■広報 おきなわ
10月号 NO.520

 4月18日(火)に全国一斉に全国学力・学習状況調査が行われました。学力調査では国語A、国語B、算数(数学)A、算数(数学)Bの2教科で実施されました。その結果について以下に示します。
A問題とは⇨基礎的・基本的な知識や技能を問う問題
B問題とは⇨基礎的・基本的な知識や技能を活用することができるかを問う問題

この全国学力・学習状況調査により測定できるのは学力の特定の一部分であり、学校における教育活動の一側面であることをご理解下さい。

 
 

 3.全国と沖縄市の平均値の差

  • 小学校では、昨年度より全国との差を若干縮め全国との差は、−1ポイント代で推移しています。
  • 中学校では、年々着実にその差を縮めていましたが、本年度は差が広がる結果となりました。授業改善に向けた更なる取組に努めてまいります。
  • 国際理解教育に関する質問では、全国より中学で+8.2ポイント、小学校で+4.9ポイント、高い値を示しています。
  • 引き続き授業改善や補習指導・個別指導の充実を図り学力向上の取組を推進してまいります。

 

 

4.まとめ
 朝食の摂取率など基本的な生活習慣について、全国との差はあるものの小中とも若干改善傾向がみられます。家庭学習については、課題として上げられます。
 今後とも、本市児童生徒の学力向上をめざして、学校、家庭、地域が協働し、地域ぐるみの教育を推進してまいります。
 ご理解、ご協力を賜りますようよろしくお願い致します。

仕事・人・つながり・喜び・成長

就労支援事例のご紹介⑤

 市役所1階にある就労支援センターでは、若年者・子育て世帯・高齢者と併せて、障がいを持った方の就労相談から職場定着支援までを行っています。
 今回は職場定着支援を行っている、市内にある特別養護老人ホームに清掃担当として勤務する方の事例をご紹介します。

【雇用者の声】

 居室、共同部分、トイレの清掃を担当しており、とても真面目な性格です。朝8時30分からの勤務ですが、30分前には出勤して準備などを行い、業務をしっかりこなしてくれます。
 食事や休憩の際は、他の職員と談笑して打ち解けている様子で、互助会、観月会、忘年会では余興への参加も積極的です。今後は周りへの気づきを大切にし、清掃のリーダーを目標にして頑張ってほしいです。

【本人の声】

 勤務して12年になります。仕事を始めて2、3年経つ頃から、それまで静かで、内向的だった性格が変わりました。今ではにこやかに話せて、人との会話が楽しく、人生のプラスになっています。やりがいを感じるときは、利用者からの「ありがとう」の声をかけてもらったとき。コミュニケーションが普通にできる事が嬉しいし、楽しいです。今の様に『これからもにこやかに人と接していく事』、それが1番だと思っています。今後はレベルアップも考えていて、資格取得にチャレンジしていきたいです。
 

●沖縄市就労支援センター TEL 098-934-3837