中学生の意見を市政に反映

沖縄市こども議会開催

 中学生が議員となって市長や市幹部に質問をする「沖縄市こども議会」が8月20日、沖縄市議場で開催された。
 本議会は、身体的・精神的・社会的に成長過程にあるこども達が社会の成員としてまちづくりに参加し、その生活に関連する意見を表明するとともに、地方自治の仕組みを学ぶ場として開催され、市内8中学校より選出された24人の生徒が参加した。
 こども議員達は6月から活動を開始し、議会の傍聴や実際にまちを歩いてみて調査を行い、勉強会や研修を重ねこの日の本番を迎えた。
 本議会では、まちの活性化や図書館建設、防犯、環境美化など様々な質問や提案が行われ、「シャッターが閉まったお店には、若い世代向けの時代に合わせたお店を出店してはどうか」「災害時の避難所の周知活動として、各避難所を回るスタンプラリーのイベントを開催してはどうか」など中学生ならではの視点で提案が行われた。

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より良いまちづくりに向け、質問や提案をした

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議場で記念撮影

これからもがんじゅうで

敬老の日 100歳を祝う

 敬老の日の9月15日、高原在住の安里春子さんが百歳を迎えることから親族が集まり長寿を祝った。祝いには桑江市長や小浜市議会議長も訪れ、安倍内閣総理大臣からの祝状と記念品、仲井眞知事からの手紙、市からの祝金が贈られた。
 春子さんは大正4年1月10日にハワイで出生。その後、沖縄に渡って結婚し、二人の子をもうけるが第二次世界大戦により夫、娘と死別。息子の公作さんを日夜働いて育てた。現在は孫4人、曾孫8人に囲まれ穏やかな日々を送っている。耳は遠くなったが健康で、パズルや手作業を好み、毎日欠かさず新聞も読む。食事に好き嫌いはなく、好物の肉は家族の誰よりもたくさん食べるそうだ。長生きの秘訣を尋ねられると「のんびりと日常を楽しむこと」と答えた。
 市では今年度、37人が100歳を迎える。

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長寿を祝う親族らに囲まれる春子さん

五穀豊穣を祈願

知花でウフデークが行われる

 旧暦の8月15日(9月8日)に五穀豊穣を祈願して知花公民館で奉納舞踊のウフデークが行われた。
 この日は、区長とウフデークの踊り手の代表が知花女龍殿内(ヌンドゥルチ:屋号)と呼ばれる家で神様にウフデークを行う報告をし、午後には仲大屋(ナカウフヤ:屋号)に納められている獅子を出して水で清めた。清められた獅子は反時計回りに7回半回り、その後ウフデークの踊り手達と共に公民館まで道ジュネーした。
 公民館のホールに着くと知花花織の衣装を身に着けた約30人の踊り手が太鼓や四つ竹(よつだけ)、扇子を持ち輪になりウフデークの曲、12曲を歌いながら踊った。
 知花公民館には、地域に残る伝統行事を一目見ようと多くの見物客が訪れた。

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輪になり太鼓を叩きながら歌い踊る

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