■広報 おきなわ
10月号 NO.520

 今月の人(304)

次世代のリーダー

右:砂川 幸輝さん(コザ中3年)
中:中村日向子さん(宮里中3年)
左:伊佐 涼太さん(コザ中3年)

 8月に開催された沖縄市こども議会。市内の8中学校から30人の生徒が議員となった。その議員の中でもリーダー的な存在の中村日向子さん(議長)、砂川幸輝さん(副議長)、伊佐涼太さん(議員)の3人に、こども議会の感想や将来の夢などについて話を聞いた。

 

 —今回の沖縄市こども議会を無事に終えての感想を。

砂川  初めて参加する議員は緊張していたけれど、予定時間よりも早く終わり進行が良かったです。
中村・伊佐  2度目ということもあって緊張もなく参加できました。
 

こども議会の議員になったきっかけは。

伊佐  姉が第1・2 回の議員だったこともあり、中学1年の時にやりたくて友達を誘ったけれど断られ、中学2年になって砂川くんに誘われ初めて議員になりました。今回も昨年に引き続き参加しました。
砂川  中学2年の時に生徒会役員をしていて、先生に勧められ、伊佐くんを誘って議員になりました。今回は自主的に参加しました。
中村  中学2年の時にこども議会に興味があって初めて議員になりました。今回は議長をやってみたいと思い参加しました。
 

まちあるき調査や事前研修で学んだことや沖縄市のまちづくりについて感じたことは 。

伊佐  まちあるき調査で、図書館やコザ運動公園の施設など、沖縄市にこんなところがあったんだと初めて知ることが多かったです。
砂川  去年は中心市街地のことにかかわったが、今年は福祉について調査し、各地域に地域包括支援センターがあることや中央パークアベニューにファミサポがあること等を初めて知りました。
中村  沖縄市は那覇市の次に人口の多いまちだけど、うるま市などにマンション等が増えていくのをみると、いつまでも2位でいられるのかと感じてしまいます。
 

将来の夢や将来やりたいことは。

伊佐  声優です。将来に向けてトレーニングをしたり、専門の学校への進学も目指しています。
砂川  小学2年の頃から続けている三線など伝統文化を次の世代へつなげていきたい。まちの活性化にもかかわっていきたいです。
中村  東京の大学でデザイン等を学び、絵画やデッサンを教える美術の先生になりたいです。
 

来年のこども議会議員に向けて伝えたいことは。

3人  こども議会の活動を通して、自分の住んでいるまちのことを知れるし、自分の成長を感じることもたくさんある。色々な人と出会えるので人脈も広がります。
 議会での質問の時に、自分の気持ちや言いたかったことがきちんと伝わっているか疑問を感じることもありました。これまでの質問や形式等にとらわれず柔軟に、自分たちの考えを述べてほしいです。

今月のヒストリート

 10月中旬より、ヒストリートⅡにおいて「アンコール!ヒストリート」第4弾、『コザ暴動と毒ガス移送』展を開催します。
 1969年7月8日、市内の米軍知花弾薬庫内で毒ガス漏もれ事故が発生し、要員24名が被害を受けて入院しました。米軍はこの事実を隠していましたが、18日に米本国の新聞報道によって毒ガス兵器が沖縄に存在することが明らかにされ、県民は「寝耳に水」のニュースに驚愕(きょうがく)しました。
 沖縄における毒ガス兵器は62年、極秘裏に米本国から持ち込まれたといわれています。毒ガス兵器は25年のジュネーブ議定書で使用は禁止されていましたが、生産・貯蔵は93年の化学兵器禁止条約まで禁止されておらず、当時の米軍にとって毒ガスは標準兵器でした。現在の劣化ウラン弾のようなもので、保持自体は違法と考えてなかったのです。  
 69年7月22日、琉球政府立法院(現沖縄県議会)が毒ガス兵器の即時撤去を求める決議案を採択したのを皮切りに、10月31日に美里中学校で「弾薬輸送阻止・毒ガス兵器撤去要求県民総決起大会」(左写真)、コザ暴動前日の70年12月19日にも美里中学校で「毒ガス撤去要求県民大会」が開催されるなど、島ぐるみの毒ガス撤去運動が展開していきます。

 
 「弾薬輸送阻止・毒ガス兵器撤去要求県民総決起大会」には地元の知花区民をはじめ、本島各地から多くの県民が駆けつけた。1969年10月31日/美里中学校
撮影:吉岡攻

 

■ 市史編集担当 
 TEL.098-929-4128
■ ヒストリート、
  ヒストリートⅡ 
 TEL.098-929-2922

池原自治会
伝統継承を区民で行う


 池原自治会(仲嶺朝信(ちょうしん)会長)は、昔ながらの地域行事を大切にしている。
 村シーミーやウマチーなど様々な行事があるなかで、旧暦の8月15日に行う『池原十五夜行事』は、ウスデークと獅子舞の道じゅねー、敬老会を同時に開催する、80年以上続く伝統行事となっている。
 池原自治会では多くのスポーツ大会も開催しており、区民運動会や歩け歩け大会などを行うことで、区民同士の交流を深めている。
 仲嶺会長は「先輩方より受け継がれた池原の伝統を、途絶えることなく発展させていきたい」と話す。
 また「こども会活動を更に活発にすることと、多目的広場を作り、グランドゴルフやエイサー練習などができるようにすることが目標」と話している。
 
TEL: 098 ー 937 ー 5922

200人もの区民が参加する『区民運動会』
(池原自治会提供)

園田自治会
昔からある地域の絆を守る


 園田自治会(末吉裕子会長)は、子ども会、青年会、老人会があり、それぞれ盛んに活動している。特に老人会は、会長を中心とした精力的な活動で、若い会員が増えてきているそう。
 また老人会が中心となり、月1回のグランドゴルフで区民の交流を深めている。スポーツとカラオケが好きな老人会メンバーはゆいまーる精神が強く、公民館での催しの際は、100個を超える天ぷらを用意してくれることもあるそうだ。
 末吉会長は「助け合いながら自治会運営ができることに感謝している。催しを通して区民が交流し『自治会に入ってよかった』と思ってもらえるよう、公民館の良さを伝え続けていきたい」と話す。
 
TEL: 098 ー 933 ー 4211
  

作戦を練り仲間とスポーツを楽しむ老人会メンバー
(園田自治会提供)

KOZA CHOICE!(コザチョイス)vol.40

 今回は、ステーキハウス四季園田本店の「特選牛ヒレステーキ」をご紹介します。
 1972 年創業のステーキハウス四季は、地元の方をはじめ米軍基地内の外国人や観光客にも愛される、鉄板焼きスタイルの老舗。ステーキやシーフードなど多くのメニューの中から選ばれた「特選牛ヒレステーキ」は、牛一頭から3%しかとれない希少部位のヒレに、丁寧な下ごしらえと独自の熟成法を施したこだわりの一品です。シェフのパフォーマンスを楽しみながら、目の前の鉄板で香ばしく焼き上がる、きめ細やかで柔らかなステーキは格別の味わい。ステーキには、スープとサラダ、ライスまたは鉄板で焼いたガーリックトーストがセットになっており、ボリュームもたっぷり。
 美味しいステーキが食べたくなったら、ステーキハウス四季ご自慢の「特選牛ヒレステーキ」を味わってみませんか。

 
所在地:沖縄市園田3-1-25
営業時間:午前11時~午後3時
午後5時~午後9時15分(年中無休)
問合せ:098-933-5731
 
 
 
商品名:特選ヒレステーキ
事業所名:ステーキハウス四季
職種:ステーキレストラン
代表者:當山政順