■広報 おきなわ
1月号 NO.535

 

東桃原自治会

 更なる公民館活動で地域活性化を

 

 東桃原自治会(石原一昭かずあき会長)は、グランドゴルフ大会や納涼まつり、ピクニック、綱引き、親子もちつき大会、囲碁大会など自治会行事が充実している。特に人気があるのがグランドゴルフ大会でこどもから高齢者まで参加があり、楽しく世代間交流を行えることや地域内の企業が景品を提供していただけるので地域交流も盛んなイベントである。
 また、石原会長は防災訓練に力を入れており、念願の避難通路も完成したことから要支援者や障がい者もスムーズに避難等ができるように搬送方法の工夫などを行い、災害に強く安心して住める地域を目指し、取り組んでいる。
 石原会長は「多くの行事を開催することで会員同士がコミュニケーションをとる機会に、また、自治会に加入するきっかけになってほしい。以前はあった老人会を再び立ち上げ、更に集まる機会や交流の場を増やし、地域を盛り上げていきたい」と話している。

℡ 098-934-0300

   

▲今年のグランドゴルフ大会の様子(東桃原自治会提供)
 

八重島自治会

 若き自治会長の挑戦

 

 八重島自治会(親川静也会長)に今年の6月1日、市内最年少の27歳の自治会長が誕生した。それとともに、4年前、老朽化による公民館の取り壊しにより、活動を休止せざるを得なかった青年会と子ども会が復活し、現在、総勢10人のメンバーでエイサー練習などを行っている。
 八重島自治会では、休止していた催しや新しい催しを開催しようと奮闘しており、これまでに、自治会のそばにある空手道場を借り開催し、好評を博したバルーン教室、150人もの人が集まった納涼祭などを行った。
 親川会長は「一番の目標は、新しい公民館を作ること。そのためにイベントを考えたり、今やっている活動をアピールしたりして、皆が入りたくなるような明るく楽しい自治会を作り、会員数を増やしたい。当面の目標は、地域の絆を強くして、地域の人にも役割を持ってもらいながら、自主防災組織を立ち上げること」と話した。

℡ 098-937ー4628

   
▲大好評だったバルーン教室(八重島自治会提供)
 
 

今月のヒストリート

 

 最近、「平成最後の〇〇」と聞く機会が増えて、あぁそうだったなと感慨深い思いがするのと同時に、昭和がさらに遠くなったものだと実感します。「平成最後のお正月」、明けましておめでとうございます。
 今月も、先月11日よりコザゲート通りにある展示館「ヒストリート」にて開催中の企画展『「コザ暴動」1970.12.20』から、話題をお届けいたします。
 人で賑わう年末のコザ市で起きた「コザ暴動」(概要は先月号)は民衆の圧倒的な支持を得ましたが、その「代償」は、決して小さなものではありませんでした。
 騒動直後(21日)に発表された軍雇用員の大量(3千人規模)解雇や、翌年2月まで続いたオフ・リミッツなどの影響で、コザ市は大恐慌に陥ったのです。米人相手の商売が立ちゆかなくなって、廃業する店が出たり、市民同士が分断・対立したりしました。
 また騒動に関わって逮捕・起訴された住民のうち、最後の被告人へ判決が下されたのは1981(昭和56)年10月。事件の完全解決をみるまで、実に11年の歳月がかかったのです。
 何とも後味悪い結末を迎えてしまった沖縄戦後史の一大事件「コザ暴動」。今企画展ではその実相に様々な角度から迫ってみたいと思います。平成最後の「コザ暴動」展、ヒストリート2階・企画展示室で開催中です。ぜひお越し下さい!

   

 

軍雇用員の大量解雇反対デモ。米軍人・軍属は外出禁止となり、市民同士の対立を招いた。(撮影:國吉和夫氏/1971年コザゲート通り)

市史編集担当/℡:929-4128(直通)
ヒストリート/℡:929-2922