■広報 おきなわ 6月号 NO.516

読み聞かせで親子の絆を深める

新しい「地域の知の拠点」

市立図書館移転リニューアルオープン

 沖縄市立図書館が5月3日、旧コリンザ1階に移転開館し、オープニングセレモニーが行われた。
 新図書館のワンフロアの広さは九州最大規模で、22万冊の図書を揃えており、今後は35万冊を目指す。館内には自習室として利用できる「まなびの部屋」や読み聞かせルーム「おはなしの部屋」、CDやDVDの視聴ができる「視聴覚ブース」のほか、自動で本を読み上げる機械なども備えている。
 開館初日に訪れた松本一花(まつもといっか)さん(諸見小3年)は「新しい図書館がオープンするのを楽しみにしていたよ。『まじょ子』の本が大好き。たくさんってもっと色々な本を読みたい」と話していた。

 

覚えたてのひらがなを声に出して本を読むこども達

読みたいあの本あるかな?

 

 新図書館の移転開館を記念して、音楽家の宮沢和史(かずふみ)さんによる講演が4月23日に開催され、CD‒BOX「沖縄宮古八重山民謡大全集Ⅰ唄方~うたかた~」が、図書館に寄贈された。また、創価学会沖縄青年部(中村武夫部長)から寄贈された書籍沖縄戦証言集「未来へつなぐ平和のウムイ(思い)」も市内各小中学校と図書館にて、貸出しが始まっている。

平和図書27冊が寄贈された

民謡について講演した宮沢和史さん