■広報 おきなわ 6月号 NO.516

 

地域活性のノウハウを伝授

市とANAが連携協定

 本市とA N A 総合研究所は、4月24日に「地域活性化のための連携協定」を締結する調印式を行った。
 国内を代表するシンクタンクであるA N A 総合研究所は、地域の魅力発掘や人材育成などの取り組みによる観光誘客の推進を目的に地域活性化支援事業に取り組んでいる。これまで2007年度(平成19 年度)から愛媛県宇和島市や熊本県天草市など、県外12 自治体と地域協働協定を締結しており、本市との締結は全国で13 番目、県内自治体では初となる。
 調印式で桑江市長は「ANAのノウハウを提供頂き、本市の観光産業をさらに発展させていきたい」と挨拶した。また、ANA総合研究所の岡田晃(あきら) 代表取締役社長は「沖縄
市の魅力ある観光資源を掘り起こし、観光誘客に協力したい。沖縄市から日本を元気にしていきたい」と挨拶した。
 なお、本市では4 月からANAより佐藤隆志(たかし)さん(観光振興オフィサー)と坂口美香さん(おもてなしマネージャー)を観光振興課に配置し、新たな観光商品の開発や観光情報の発信、さらに接遇研修など、観光誘客を目的とした事業に取り組んでいる。

調印を行う桑江市長と岡田社長
市とANAが連携協定を交わした
中小事業者の課題をITで解決

「Cloud ON OKINAWA」発足

 「クレジットカード決済をしたい」「ネットショップを開きたい」「クラウドファンディングってどうやるの」などの課題を情報技術(IT)で解決するプロジェクト「Cloud ON OKINAWA(クラウド ン ワ)」が発足。本プロジェクトには、各分野を代表する9企業と県内4市町村(沖縄市・糸満市・竹富町・宮古島市)が参加し、連携協定を締結。今後は、「中小事業者へのITサービスの導入」「地域の課題解決」「地域の人材育成」に取り組む。
 桑江市長からは、スタートアップカフェコザ、同事業において支援したクラウドファンディング成功事例や、クラウドファンディング事務手数料の支援事業を紹介し、「市内でチャレンジする中小事業者を応援し、まちの活性化につなげたい」と挨拶した。

連携協定を締結した9企業代表者と4市町村

カニやマグロを大盤振る舞い!

パヤオまつり

 パヤオまつり(市漁業協同組合パヤオ研究会主催)が、4月29 日に泡瀬漁港広場及びパヤオ直売店で開催された。
 まつりでは、県漁船海難遺児募金に協力した来場者に、学習帳の配布やカニそば3千食が振舞われた。また、重さ約50 ㎏のキハダまぐろを豪快にさばく解体ショーでは、ブロックに切り分けられたまぐろがセリで販売され、多くの来場者が参加し、大いに盛り上がった。
 そのほか、舞台プログラムでは草花のチャリティーオークションやマジックショー、民謡ライブ、創作太鼓の演舞が行われた。

格安で買い求める来場者

「パン屋さんで働く‼」の夢叶う

~就労支援事例のご紹介~

 市役所1階にある就労支援センターでは、若年者・子育て世帯・高齢者と併せて障がいを持った方を中心に就労相談から職場定着支援まで行っています。
 今回は「パン屋さんで働きたい」という夢を叶えるため、就労相談や就職訓練、企業とのマッチングなど関係機関と連携した支援を受けて、見事大手スーパーのベーカリー部門に就職し、フルタイム勤務で毎日頑張っている方の事例をご紹介します。
 【雇用者の声】ベーカリーの従業員として働いており、初めは戸惑いもありましたが、自社のシフトにも上手く対応してもらっています。他の従業員ともコミュニケーションを取りながら、現在ではドーナツの製造も担当してもらい、欠かせない従業員の一員です。
 【本人の声】憧れていた仕事に就けて嬉しいです。覚える事がたくさんあるけど、夢を叶えられてよかったです。これから食パンのスライスなどできることを増やしてステップアップしていきたいです。

沖縄市就労支援センター
TEL.098-934-3837