色とりどりの花が咲き誇る

沖縄こどもの国 花まつり

 「第6回 沖縄こどもの国 花まつり2015」が2月21日から3月15日までの期間、同園で開催された。
 今年は「サンライズ」をテーマに、38品種・3万ポッド以上の草花が園内を彩った。入口で来場者を迎えるゾウの親子のトピアリーや、縦と横の長さが約16メートルにもおよぶ、太陽をモチーフにした県内最大級の花絵のほか、ハンギングバスケットや寄せ植えなど、見どころ満載の園内では、来場者が季節の花の鑑賞や写真撮影を楽しむ様子が見られた。また、オーナメントづくりや寄せ植え、フラワーアレンジメントなどの体験型講座も開かれ好評だった。最終日の3月15日には、園内の花を持ち帰ることができる毎年恒例のイベント「花のつめ放題」も行われ、大勢の来場者が買い求めた。

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ゾウの親子のトピアリーは人気の撮影スポット

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園内を飾る寄せ植え

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メイン会場に広がる県内最大級の花絵

24頭が走りの優雅さを競う

琉球競馬 ンマハラシー開催

 人と馬が一体となり、優雅に走る姿を競う琉球競馬「ンマハラシー」が3月1日、沖縄こどもの国ハイビスカス広場で開催された。
 ンマハラシーは、速さだけでなく、右前脚と右後脚、左前脚と左後脚を交互に動かす「側対歩(そくたいほ)」と呼ばれる独特の走り方で、リズムの正確さや馬と人の姿勢など、優雅さを競う琉球競馬で、太平洋戦争の影響で途絶 えたが、平成25年に約70ぶりに復活した。
 今回のンマハラシーには、県内各地から、与那国馬やポニーなど、24頭が出場し、走りの美しさを競った。審査の結果、側対歩の華麗な走りが評価され、沖縄こどもの国の「ナナミ」が優勝し、準優勝は琉球大学馬術部の「マンガタミー」となった。

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華麗な側対歩で優勝したナナミと山本暁騎手

待望の赤ちゃんゾウ誕生

こどもの国に新しい仲間

 沖縄こどもの国で飼育しているインドゾウの琉花(りゅうか:14歳)が、3月4日に雌のゾウを出産した。県内におけるゾウの出産は今回が初めてで、国内では10例目となる。
 生まれたゾウは体高85センチメートル、体長96センチメートル、体重100キログラムで、出産から15分後に飼育員の補助を受けて立ち上がった。
 琉花は平成19年12月に雄の琉人(りゅうと:12歳)と共にインドから沖縄こどもの国に来園して以来、同園では繁殖を目指し飼育してきた。おととしの9月に琉花のホルモン量から妊娠の兆候を見つけ、昨年2月に実施したエコー検査で妊娠を確認した。ホルモンバランスの調査や、性成熟、発情、交尾、出産までを記録した事例は国内でも初めて で、今後の繁殖計画に活用される。赤ちゃんゾウは、早ければ4月上旬より時間の制限を設けて一般公開する予定となっている。

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インドゾウの琉花と赤ちゃんゾウ(写真提供:沖縄こどもの国)

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