っていくことが出来るのです。
 今はたくさんの物事を決めている大人達も、昔こどもでした。そして、今のこども達は、10年後大人になり、主体となって沖縄市の未来を決めていくことができます。つまり、私たちの手でこの沖縄市を変えることが出来るのです。
 沖縄市はこどものまち宣言をしています。こどものまち宣言のなかには「こどもたちが夢にむかって元気にたくましく育つ環境をつくる」、「こどもたちの笑顔と歓声が飛び交うまちをめざして」とあります。皆さんは、この宣言を沖縄市が実行出来ていると思いますか。
 沖縄市は、こども向けのイベントを数多く行っていますが、このようなイベントはすべて大人が企画しています。しかし、私達こどももイベントを企画することが出来ます。こどもは大人とは別の視点で物事を見ることが出来ます。しかし、私達の考え、視点がまちの皆さんのすべての意見を反映しているわけでもありませんし、今の私たちの意見に反論がある方もいるかもしれません。なので、こどもから大人までの意見募集を行いたいと思います。
 沖縄市をもっと明るい、もっと素敵なまちにするためには、このまちに住む市民皆さんの協力が必要です。そして「こども達が夢に向かって元気にたくましく育つ環境をつくる」という宣言を忘れずに、もっと住みやすく大人になっても忘れられないような、みんなで『こどものまち』をつくっていきましょう!

 

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